社会人になってからも実家暮らしだと根拠なくけなされる事がありましたが、見栄を張ってひとり暮らしをしないで正解でした。
一人暮らしをしていたら家賃で消えるお金を、勉強や転職用の費用に充てられました。
実家だったので無職で焦って変な会社に就職入ったりせず、30代で年収1000万円に達することができました。
親が飼っていた犬に癒されて、それでまた月曜から仕事ができました。
ただ家の中では、犬に下位ランクに見られていた感はありました。
ここでは「実家暮らしだとマザコンだと思われる」みたいなフワッとしたものではなく、現実的な経済状態を中心に書いていきます。
※アフィリエイトに誘導する記事ではなく、実家暮らしを選択した経験談です。
一人暮らしの自由より実家暮らしをとった結果
わたしは借上社宅制度(自分でマンションを選べる)で会社の近くに住むまで、30代前半まで実家で暮らしていました。
職が定まらなかった20代の頃は、実家暮らしのおかげで変な会社にしがみつく必要がありませんでした。
その結果、転職で適職に就けて30代で年収1000万円に到達して、40代で100歳以上までの生活費が貯まったので早期リタイアしました。 ⇒ 経歴
今は昼寝をしながら、このブログを書いています。
実家暮らしだと結婚できない?
わたしは独身ですが、それは実家暮らしが長かったせいではなく、生来の性質のせいです。
同棲までは経験しましたが近距離で感情をぶつけられる生活は、心の鼓膜が破れてしまうみたいでわたしには無理でした。
街中でも激しい感情をあらわにしている人を見ると、胸がしめつけられます。
つい最近も散歩中に電話で叫んでいる人を見かけ、10分後に再びそこを通ったらまだ同じトーンで叫んでいる人がいました。
『吸引力が変わらない、ただ一台の掃除機』のキャッチコピーみたいに、『言葉の排出力が変わらない、ただ一人の女』が頭に浮かびました。
この感情をぶつけられている相手がいると思うと、いたたまれないです。
わたしはそんな性質なので、一人暮らしをした後でも結婚をする気になりませんでした。
一人暮らしを焦る必要はない
一人暮らしをしたら自立と考えるのは、外部環境によって左右される外向型の人の思考だと思います。
わたしは内向型なので住環境に左右されにくいため、コツコツと経済力をつけていきました。
人生の前半戦で急いで一人暮らしをしても、人生の後半で立ち行かなくなったらまったく無意味です。
画像:FNNプライムより
特に人口が減少期になって、年金の先行きが不透明な段階に入ったので、必然性のない一人暮らしは将来の苦労につながります。
わたしは今、お金があって本当に良かったと思っています。
実家暮らしだと何がダメなの?
付き合った相手に、実家暮らしを嘲笑されました事があります。
相手の家族にも、『一回も一人暮らしをしていないのはヤバい』
と言われました。
けど相手は身の丈に合わない買い物で貯金がなく、その方がヤバいと思い付き合いを断りました。
彼らが『ヤバい』という根拠はテレビで言っていたからとか、その程度のことです。
実際は彼らの方がヤバい人で、負債のツケをこちらに回してこようとしたので逃げました。
実家暮らしだと家事能力がないと思われる
20歳で社会に出てから、実家の部屋は使っていたものの、家事は全て自分でやっていました。
掃除や洗濯も自分でやってたし、家事能力は普通にありました。
会社の徒歩圏内のマンションに一人暮らしをした時も、何も困る事はなかったです。
家族の分の家事をするのは大変かもしれないですが、自分一人だったら大した分量ではありません。
一人で住むようになってからは、洗濯機なしで生活しています。
住み込みの仕事も苦労せず
20代前半の頃、計1年ほど住み込みのバイトの経験があります。
バッグ一つで行って住み始めましたが、大変さは全くなかったです。
ひとり暮らしもこれと同じで、別にスキルが上がったりするような試練ではありません。
ひとり暮らしのお試しをしてみたかったら、敷金も礼金もいらない住み込みのバイトで十分です。
住み込みを経験しておくと、リストラにあっても食と住まいには困らない安心感が得られます。
ムダに一人暮らしをするより、得るものがあると思います。
実家暮らしだと甘える?
前述の通り家事は自分でやっていたし、経済的にも親に負担はかけていません。
他人に払う家賃が無い分、わたしにも親にもメリットがありました。
やたらと社会人の一人暮らしを勧めるのは、不動産業界の影響を受けた人ではないでしょうか?
