コンビニのバイト経験を、就活で自己PRに使う方法

面接の不安を解消する

 

コンビニのバイト経験を美化して、就活の自己PRにつなげる方法を書いていきます。

 

バイトばかりの職歴であっても、少しのテクニックで見栄えをよくすれば何とかなります。

例えばわたしはIT広告業界の会社に就活した際、現像所でフィルムの集配をするバイト経験を美化して説明しました。

 

バイクに乗って気楽そうだから選んだバイトでしたが、集配ルートに出版社も含まれていたので、

『マスメディアに興味があってやっていた』

という自己PRにつなげて採用されました。

 

バイトの中で最も話を膨らませることができるのは、業務が多岐に渡っているコンビニのバイトです。

それに日本のコンビニはシステムとしても世界一です。

 

ちなみにわたしはコンビニの仕組みを勉強して、ネット広告の会社で活用したら二年くらいで年収800万円になりました。

⇒ 経歴

 

コンビニのバイト経験を、どうやって就活に活かすのか?

 

コンビニはただの接客業ではなく、世の中のほとんどの仕事に関連している幅広い業種です。

コンビニで経験でアピールできる事は

①幅広い客層への対応

②クレーム処理

③人員マネージメント

④マーケティングリサーチ

⑤システム設計

⑥完成された物流

 

接客から物流・デスクワークまで何でもあるので、就活で目指す業種に合わせて深堀します。

 

コンビニのバイトで嫌な経験が多かったかもしれませんが、そういうものが後の収入につながったりします。

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コンビニは世界一の業種

 

コンビニの原型を作ったのは、フランチャイズ大国のアメリカです。

しかしミニスーパーのようなもので掃除のモップの絞り方とかがマニュアル化されているだけで、販売システムに関する事は何もありませんでした。

 

 

現在のコンビニのように商品の販売情報を一品ずつ集計し、売る技術(マーケティング)を練り上げていったのは日本です。

 

Amazonが似たような事をやっていますが、それより前に実店舗で完成させたのがセブンイレブンです。

レジの作業と同時に売れたアイテムのデータを集めて、分析して販売増につなげています。

 

 

アメリカにライセンス料を払って始めた日本のセブンイレブンが、アメリカの本家運営元を買うまでになりました。

 

セブンイレブン以外のコンビニのバイト経験なら、『コンビニのシステムを学ぶと同時に1位のセブンイレブンと比べて足りないものを知りたかった』とか言えます。

 

就活では優秀な弁護士のように、何でも理由をつけて美化して説明してください。

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アピールする時はドヤ感を出さない

 

コンビニは世界一の業種なので、それに携わっていた事を説明すれば面接では強いPRになります。

 

ですが気を付けるべきは、説明する時にドヤ感を出さず

面接官が『自分で逸材を発見した』と思わせる流れにします。

 

コンビニの説明に関して面接官がついてこられるくらいの情報量にして、彼らの自尊心を砕かないようにしてください。

 

スゴイと言わないで、コンビニのスゴさを説明する

 

コンビニの説明に限らず、就活ではできる限り

『スゴい』

という言葉を使わないようにします。

 

他の人が使っているのを聞くとわかりますが、『スゴい』という言葉はそこで話が終わってしまう陳腐な表現です。

 

例えば相撲取りをコメンテーターに起用すると、何のVTRを見せても

『スゴいねぇ』

しか言いません。

 

彼らは相撲を取るのが本業なのでコメントが上手くなくても大丈夫ですが、面接では『スゴい』を避けましょう。

 

 

コンビニの『幅広い層への接客』

 

コンビニの店舗は社会性のない人間も入ってこれるので、チューニングを合わせるのが大変です。

コンビニのバイトを選んだ理由として

 

「自分の幅を広げるために、あらゆる層のお客様がくるコンビニのアルバイトを選びました。
年齢も職業も全く異なるお客様が、どのようなサービスを求めているのか・・・」

 

こんな風に、自分の向上心を散りばめてアピールしてください。

 

間違っても

「コンビニは人間動物園なので、獣みたいな客も来ます」

とは言わないで下さい。

 

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エピソードに強烈なインパクトを混ぜる

面接官を揺さぶるために、バイト中にあった強烈なエピソードをかませてください。

 

わたしがコンビニで客として見た光景ですが、コンビニは何でもやってくれると思っている初老の男性が

「そこの(休日で閉まっている郵便局) 局留めで郵便が届いているんだけど、コンビニで受け取りたい」

 

と店員に要求していました。

 

コンビニ店員が郵便局の合鍵でも持っていて、開けて取ってこれると思っているんでしょうか?

店員に断られても初老の客はしつこく言えばOKしてくれると思って、ずっと粘着していました。

 

この非常識な客の応対をした話の後で、あなたは不満を言わず

「どうやってお客様に納得してもらえるのか考えられなかったので、反省材料として今も記憶にとどめています」

みたいな聖人っぽい事を言ってください。

コンビニで出会った嫌な人間を、あなたの引き立て役に使います。

 

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『クレーム対応』

 

コンビニのクレーム対応の経験は、企業のカスタマーサポートの仕事などに使えます。

 

専門の部署だけでなくとも、人間の問題を解決する能力は会社のいたるところで重宝されます。

悔しい思いは面接官もそれなりに経験しているので、共感が得られやすいです。

 

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人員マネージメント

 

アピールの場では苦労したことを、『いい経験になった』という話にします。

 

