新卒で就職しない人の末路

転職の決断

新卒で就職しない人の末路は、わたしの事なので40代まではわかっています。

 

就職できないと悟り、就活せず

フリーター・ときどき無職を6年

やっと就職

でも職を転々とする

 

ここまでだと、何かの事件を起こして逮捕される人と似たような経歴です。

 

新卒で就職できないと終わるという、それまでの常識から世の中は変化して、自分に合う職を見つけるまで転々とした結果

 

大企業より年収が貰える

40代で早期リタイアする

となりました。詳細は経歴を参照してください。

 

早期リタイアはリストラではなく、資産的にできる状況だったので、自分の意志で決めました。

 

新卒で会社に染まっていれば安泰な時代ではなくなったので、適時転職をしたことで、倒産や減給を経験した事はありません。

 

新卒で就職を諦めたことは、何のハンデにもなりませんでした。

 

『新卒でいい会社に入れないとお終い』みたいなのは、フェイクです。

人生はそこまで単純な一本道ではありません。

 

新卒で就職しないでいい理由

 

新卒の就職を重視する人がいますが、実際はさほど重要ではありません。

 

新卒で大手に入って、会社に染まっていた人達でもリストラされるようになりました。

江戸の商人が小僧から入って番頭になっていた文化は廃れ、海外の労働環境に近づいています。

 

わたしの時でさえ、終身雇用にすがる働き方だと、収入の面で損をするようになっていました。

 

 

新卒の就職なんて、どうせ間違える

逃げて最適な場所で仕事をする

 

新卒で人生ベストの会社に就職できれば、それに越したことはないですが、宝くじが当たるレベルです。

 

自分の人格が定まってもいないのに、やりたい仕事なんてわからないです。

わたしも、どこに進めばいいのかわからなかったので、26歳くらいまでフリーターをしていました。

 

正社員になった後の転職でも、嫌な仕事を避けるような、消去法で転職先を選びました。

その逃げの選択で、結果として自分に良い環境を選ぶことができました。

 

逃げは悪い事ではなく、人類が移動してきた歴史と同じ事です。

 

新卒で仕事の事なんて知っていますか?

 

新卒で知っている情報は、年収とか労働時間といったカタログスペックだけですよね。

 

自分が働いた時に感じるものは、他人とは全く異なります。

他人にとっては簡単でも、自分にはとてもハードな仕事があります。

 

それとは逆に、他人がネットに文句ばかり書いている仕事でも、自分でやると天職に感じるものがあります。

 

そういう、自分がハマる仕事を見つけると、能力の希少性から高い報酬を得られます。

万人に良い仕事なんて、ありませんでした。

 

他人との能力の違い

 

社会人でハイスペックな人と肩を並べましたが、彼らは得意な事が5個くらいあるので、仕事の選択肢が豊富です。

 

上手くできる仕事の数が多いのです。

わたしは1個くらいだったので、適職に合うまで時間がかかりました。

 

能力の差とは、選択肢の差でしかありません。

最後に正解に辿り着けば、何も問題ないです。

 

知らないから極端に考える

 

新卒までの人生は、受験で合格・不合格の二択しかなかったと思うんですよ。

 

だから就職でも、

採用=天国
不採用=地獄

という極端な発想をしてしまいます。

 

ですが採用なんて随時やっているし、試験で最弱だったわたしでも何かしらの会社に引っかかる事はできました。

 

その引っかかった会社で爪痕を残せれば、次はもっと良い会社に転職できます。

一発勝負の受験の方がよっぽど、プレッシャーがかかるし大変でした。

 

 

新卒の就職が一番難しい

 

就職・転職を振り返ると、新卒が一番難しいと感じます。

 

新卒が持っているプロフィールなんて、学歴くらいしかないわけです。

採用する側にしても、情報が少ないので懐疑的な目で見てきます。

 

わたしの場合は新卒で面接さえ受けなかったので、最初の就活の時が試練でした。

低学歴な上に、フリーター6年でしたから。

 

就職に失敗したら

 

失敗ほど、勉強になるイベントはありません。

 

それに落ちるか否かよりも、落ちた方が上るだけなので気楽です。

失敗をしたらまず、落ち着いてお茶でも飲んで一呼吸尽きます。

 

その後で、失敗の要因を徹底調査します。

失敗するというのは、不正解のルートを一つ潰す事であり、正解に近づいています。

 

失敗でいじけたらお終い

 

失敗から這い上がれる人と、そうでない人の違いは、いじけて行動を止めるかにあります。

 

いじけた人は失敗評論家のようになって、ありとあらゆるものに

「〇〇だから失敗した」

と、ネガティブな事しか言わないようになります。

 