業界としては家族がなるべく分散してくれた方が、戸数がさばけて儲かります。
『子供部屋おじさん』とかのキャンペーンをされようが、相手にしないでください。
他人に嘲笑されようが、大事なのは自分が経済的に困らない事です。
一人暮らし煽りを無視する
普段はエコだとかで庶民を叩くコメンテーターが、同じ口でエコになる実家暮らしを叩きます。
コメンテーターの主張に一貫性がないのは、そういう仕事だからです。
公共のお金に頼らない社会的自立と、実家から出るというのは全く別の問題です。
むしろ変なコメンテーターの言葉を信じる方が、自立をしていないのではないでしょうか?
独立心が育たない?
実家暮らしだと、社会人として独り立ちしていないと思われがちです。
ですがわたしは個人商店で独立して、後に共同出資で株式会社を設立しています。
共同出資の時の資本金もまた、実家暮らしで貯金があったから出来たことです。
個人商店を撤退した時は、実家があったおかげで再起が図りやすかったです。
人生が詰まなかったので再び稼ぐ事ができて、早期リタイアする事ができました。
大事なのはお金に困らない事
一人立ちとは一人暮らしの事ではなく、食うに困らない大人になることではないでしょうか?
住む家を変えたところで、それが一人立ちと言えるでしょうか?
親がお金を出して一人暮らしさせている人が、近所に迷惑をかけて実家に戻されるケースを見ると、一人暮らしでは精神の未熟さは治らない事がわかります。
未熟な段階で経済的にムリして一人暮らしをしても、中身が追いついていなければ無意味です。
わたしはひたすら自分で稼げるようになるまで、実家で暮らしながら仕事の能力につながるお金の使い方をしました。
それが稼ぐ力に繋がり、満を持して一人暮らしをする事ができました。
自分を甘やかさなければいい
わたしは家主に家賃を払う代わりに、自分に投資をしました。
その中にはスポーツジム通いも含まれます。
結構キツめのトレーニングをして、体を鍛えていました。
実家暮らしでも全然、甘えているように感じなかったのは、会社帰りのジム通いも一因です。
筋力と脳の関連性は最近よく言われていますが、筋トレも仕事力を鍛えてくれます。
実家で犬と暮らす
一人暮らしで犬を飼うのは難しいですが、実家だったので柴犬がいました。
毛が生え変わる換毛期を手伝ってあげると、毛筆の先くらいゴッソリ抜けてビックリしました。
そんな非日常的な瞬間があるだけでも、家が寝るだけの場所ではなくなります。
犬と見つめ合うだけで幸せホルモンが出るらしいですが、わたしも犬に回復してもらっていたところがあります。
実家を出たくなる理由
年頃の若者が実家を出たくなる理由って、異性関係ですよね?
自分の家庭を築く準備段階みたいな感じで、家を出たくなるのではないでしょうか。
わたしが同棲した時は一人暮らしの相手の部屋を使い、わたしの実家の部屋はそのまま残っていました。
逃げる場所があったから交際を解消したのかも知れませんが、ムリして結婚しても我慢の限界を迎えていたと思います。
修羅の道になってでも結婚をしたい人は、実家というセーフハウスを絶って、不退転の決意で男女交際をしてはどうでしょうか?
最高の一人暮らしの環境
今、早期リタイアをして自由なのですが、ゴミの日時に縛られています。
高層マンションに住んだ時、各フロアにゴミ捨て場があって、分別さえすればいつでもゴミが出せて便利でした。
ゴミのわずらわしさがなくて、完全に自由な生活でした。
日曜の夜にオートロックのインターフォンを押すN○K(公共放送)さえ無視すれば、誰にも生活を邪魔されません。
意味のある一人暮らし
ここぞと思う会社に入ったら、徒歩圏内に住んで電車通勤の時間をゼロにするのはオススメします。
朝一の仕事が通勤のストレスなく始められて、夜もストレスを回復する時間が生まれます。
通勤ゼロにするのは仕事への投資と言えるので、無駄な出費ではありません。
ですが若くて転職しやすい時は引っ越し貧乏になってしまうので、ここぞの会社だけにしてください。
家にいくら入れるのか?
わたしは世論に流されて実家暮らしの時は3万円くらい入れていましたが、もったいない事をしました。
炊事洗濯は自分でやっていたし、親が貧困に喘いでいたわけではないので、本当は1万円くらいで十分でした。
各々の家の事情で決める事を、世間一般で決める必要はありません。
大事なのは自分の人生なので、実家で十分に力を蓄えて地位や年収を上げていってください。
まとめ
・実家でも家事をすれば甘えじゃない
・浮いたお金を自分に投資する
・他人の批判は気にしない