コンビニのアルバイトでは人員の入れ替えが早いので、すぐに仕事を教える立場になると思います。

これを就活では『人員マネージメント』の経験にしてしまいます。

 

ただ一つだけ気を付けるべきなのが、面接官に生意気と思われないようにする事です。

 

謙虚にして損はない

 

わたしはフリーターと無職を6年ほどやりました。

 

なのでアルバイトが軽く見られる事は意識していました。

 

アルバイトで後輩に指導したことを

『人員マネージメント』

と言ったら、面接官はきっと、(バイトレベルで何を語っているんだ?)と思うはずです。

 

だから

「社員の方のマネージメントとは質が違いますが」

という言葉を冒頭に入れます。

 

屈辱かも知れませんが、これを飲み込む事がステップアップにつながります。

うっぷんは、入社してから晴らせばいいのです。

 

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教育のネタは共感を得られやすい

 

面接官も自分の会社で、部下や後輩を教育した経験があります。

その時にかなりの確率で苦労をしています。

 

部下に同じ事を何度教えても忘れる上に、本人はメモをとらないとか。

実際、どう教えても向上しない人はいます。

 

そういう経験は大抵の面接官にもあるため、共感させてしまいましょう。

 

「メモを取らない人に、店のノートとペンを買い取って与えました。

わたしが教えるのが至らない分、そういった姿勢を見てもらって、本人に意識を・・・」

こんな風に、涙ぐましい努力を訴えます。

 

 

会社は上に立つ人が欲しい

 

会社が欲しいのは作業をするだけの人より、課長・リーダー職になれる人です。

会社はそういう人材に苦労しているので、バイトで少しでも人の上に立った経験があればそれをアピールしましょう。

 

上に立つのはめんどくさそうと思う方もいるでしょうが、やってみたら意外と簡単だったりします。

 

 

わたしはリーダータイプの人間ではないですが、仕事を組み立てる事が得意だったために上の立場になっていきました。

自分が得意なことをしていたら、30代で1000万円の大台を突破しました。

 

『マーケティングリサーチ』をPRする

 

『マーケティングリサーチ』というと難しく感じますが、コンビニで常日頃やっている事です。

 

商品がどの層にどれくらい売れているのかをリサーチするために、レジでやっている事です。

レジというただの料金計算をマーケティングリサーチに変えたところに、コンビニのレベルの高さが出ています。

 

普通の会社なら余計な手間をかけて、ぼんやりとしたデータを作ってマーケティングをやったつもりになります。

コンビニは得たデータを使って、自社商品の開発までやっています。

 

その手法は一般の会社で生かせます。

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単品管理を説明する

コンビニではマーケティングリサーチで売れる予測を立てて、最適な量を発注するようになりました。

しかも箱の単位ではなく、商品一品ずつで管理をしているので単品管理と言います。

 

これを面接官にわかるように説明します。

「単品で管理したことで売上だけでなく、ユーザーの食生活が見えてきました。

例えばお客さんは豚の生姜焼きと一緒にカットキャベツを買って、おかずとして完結する組み合わせを作ります。

これを応用すればブリの照り焼きに合わせる商品をリリースすれば、売り上げ増が望めます。」

 

こんな風に身近な商品を例に持ってくると、面接官は何となくわかった気になります。

 

最初は手作業でリサーチ

 

単品管理はレジのPOSシステムを導入する前には、手書きのノートで行われていました。

 

そういう泥臭くて大変な作業があったから、セブンイレブンはPOSシステムをマーケティングリサーチに使う発想に繋がりました。

 

POSシステムとは(Point of sale)と言って、商品一品ずつをレジで記録していくものです。

用語に聞き覚えがなくても、実地でレジを扱っていたら常日頃体感していると思います。

 

コンビニのバイトを選んだ理由として

「マーケティングリサーチのオン・ジョブ・トレーニングとして、現場を知るのが最も(中略)

データになる前の、現実の人間の行動を・・・」

 

と説明できます。

 

システム設計をPR

 

コンビニのシステム設計は広くPRに使えます。

 

システムエンジニアを目指す人だけでなく、普通の会社でもシステムを発注する立場になるかもしれません。

コンビニのシステムは完成されていて、作業の手数が少なくデータを活用する事に集中できます。

 

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コンビニは物流も一流

 

かつてコンビニの商品の納入は、メーカーが別々に持って来ていたため膨大な数のトラックがやってきました。

 

その度に店舗は対応が必要で、非常に効率が悪かったです。

そこでコンビニは独自の物流システムを構築し、きめ細かな在庫管理に対応できる体制を作りました。

 

物流に関しては意識が回っていない企業が多く、無駄が放置されていたりします。

なのでコンビニで目の当たりにした物流は、就活でPRに使えます。

 

 

自己PRで欠点は言わない

 

自分という商品を売る時に、わざわざ欠点を並べる事はありません。

 

正直で心配性な人ほど、自分から欠点を言ってしまいがちです。

他の人と較べられて、単にマイナス評価をもらうだけです。

 

バイト歴が多いことで自信が持てないなら、履歴書の書き方を工夫します。

 

欠点を言うとしても、裏返すと長所になるような事を言ってください。

例えばわたしは小心者なので

「気が小さいので仕事では失敗しないよう、起こりえる事を想定しながら進めます」

みたいな事を面接で言いました。

 

別カテゴリーにわたしが無職歴を抱えて就活をして、効果があった方法をいろいろと書いているので、よければいろいろと読んでみてください。