自分で適職診断をする方法

会社の選び方

 

わたしは社会に出てから適職に就くのに、9年くらいかかりました。

 

最終的に適職に辿りつきはしましたが、それまで転職しては

『あっ、これは合わない』

と言って辞めるのを繰り返していました。

合わない会社の時は、駅から会社に歩くまでずっと『やめたいやめたい』と思っていました。

適職に就いてからは三輪車からからスポーツ自転車に乗り換えたかのように、楽に進む人生になりました。

わたしは順当に立場が上がっていき、会社で大量の履歴書を見る機会がありました。

そこでどういう人が何の仕事で成果を上げられたのかを考察しました。

 

正確な適職診断をするには、まず自分が何者なのかを知るところから始まります。

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適職診断は、人格診断から始める

適職というのは、自分の人格に合った仕事のことです。

 

わたしはフリーターで様々なバイトをして、自分の内向性を認識していきました。

接客の要素がある仕事では、ひどいダメージを負い劣等感を抱きました。

苦手から逃げて正反対の方向性の仕事をしていく内に、適職に辿り着きました。

人格診断で自分を知っていたら、いちいちヒドイ目に合わずに済んだはずです。

 

診断をやった事がある人もいると思いますが、人格診断から解説します。

 

エゴグラムやビッグファイブ

 

人格診断は様々なものがありますが、5つの指標の高低であらわすものがオススメです。

 

エゴグラムとビッグファイブは似たもので、ビッグファイブはアメリカのトップクラスの大企業が、社内のチーム編成に使っています。

 

エゴグラムの方が本や診断サイトが多いので、ここではエゴグラムを使って適職を探す方法を解説します。

 

 

適職ではない仕事で地獄をあじわう

 

『内向的な人は、相手の意をくめるので、実は営業向き』

なんて言われますが、内向的なわたしがやったところ、地獄でした。

 

内向的な性格で営業をしたら地獄だった
『内向的な性格の人は、実は一流の営業マンになれる』 みたいな成功談がありますが、内向的な性格にも程度があります。 カフェさえ落ち着かないからテイクアウトにするとか、休日は外に一歩も出ない方が幸せを感じるとか、本物の内向的...

 

相手の意をくむのが得意でも対人コミュニケーションをするだけの瞬発力が備わっておらず、くよくよ悩むばかりでした。

 

自身の人格を細かく知る事で、自分専用の適職診断ができます。

転職しなかったとしても会社内で自分が力を発揮できる業務がわかるので、勝てるものだけをして実績を上げられるようになります。

 

実績さえ上げれば、嫌な仕事はしなくていい

 

自分の得意分野があいまいだと、変な仕事をさせられてしまいます。

わたしは書中見舞いの宛名シール貼りを数千枚させられたことがあります。

 

後の適職ではアナログな仕事を拒否するため、業務設計をしてアナログな仕事を消し去りました。

それが効率化につながり、自分の評価(年収)になって戻ってきました。

 

自身の能力を正確に把握し、得意な仕事だけをやって実績を上げれば、誰も変な仕事は振ってきません。

 

 

エゴグラムで人格診断

 

エゴグラムは、5つの指標の高低を組み合わせて、診断します。

 

その5つの指標を列記します。

・CP(厳格な父親):厳格・リーダーシップ・向上心
・NP(優しい母親):共感性・優しい・同情的
・A(独立した大人):論理的・客観的・情報
・FC(自由な子供):好奇心・行動力・感情的
・AC(顔色を伺う子供):慎重・従順・遠慮

 

次にわかりやすく特徴を説明するため、どれか一つだけ高い場合に、どういう人になるかを書いていきます。

CP(厳格な父親)だけが高い人

 

一言で言うと、ガンコ親父のようになります。

 

意志が強くてリーダーシップがありますが、他人の意見を受け付けません。

自身に向上心がある分、他人にも厳しくて説教をしがちです。

 

向上心の高さから与えられた仕事を必死に頑張り、ステップアップを目指します。

CPだけ高い人は、近寄りがたい雰囲気を帯びます。

 

