転職がうまくいかない時にやること

転職の決断

 

年金納付の履歴をみると、わたしの職歴は結構まばらでした。

 

長いと1年くらい無職期間がありましたが、当時は転職がうまくいかないとは考えませんでした。

不採用になっても凹む隙を作らず、結果として後に年収1000万円以上になる適職に就けました。

 

いろいろな事に遠慮がちなわたしですが、

転職だけは図々しく考えていい

と思っています。

 

転職がうまくいかない時の精神状態は、昔の人が狩りが上手くいかなかった時と同じです。

 

飢える事を予想し、エネルギーの消費を抑えるために行動は消極的なり、神経は鋭敏になります。

 

体が生存モードに切り替わってしまいます。

このモードに入ると、

 

『とりあえず入れる会社に入る』

 

というその場しのぎの選択肢を選んでしまいます。

生命維持を第一に考えて、誰でも入れるようなダメ会社を選んでしまいますが、後に必ず後悔をします。

 

転職で一段上の会社に移るためには、うまくいかなかった時の過ごし方が重要です。

 

転職がうまくいかない時にやること

 

転職がうまくいかない時に発生したストレスは、正しく使えば次の行動の原動力になります。

 

しかし『怯え』に入ってしまうと、次の面接も失敗する確率が上がってしまいます。

 

『怯え』の状態にならないようにするため、転職がうまくいかない事を

 

『失敗』

 

だと捉えない事です。

これで有効だったのは、採用面接で落ちても

 

『本当に入るべき会社の面接の予行演習』

 

だと思うようにする事でした。

実際の転職において、心底

 

『あの時、落ちて良かった』

 

と思える経験をしました。

 

落ちた会社とは縁がなかったし、落ちてよかった

 

わたしの経験では、落ちた会社はどこか嫌な雰囲気が漂っていました。

 

例えばゲームの会社を受けた時に、面接官と現場の人がいて、現場の人の態度がすごく悪かったです。

 

(感じが悪い人だな・・・)

 

と思いましたが、我慢して謙虚に面接を受けました。

結果、不採用でした。

 

第一志望だったので非常に残念でしたが、後にその会社はパチンコ会社に吸収されました。

パチンコ業界は入りたくない業種だったので、採用されなくて助かりました。

 

その会社の次に受けたIT業種の会社に採用され、自分の適職に出会う事ができました。

 

IT系の中でも転職してステップアップし、スマホゲームの制作・運営もする会社に携わる事ができました。

 

塞翁が馬の逸話のように悪いと思った出来事も、大きな災難を避け最良の結果を得るための過程でした。

 

大事なのは次の採用試験に備えること

 

採用試験に落ちると、自分を責めて自信喪失してしまいます。

 

落ちた原因を探るのは大切な事ですが、その作業は自分への信頼を失わないようにしなければなりません。

 

その時に有効なのが、事故調査委員のように客観的に落ちた原因を究明する事です。

 

『落ちる事はありえる事だから、原因を究明して次に備える』

 

という前向きな気持ちが、自信喪失を防ぎます。

事故原因の究明 という認識だと、客観的に事実関係だけを追う事ができ、冷静に考えられます。

 

面接の成功法則

 

最長で1年くらい転職がうまくいかなかった

 

この原因のほとんどは、気持ちの問題でした。

 

チャレンジする前から落ちた時の心配をして気疲れし、1社落ちたとしても5社落ちたくらいのダメージを受けていました。

 

そんな感じなので、ダメージが回復されるまで次の応募はしないで、ダラダラと1年くらい転職活動をしてしまいました。

 

『面接が失敗するのは、他に入るべき会社があるから』

 

という事を、もっと早く知っていれば時間を無駄にしないで済みました。

 

 

一発逆転は狙わない

 

わたしは自分の適職の業界に入る時、最初は雑居ビルの一室にあるような会社に入りました。

そこしか入れなかったからです。

 

ですがその会社で実績を上げると、付き合いのある会社から声がかけられるようになりました。

そこからの転職では、履歴書を書く必要がなく、楽になっていきました。

 

希望の職種で、難易度が低い会社

というのが、わたしの人生では突破口になりました。

 

転職がうまくいかない時は、働いている姿を想像する

 

転職がうまくいかない時は、自分が働いている姿を想像すると焦りがなくなります。

 

次の仕事が決まらない恐怖心は、気持ちの問題にすぎません。

 

気持ち=脳の事で、脳を騙せば焦る気持ちも抑えられます。

自分がその仕事をやっている所を想像するのは、くだらないと思うかも知れませんが効果があります。

 

頭では既に入社して仕事をしている想像を繰り返すと、採用面接での緊張もしなくなります。

 

これと似たような事をスポーツ界がイメージトレーニングとしてやっています。

身体を使うスポーツでもイメージトレーニングの有効性は証明されています。

 

途中経過だと思えば希望が湧く

 

底辺の状態にいても、自分の居場所だと確定させなければ絶望を感じなくて済みます。

 

仮住まいのような気持ちで、次のチャンスを待ち構える事ができます。

 

フリーターで15万円以下の生活を経験しましたが、そこで居場所を確定させずに転職を繰り返して、30代で1000万円を超える事ができました。

 

特別な技能がないわたしでも可能だったので、途中で腐らなければ誰にでも起こりえる事だと思います。

転職は割と上手くいく

 

転職がうまくいかない時にうつになる理由

 

転職がうまくいかない原因を、自分の人間性に求めてしまうと答えが出なくなります。

 

漠然とした失敗の認識では答えに辿り着かず、ずっと失敗の事を考え続ける事になります。

 

人間は繰り返し考え続けると、その情報が通る回路が太くなります。

自動車の運転に慣れると無意識の内に操作できるのと同じで、転職の失敗を無意識に再現してしまいます。

 

何度も失敗をして、更に悲観的な未来しか浮かばなくなるため、うつになってしまいます。

うつというのは、人間の防衛反応です。

 

うつになってしまったら

 

脳に安全な状態だと教える事です。

 

うつの状態だと薄暗い部屋でジッとするのは、野生の時代に危険を回避して洞穴に逃げ込んでいた事に由来します。

 

だから太陽の下、広い公園でくつろぐ事で、脳に安全な状態だという事を刷り込みます。

うつで外出したくない気持ちが強くなるのは、外が危険だと思うからです。

 

その気持ちに反して外出する事は疲れますが、人の少ない公園から徐々に慣れさせて安全な経験を積みます。