適職診断は会社選びのカーナビみたいなもの

会社の選び方
適職って、全然わからないんですが・・・
適職 = 自分の人格に合った仕事の事です

 

学生時代、デスクに座るような仕事は一日中なにをしているのかナゾではなかったですか?

 

社会に出る前は仕事の事をあまり知らないし、自分の人格も基準がよくわからなかったのではないでしょうか?

仕事も自分の人格もわからない会社選びは、当然ミスマッチの就職が多いです。

 

わたしもワケが分からず就職・転職をして、疲れてボロボロになっては辞めて寝まくっていました。

 

デタラメな転職を繰り返す内に、手探りで適職に滑りこむことが出来ました。

自分の経験から言えるのは、転職を繰り返す人はミスマッチが多くて時間を浪費しているということです。

 

この無駄を減らすためのツールが適職診断です。

※アフィリエイト記事ではなく、経験を書いています。 ⇒ 経歴

 

適職診断は会社選びのカーナビみたいなもの

やりたい仕事すらわかりません
自分の人格に方向性を決めてもらいましょう

 

適職を知らない人は不惑の40代を越しても規則性のない転職を繰り返します。

普通は人格が定まっていない若い頃に転職を繰り返す傾向がありますが、適職を知らない人はいつまでも定期的に職を変えます。

 

 

しかも歳をとるにつれて、一つの会社に在籍する期間が短くなっていきます。

若い頃には仕事に自分を合わせるという柔軟性がありますが、歳をとって自分の人格が固まると、仕事に合わせられなくなります。

 

だから適職以外の仕事は短期間になってしまいます。

会社選びで迷う人をカーナビのように案内するのが、適職診断です。

 

 

ですが診断結果の職種をそのまま採用するより、方向性の参考程度にした方が良いと思います。

人生の決断は自分でしないと、中年あたりに後悔の念が押し寄せます。

 

人格の欠点を適職に活かす

臆病なところを治したいです
無理に変えるよりも、特性として活かして収入につなげましょう

 

臆病でくよくよ考えるという人格(性格)の人は、克服しようとするのではないでしょうか?

しかし、臆病さのように深く生存に関わるような人格は変わらないと思った方が良いです。

 

わたしは臆病な性格を変える本を何冊も読みましたが、結局は変わりませんでした。

否定するよりも、自分の臆病さを認めて活かす事を考えた方が実利に繋がります。

 

内向的な人の職業は、人の行動を読むものがいい理由
内向的な人は、他人の顔色を伺う癖がついています。 ごく微細な変化を感じ取って、相手が気分を損なわないよう地雷を避けるレーダーが備わっています。 気が小さくて嫌だと思うかも知れませんが、これが仕事の面では強みになります。 ...

 

臆病と言うのは、危険・トラブルを予測する能力に繋がります。

この未来に潜む脅威を事前に感じ取り、それが起こらないように仕事を組むというのは、合理性が評価される現代に合った人格です。

 

それに行き当たりばったりの業務より、合理的な仕事の方が収入が高いです。

 

楽な仕事とは、適職のこと

楽な仕事がしたいです
時間を忘れるほど楽な仕事は、人によって全く違います

 

人によって楽しいと思う映画が違うように、楽に感じる仕事も人それぞれです。

 

内向的の人は涼しい室内で一日中デスクの前で仕事をしても苦になりませんが、感情型の人は閉じ込められた獣みたいにパニックになります。

 

時間的に短くて楽だと言われる仕事でも、合わない仕事だと長時間に感じて苦痛です。

適職だと趣味の一つになるくらい、自分から進んで作業をしたくなります。

必然的に給料も高くなり、楽なのに高収入という仕事になります。

 

 

適職ではなかった人の例

 

わたしの適職だったIT系は、新しもの好きの人が集まりやすい仕事です。

だから間違って入ってきてしまう人も多かったです。

IT系に合わないパターンの典型は、考える前に行動をしないと気が済まない人でした。

 

彼らは泳ぎ続けないと生きられないサメのように、常に動き続けるのですがミスが桁違いに多かったです。

そういう人は複雑なパソコン作業がない、人事採用や広報に回されました。

 

しかしそこでも衝動的な行動が抑えられず、せわしなく動くもののミスが多くて辞めていきました。

採用する会社も問題ですが、本人もデスクワークが合わない事を自覚していれば、無駄な転職は抑えられました。

 

自分の人格はどうやって決まる?

そもそも、人格はどうやって決まるの?
あなたの先祖や、子供時代に生き延びた処世術が人格になります

人格は遺伝と家庭環境で決まります。

慎重さで生き残った先祖の人もいれば、行動半径を広げて生き残った先祖の人もいます。

生き残りのために必要だった気質が、今のあなたに引き継がれています。

 

それらの遺伝が根っこにある上で、成長過程の家庭環境によって人格が肉付けされていきます。

子供時代を生き延びることができた身の振り方が、人格の一部になります。

 

遺伝で自分にあった仕事を考える【20年の職歴】
このブログを書くにあたって、無駄に職歴が多いわたしのデータが役に立ちました。 20代でお試しの仕事の繰り返しだったことで、様々な種類の仕事や社員の質のデータが集まりました。 後年に管理職・役員になっていくに従い、...

 

人格というのは年齢によって変化する

 

核になる人格は変わりませんが、表層的な人格は変化します。

仕事の時だけ変化したり、結婚をして家庭の中の役割によって変化したりします。

 

臆病でなかなか実力を発揮できない人も経験を重ねて自信がついてくると、慎重さがありながらも課題を解決する行動力が備わります。

10代の頃に荒れていても、親の役割を与えられると仕事にも責任感を持つように変化する人もいます。

 

だから二十歳そこそこの適職診断で一生がわかるわけではないので、数年ごとにやり直す事をオススメします。

 

転職をしないまでも、年齢に合わせて仕事の仕方を変化させる事は可能です。

歳をとっても若い頃と同じような仕事の仕方をするのは、中年でギャルファッションをするみたいなものです。

 

 

性格なんて気の持ちようで変わる?

 

例えば自分の事を臆病だと思っている人は、明るい人に自信満々で

「性格なんて気の持ちようだよ!」

って言われると、何となくそうなのかなと思ってしまいます。

 

しかし実際には違います。

変化をするとしても歯の矯正と同じように、環境によって圧力が長期間加わった時です。

第一、自信満々の人が人格的に成功しているわけではないので、同じようになる必要はありません。

 

明るくて自信満々の人は成功者か?

明るくて自信満々の人は人生の前半で目立ち、成功した人っぽく見えます。

しかし勢いだけで反省のない行動のツケは、35歳を過ぎたあたりで出てきます。

 

行動が早いのは事前準備や予測がないからで、気持ちの切り替えが上手なのは裏を返せば反省しないので、失敗を繰り返す事に繋がります。

 

このタイプが大きな失敗をして、それまでの自信がウソのように卑屈な人間になるのを見てきました。

対して臆病な人は失敗の経験を蓄積して、徐々に正解に近づいていくので仕事の精度が上がっていきます。

 

人生の前半戦で差をつけられても問題ありません。

あなたが上手にやれる仕事は、必ずあります。