逆に低いとゆるい雰囲気の人になり、仕事を任せるのが不安になります。

 

NP(優しい母親)だけが高い人

 

優しいお母さんをイメージすると、わかりやすいです。

 

NPが高い人は実際に優しく、自分の損得ではなく助けてくれます。

ただし自分にも他人も優しいので、認識の甘さが目立ちます。

 

共感をしてくれるので、他人に悪感情は持たれにくいです。

逆にNPが低いと、冷たい人になります。

 

A(独立した大人)だけが高い人

 

論理的な能力が高く、テストのように問いと答えが明確なものは得意です。

 

現代社会では有利な場面が多いですが、Aだけが高いと合理性を追求しすぎます。

 

世の中は非合理的な人も多いため、彼らの事を知らなければギャップが大きくて、意外と成果はあがりません。

Aが高すぎる人は、機械のような印象になります。

 

FC(自由な子供)だけが高い人

 

FCだけが高い人は、小学1年生の男子が暴れ回っているような人になります。

 

フットワークが軽いのですが、それはイスにじっと座っていられない事をあらわします。

人にフレンドリーなのは警戒心がないためで、良いことだとは言い切れません。

 

すぐに感情をあらわにするので、会社で騒いだりもします。

好奇心が強いので流行に敏感で、お金がないのに買ったりします。

 

AC(顔色を伺う子供)だけが高い人

 

ACだけが高いと、臆病な印象になります。

 

人の顔色を伺い、逆らう事を滅多にしません。

ただし気にしていないわけではなく、不満を溜めます。

 

ガマンが一定量を超えると、反抗やひねくれた態度をとります。

ネガティブに取られがちな気質ですが、細かい情報から危機を察知する能力は、サイバイバルに有利です。

 

ちなみにわたしはこのACが最も高く、人の顔色を伺ってばかりでした。

 

実際の職業に気質を当てはめてみる

 

CP(厳格な父親)は、厳格に法を執行する警察官をイメージしてください。

ポップなな警察官って、あまりいないですよね。

だから踊る警察官がいたら、珍しいので取り上げられます。

 

長年、警察官をした人は仕事からも気質が強化されて、CPの度合いが高まります。

 

NP(優しい母親)が高い職業の例

保育士のように、子供によりそう仕事をイメージしてください。

 

人柄的に柔らかく、で警戒心を持たれません。

経済性よりも、他人に優しくする方が優先されます。

 

保育とか介護が給与的に厳しいというのも、気質があらわれています。

 

A(独立した大人)が高い職業

システムエンジニアは、論理性が高い仕事です。

 

ただし、システムエンジニアでも機械よりのシステムを作るか、エンドユーザーである人に近い部分のシステムを作るのかで違います。

 

人に近い部分のシステムを作るには人の非合理性をくみとり、相手の行動パターンが考えられないと難しいです。

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FC(自由な子供)が高い職業

行動力が必要な仕事や、絵や音楽の仕事が象徴的です。

 

直観力が優れていて、感情を表現する能力があります。

ですがFCだけ突出している人は、私生活がハチャメチャで落ち着きがなかたりします。

 

会社でも行動力が必要な仕事は、FCの得意分野です。

 

AC(顔色を伺う子供)が高い職業

 

わたしはこのACが高いのですが、最も適しているのはヒキコモリなのではないかと思ってしまいます。

それではお金を稼げないので、わたしがやった仕事を紹介します。

 

人の顔色を見るというのは相手の動作を予測する事に通じるので、わたしは業務設計に活かしました。

 

AC型は協調性は高いのですが、これは我慢をしているからなので疲れを感じてしまいます。

疲れると一人の時間が必要になり、そこで回復をします。

 

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適職を選ばないとどうなるか?