何も建設的な事を考えません。

お終いというのは、自分が決めない限り訪れません。

 

人生を終わりにするのって、意外と大変なことです。

 

新卒の時だけ輝いても無意味

 

会社で現実的な人の足跡をみると、新卒だけ輝いていた人がいます。

 

学歴も立派で、良い会社に入ったものの、業績の変化で配置が変えられると、そこから調子が崩れます。

 

それまでの人生の必勝パターンと違って、復元力が求められます。

長らく失敗を経験しない人は、復元の考え方が苦手です。

 

新卒で失敗するというのは、長い人生を乗り切る経験になります。

 

社会に出た後の方が簡単

 

学校の勉強と違って、自分の得意分野だけ伸ばせば、有利な転職ができます。

 

例えば学校では、受験に有利な科目を選ぶ必要がありますが、社会では自分の得意分野だけで勝負できます。

 

一つの科目を極めると、それを横展開して色々な局面で使えます。

試験と違って、仕事の世界にはそういう懐の広さがあります。

 

新卒の差は、せいぜい20代の時だけ

 

新卒の就職で、同世代の人と成否が分かれたとしても、その差はせいぜい20代の時だけです。

 

人にはタイプがあって、スタートダッシュに優れた人がいます。

活発な行動で、やる事がことどとく当たってプチ成功をします。

 

そういう人の成功談を、嫌というほど聞かされました。

彼らの真似をしないと、人生は上手くいかないでしょうか?

 

そんな事はなくて、20代の成功は走りはじめが速いだけです。

 

スタートダッシュ型の人

 

20代で成功した人の内、加齢による変化に対応できない人が多くいました。

 

スタートダッシュに優れた人は、体力に結び付いた行動力を成功の源泉にしています。

いつまでも行動力頼みのやり方をしている内に、加齢による体力の変化に気が付かず、30代に入って失敗を重ねるようになります。

 

このタイプ、本当に沢山見ました。

新卒で失敗した人は、元々がスタートダッシュ型ではないのです。

 

転職活動の方が新卒より簡単

 

仕事を始めれば面接で自分アピールよりも、謙遜しつつアピールの方が有効だとか、肌感が備わってきます。

 

転職に使う資料のネタも、色々と集まります。

例えブラック企業に入ったとしても、転職活動で文句を言ってはいけません。

 

相手の会社は、個人よりも会社の肩を持ちやすいです。

そういう感覚がついてから、転職活動をした方が楽です。

 

職歴を美化する

 

ウソはダメですが、美化は社会人の基本です。

 

商品広告のようにデメリットを一切書かず、奇跡的に良く見える部分だけを切り取ります。

良く見える部分に気が付くためには、新卒で失敗した時に

 

『自分はダメだ』

 

と、微塵も思わない事です。

普段から

 

『自分は価値がある』

 

と思っていると、自然と良い点に気がつくようになります。

 

就職の失敗は、意外と気にされない

 

わたし自身、6年のフリーター後に就職した会社を、半年で辞めた職歴が残っています。

 

それを引きずって何回か転職をしましたが、問題ありませんでした。

職歴を気にしていたら自信の無さが表に出て、マイナスの評価になります。

 

転職が当然のアメリカ人になったような気分で、面接を受けていました。

面接では内心で

 

「おたくの会社に、私という最高の人材を持ってきた」

 

くらいの図々しさで臨むくらいでちょうど良いです。

 

リストラ後に再就職して年収1000万円超えた話

仕事をすぐに辞めるのが悪ではない理由

自分で適職診断をする方法

 

何か問題でも? という意識

職歴で気になっている部分をつっこまれても

 

『えっ!? この時代にそれが問題ですか?』

 

的に、他人事のように説明すると、案外人って

 

『あれ!? こっちの感覚が古いのかな?』

 

と思ってくれます。

職歴に合理的な理由さえ考えれば、卑屈な態度を取る必要はありません。

 

猶予期間があっていい

欧米の労働形態が遅れて日本に入ってくる事が多いですが、新卒の一括採用というのも変化する気がします。

企業側にとっても新卒の採用は不確かなことが多く、経済的なデメリットになっている事は変革されやすいです。

 

フラフラしてからベンチャーに就職して、大企業平均以上の年収が得られたわたしの経験でも、自分に合った職探しの期間が必要だと思います。

わたしの学歴はレベルの低い専門学校で、他の生徒の就職先は学生バイトがやるような職ばかりでした。

 

フラフラしつつも自分の適性がわかってきて、適職の業界に入ることができました。

他人より上手くできる仕事だったので、実績を上げてステップアップしていくことができました。

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