仕事を辞める時の感覚で近いのが、小学校を卒業して中学に入る時に感じる不安感です。
・制服
・怖い上級生
ですが、事前の心配ごとはあまり起こらず、中学生活が日常になっていきます。
退職もそれと同じで、不安なイメージを作っているのは自分自身です。
仕事を辞める不安を減らす方法
仕事を辞める不安で一番大きなものは、恐らくお金でしょう。
日常のコストを抑えた分だけ不安感は減りますが、
経験上、節約はつらいです。
わたしがやったのは、一度生活を最低レベルまで落として、感覚を変える事です。
我慢をするのではなく、感覚を変える事で無理なく生活費を最小にできました。
おかげで焦らずに、自分を安売りしない転職ができました。
転職を決めずに退職した結果
わたしはマルチタスクではなかったので、会社に通いながら転職活動する事ができませんでした。
会社にネガティブな感情を持った状態で、転職活動をする事ができませんでした。
辞めてからしばらく、思い切り寝たりゲームをしたり、自堕落に過ごしました。
一日をやり過ごすために、なるべく眠り続けたりもしました。
そういう生活をしていると、仕事を渇望するようになります。
そうなってから、転職活動を始めていました。
会社は割と人材難
採用する側に回って、意外と難儀しました。
会さの知名度が高くなかった時で、求人サイトで他社より少し高く初任給を設定ました。
それでも来るのは、メチャクチャ落ち着きがない人とかで、
『普通』
の人が少なかったです。
今、このページを見ている人は、不安で調べ物をしてここに辿り着いたものと思います。
そういう行動の人は、少なくとも平均より上の能力の人です。
不安感を覚えること自体が、能力を示しています。
疑問があっても何も調べず、思いつきの繰り返しの人というのは、意外といます。
会社頼みだから仕事を辞めるのが不安になる
『会社を辞めたら・・・』
この考えだと社会人生活の色々な局面で、会社の意志に振り回されます。
会社に頼るという事は、主導権を渡すという事です。
会社と社員はギブ&テイクの関係ですが、会社の意志の方が尊重されやすいです。
会社にいても、個人事業主の感覚で
フリーランスは、税務や営業を含めた全てをやらないとなので、二の足を踏む人は多いと思います。
そこでオススメなのが、会社に所属していながらも、個人事業主気分でいる事です。
プロ野球選手みたいに、チームプレーはしても、雇用関係は個人で球団と交渉する関係です。
意識って割と大切で、自分を中心に考えると、自分にとって良い選択とは何かが浮びやすくなります。
不安だから仕事を頑張れる
わたしは今、早期リタイアしていて、インフレ対策に資産運用が必要ですが、あまり真面目にやっていません。
適当に買った株を、1000万円ちょっと保持しているだけです。
株以外に収入があるので、後回しにしてしまっています。
仕事に関しても、猛烈に勉強したのは後がない時でした。
不安な時には、現状を打破する活力がわき、神経が鋭敏になります。
人の成長は、その時に起こります。
わたしも過去、不安を乗り越える度に資産を積み増しできました。
自分の為に仕事をする
『給料が安いから、仕事の手を抜く』
というのは、会社を主体にした考え方です。
手を抜いて仕事をすると、それが習慣になって、あなたの仕事の基礎体力が落ちます。
給料の安さに比例した人間性になってしまいます。
まず給料に関係なく仕事をする
給料関係なく仕事をして、業績を明確に示します。
それで会社が給料を上げないなら、実績を持って別の会社に行けばいいのです。
会社を主体に考えて、仕事をする・しないを決めるのではなく、とりあえず仕事はやります。
それに対する会社の待遇が気に入らなければ、契約をしません。
普段からキッチリ仕事をしていれば、自分が優秀な社会人だと心の底から思えるので、不利な選択はしなくなります。
仕事を辞める時は、一番悪いことを考えがち
仕事を辞めようと思う時って、パワハラとか上手くできない仕事で、自信を失った状態です。
そういう時に人は消極的な選択をして、身を守ろうとします。
仕事を辞めたら飢えてしまうとか、最悪の事を考えます。
けど、この機能は人間が狩猟を主体にしていた頃の名残りです。
仕事でお金を稼ぐという行動とは、ズレが生じます。
最悪なことは滅多に起こらない
わたしが早期リタイアする時、二度と就職しないつもりなので、
『生活費が尽きたら・・・』
という考えがよぎりました。
しかし実際に生活してみると、想定より少ないコストで済みました。
例えば食事も3食で計算していましたが、自然に任せていると2食になりました。
1食の量が多くて、好きなものを食べているので満足です。
生活費に関しては、まったく心配ありません。
仕事を辞めるのは解放と考える
仕事を辞める不安より、解放されるという事実に目を向ければ、前向きになれます。
・嫌な人と話さなくていい
・無意味な仕事をしなくていい
まずは前向きな気持ちが先にあって、その後に行動がついてきます。
行動の結果が全然違ってきます。
仕事を辞めなければと後悔する事は無かった
わたしは、仕事を辞めて後悔した経験は、一度もありません。
給料が下がった事もありますが、その期間はバネが縮んだ時のように、次に伸びるために必要な期間でした。
辞めないとどうなる?
わたしが辞めた後に倒産とか、規模縮小というのがありました。
今も残っている会社はありますが、辞めるほど悩んでから踏みとどまった経験はありません。
残っていた場合、モチベーションが回復していたのかわかりません。
想像するに、離婚を踏みとどまった仮面夫婦のように、会社と暮らすのではないかなと思います。
完全に仕事を辞めた感覚
わたしが完全に仕事を辞めた時の感覚は、宇宙遊泳のような気分でした。
完全に自由ですが、地面も壁も無くて慣れない状態です。
ですが段々と馴染んできて、今はスケジュール一つ入れない自由な生活を送っています。
この生活は、安定した役員報酬を捨てないと手に入りませんでしたが、それに見合ったものだと思います。
捨てて開いたスペースに、別の新しいものが入ってきます。
仕事も、辞めないと新たな仕事は手に入りません。