 

アメリカでプロスポーツ選手が引退後に、破産をするケースが問題になっています。

これはFC(自由な子供)が高いために先の事を見据えないで、衝動的にお金を使ってしまうからです。

 

彼らは考えるより行動が先にきてしまうので、資金管理は向いていない仕事です。

ちなみに彼らと真逆なわたしは、貯金も得意です。

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経理の職に合っていなかった人

旅行とかフェスが好きで、プライベートではFC(自由な子供)が強く出ていた人がいました。

 

その人は経理の仕事をしては、短期間で転職を繰り返していました。

机に座って数字と向き合う仕事は、その人の人格を考察すると向いていませんでした。

 

その人はノルマがない仕事を選び、プライベートを充実させようという意図で経理を選んだのかもしれませんが、合わない仕事では遊ぶお金を稼ぐのも難しいです。

 

IT系の仕事が合っていない人

 

わたしはIT系が適職でしたが、新し物が好きなFC(自由な子供)の人を多く見ました。

 

しかしその人はあまりにFCが高すぎて、デスクワークが主体の仕事ができませんでした。

動けないのが苦痛なのか、無意識の内に手をワシャワシャしていたのを覚えています。

 

ITはシステムの要素もあるので、単に新し物好きでは務まらないです。

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人の行動がわからない人

 

同じ会社にA(独立した大人)が高い人がいました。

 

いい大学を出てシステムエンジニアをしていましたが、気が利かないためどうにも使い勝手のいいシステムが作れませんでした。

どれか一つの気質だけ高いと、クセが強すぎて支障が出ます。

 

複数の気質の組み合わせで、適職が決まる

 

わたしを例に、人格と仕事を解説します。

わたしの人格はCP(厳格な父親)とAC(顔色を伺う子供)が高く、FC(自由な子供)が低いです。

 

他は中程度でした。

論理性のA(独立した大人)は中程度でしたが、AC(顔色を伺う子供)によって細かい部分まで思考を繰り返し、論理性を補う事ができました。

 

AC(顔色を伺う子供)で業務フローを設計し、中程度のA(独立した大人)でツールを製作し、CP(厳格な父親)で社内の人たちに指示をする仕事ぶりでした。

ただFC(自由な子供性)が極端に低いので気分の切り替えができず、社交的ではありませんでした。

 

例えばユーチューバーに向いた人格

トップのユーチューバーに共通しているのが、FC(自由な子供)です。

 

しかしFC(自由な子供)だけの人は、トラブルを起こしたりして脱落していきます。

長く残る人は他にA(独立した大人)で戦略を立てたり、AC(顔色を伺う子供)で視聴者が欲するものを考えたりする人です。

 

論理型の営業職

 

平均年収が高いのは、キーエンスという会社の営業職です。

 

彼らの手法は細かく時間や数値が設定されていて、その通りに行動する事を求められます。

営業はFC(自由な子供)が求められがちですが、キーエンスを見るとA(独立した大人)の方が高いように見受けられます。

 

このように営業職と言っても個人宅を回るものと、技術系で法人を回るものでは適した人格は異なります。

 

万能な人は極わずか

何でもできる人がいたので人格診断をしてもらった所、五つの内4つの気質が高く、残る一つも中程度でした。

 

こういう人はどういう仕事をしても成功をしますが、恐らく5%くらいしか居ないと思います。

万能ではない人は自分の人格を知って一点集中する事で、成功の確率を上げられます。

 

万能でなくても、一つでも磨き上げれば成功できます。

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年齢によって変わる適職

 

人格・気質というのは、年齢によっても変化します。

 

例えば結婚して親になると家庭内での役割から

CP(厳格な父親)・NP(優しい母親)の要素が高まります。

 

フラフラしていた人に子供が産まれたら、急に真面目になることがあるのは、人格の変化のためです。

だから年齢や家庭内の変化で、適職も異なってきます。

 

若い頃は、職を転々としがち

 

若い頃に職が転々としがちなのは、自然なことです。

 

わたしの場合、年金の納付記録から調べたら20代は職を転々としすぎて、正社員歴が2年半しかありませんでした。

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若い頃は人格がしっかりと定まっていないので、適職はわかりにくいものです。

 

