独身だと不幸なのでしょうか?
最近の調査で、独身の方がしあわせな人のタイプがわかりました
というのは、ステレオタイプな考えです。
長らく結婚が幸せの形と言われていましたが、各家庭の内情が社会で共有されるようになると、
『結婚が幸せとは限らないのではないか?』
という疑問が浮かぶようになりました。
実際にアメリカで調査が行われて、独身の方が幸福度が高いタイプがいるという結果が出ました。
独身の方が幸せな人は繊細
独身の方が幸せな人とは
です。
他人に気を使う性質で、他人の感情の変化や言動に敏感で、我意を出さないように注意している人です。
自分がトラブルを起こさなくても、他人に悪意をぶつけられる事があります。
そういう時にいつまでもクヨクヨ考えたり、非がなくても言い返さないとか、他人に対して我慢ばかりの人です。
こういう人は結婚するとメリットよりストレスを多く感じるし、パートナーと良好な人間関係を築きにくいです。
双方ともに繊細なら良いのですが、繊細な人はパートナー探しにあまり積極的ではないので出会いにくいです。
結婚すると親戚という人間関係が生まれる
内向的で繊細な人は人的トラブルがあると、仕事が手につかなくなる上に、いつまでも解決しないで悩み続けてしまいます。
独身なら、トラブルになる人を避けながら生きる事ができます。
しかし結婚すると、強制的に相手の親族との関係が始まってしまいます。
対人ストレスの解消が苦手な上に避ける事もできなくなってしまうと、逃れようのないストレスに捕まり続けることになります。
他人の気持ちに配慮しようとする人にとって、相手の親族との会食さえ気を使って苦痛に感じます。
結婚するとそんなイベントがしょっちゅう発生します。
独身 ≠ 孤独
人間関係は不要と言っている人でも、店で気持ちのいい接客を受けると気分が良くなるのではないでしょうか?
常に寂しいと言っている人ほどではなくても、人には良好な人間関係を快に感じる部分はあります。
現代では結婚生活以外にも、他人との人間関係を作る方法は沢山あります。
ネットでつながる距離感が丁度良かったり、似たような意識レベルの人とボランティアで集ったり、良好な人間関係の選択肢は数多くあります。
独身だと孤独と思うのは、他人にべったり依存をしないと生きられない、何もない空っぽな人だけです。
独身で幸せと言うと、強がりと決めつける人々
自分が未成熟で他人に依存しないと生きていられない人は、誰もが自分と同じ考えだと思っています。
そういう人は『お互い様』と言う割に、一方的に依存していたりします。
他人がいないと、快適に生きられない人です。
だから
独身=寂しい
と決めつけて、独身でも心地よく過ごせるという人を認めません。
確かにガサツな人は、他人といると幸せを感じます。
自分の考えを押し付け、相手の気持ちを感じ取るセンサーが無いので気楽に過ごせます。
相手から嫌悪を向けられても、センサーが壊れているのでダメージに感じません。
そういう無神経な人は、ある日とつぜん三下り半を突きつけられて、途方にくれます。
幸せを比較するのは無意味
独身者を不幸だと決めつける人の心理は、他人と比較して自分は幸せだと感じるための行為です。
相対的な価値観の人は、自分の伸びしろがない事を悟っています。
自分の幸せの絶対値が上がらないので、他人を不幸だと思う事で、幸せを感じようとします。
そういう人に変な嫉妬を向けられてもつまらないので、
『独身で不安・・・』
とでも言っておいた方が利口です。
毎日が安定している
今の生活はとても安定していて、トラブルが起こらない日々を過ごしています。
独身だから早めにリタイアもしたので、自由なスケジュールを組めています。
同棲していた頃のことを思い出すと、この自由は孤独に勝るものだと感じられます。
早期リタイアはこんな感じで特にイベントはないですが、それが自分には合っています。
独身者より結婚している人の方が長生きの理由
独身者と既婚者で、寿命が7~10年違うというデータがありますが、これをもって独身が不幸せとは言えません。
寿命が延びるのは円満な夫婦生活に限られます。
不幸せな結婚は、そのストレスで心疾患のリスクが高まります。
その命の危険を回避するために離婚をしているので、結婚生活で大きなストレスを背負った人も独身者にカウントされるため、寿命は短く算定されがちです。
独身は食生活が偏る?
これって別に本人が栄養に気を付ければ、未婚・既婚は関係ありません。
収入を健康維持に回す余裕がある人が、寿命を延ばせます。
未婚・既婚に関わらず、収入の多い人の方が寿命が長いデータもあります。
そもそも、寿命が長いからと言って幸せとは限らないですが。
自分の存在さえわからなくなった状態の人を、幸せだとは思えません。
結婚を渇望しているのは遺伝子
遺伝子は自分の遺伝情報を引き継ぐ、次の入れ物である子供を渇望します。
それが遺伝子の存在意義なのですが、必ずしも人間の幸福ではありません。
遺伝子の入れ物として、結婚生活の我慢を強いられるのは幸せな事ではありません。
結婚は無理がある
結婚してある程度、子供が大きくなると夫婦でいる理由がなくなります。
遺伝子の本能からすると、男は別の女との間に子供を増やし、自分の遺伝子を広めたくなります。
動物の頃と違って人間には教育費がかかるので、経済的な理由で別れられない人も多いです。
我慢した結婚生活に、どれほどの幸せがあるでしょうか?
熟年離婚が増えているというのも、子育てが終わったら自由になりたいという人間的な欲求のあらわれです。
仕事に打ち込んで収入を増やす
既婚者が家族に時間を割いて、定年後に老後破綻を受けると立ち直れず最悪です。
人間は飢えるのが最もつらい事で、他にどんな良い事があっても意味がなくなります。
独身の人は自由な時間が多く、勉強に割くことができます。
例え読書だけでも何年も積み重ねれば、大きな差になって収入に反映されます。
独身を孤独とか寂しいとネガティブに受け取るのではなく、メリットとして活かす事をオススメします。