現在の職業予測はハズれる

 

気質に関しては、人間の事なのでいつの時代にも当てはまります。

 

しかしテクノロジーに関しては日々進化するので、未来予測がハズれます。

例えば、わたしが社会人になる頃は

 

『システムエンジニアは35歳までしかできない』

と言われていましたが、当時とはプログラム言語が違います。

 

今は部品を組み合わせるようにして作る物が多いので、35歳を過ぎたシステムエンジニアも沢山います。

 

自分で適職診断できた方がいい理由

 

何度も自分の人格を診断していく内に、他人を観察しても診断ができるようになります。

 

例えばCP(厳格な父親)が高い人というのはルールを厳格に守りたがるため、人に見られていなくても赤信号を守ろうとします。

 

自分が遅刻しない上に、遅刻した人を注意したりします。

他人の人格が診断できるようになれば、どういう人格が何の仕事で成功しているのかが分かります。

 

その仕事で成功している人と自分を照らし合わせれば、適職診断ができます。

 

人格診断が出来ると、会社の人に腹を立てなくなる

 

自分と違う人格の人と居ると、ギャップにイライラしやすいものです。

 

しかし違う人格の人と一緒にいるというのは、強みになります。

例えばわたしはFC(自由な子供)が低いので、高い人の事を

 

『騒がしい』

『無駄が多い』

 

と不満を感じやすいです。

 

ですが彼らは人と会う事を厭わないので、会社の対外的な折衝を任せられます。

おかげでわたしは社内の仕事に専念できました。

 

人格を理解すると相手の行動原理がわかるので、腹を立てる事が少なくなります。

会社でムカつく人にキレた時と、我慢した時の結果の違い
わたしは小さい事でクヨクヨ悩んだりする方ですが、そのおかげで過去の細かい事を覚えていて、こうして経験を書くことができます。 会社でムカつく人がいた場合に 『キレた方がいいのか・我慢をした方がいいのか?』 ...

 

自分でやればキメ細かい適職診断ができる

 

普通の適職診断でザックリと

『料理人』

と出ても、正確とは限りません。

 

例えば頑固な蕎麦打ち職人ならCP(厳格な父親)が高くて、妥協をしない麺打ちができる人が向いているでしょう。

 

しかし愛想のいい小料理屋だったら、NP(優しい母親)の要素が必要です。

自分で適職診断をする事で、細かい差異を埋めて、正確な結果を出せます。

 

適職診断が出た後の戦略

 

適職診断が出た後に、その職業を目指して転職をすると思います。

 

一回目の転職で競争率の高い会社に入るのは、なかなか難しいものです。

そういう場合は小さい規模の会社に入って、実績を上げてから挑戦する道があります。

 

小さい方が自分の裁量も大きいので、実績を上げやすいです。

実績と言うと難しいように聞こえますが、作業時間を短縮するだけでも充分に実績と言えます。

中途入社から給与所得が年収1000万円超えるまでの転職歴
前回は、フリーターから中途入社で正社員になった所まででした。 就職してもミスマッチで、転職を繰り返して足踏みが続いていました。 犯罪者が捕まった時によく言われるのが、 『犯人は職を転々・・・』 という言葉です...

 

適職なら上達が早い

 

適職にハマると、何年もやってきた人をすぐに超えられます。

 

先輩や上司と言っても、適職でない人が教えるやり方は無駄が多いです。

それをすぐにひっくり返すと、反感を持たれるので密かに変えていきます。

 

誰にも教えられずとも、最適解を出せるのが適職です。

 

 

失敗を否定的に捉えない

 

転職の途中で失敗しても、絶対に

『ダメだ』

とは思わない事です。

 

失敗をしたら事故原因を究明し、

『失敗のルートを一つ潰して、賢くなった』

と前向きに捉えてください。

 

こうしないと本当にダメな自分だと思いこんでしまい、何もできなくなってしまいます。

自己暗示っぽいですが賢くなったと思っていれば、そのうち自分には価値があるんじゃないかと思えてきます。