孤独に耐性のある社会人が強い理由

孤独 社会人
一人でいるのが好きなのって、ダメですか?
大勢でいるのが正しいと思っている人は、メダカのようなものです

『孤独』が悪いと言う人が多いですが、社会人は小学1年生とは違います。

大人は孤独の中で個人力を高めて、能力を上げる事ができます。

常に大勢で群れるメダカになるのか、あえて孤独に身を置いてマグロになるのかの選択です。

 

集まってワイワイするのが好きな人たちの10年後を見ると、時が立っても成長が見られません。

メンバーは変われどメダカの群れのままで、集団で居て不安感を紛らわせているだけです。

 

弱い動物が群れを成すのは、肉食動物から身を守るためです。

強ければ群れをつくる必要はありません。

孤独を活かせる人が、社会人として生き残ります。

 

孤独な人を嘲笑する人の心理

動物の世界で群れからはぐれると、肉食動物の餌食になります。

それで集団にいるものは助かるので、孤独なものを見ると嬉しくなります。

他人の不幸を喜ぶ心理と同じで、自分の代わりに犠牲になる人を見下して『ぼっち』と嘲笑します。

 

しかし、人間が肉食動物に食われるような時代ではありません。

脳の古い部分に記憶された本能と、現代社会の生活にはギャップがあります。

低レベルな集団の一員として安心している社会人は、部署ごとリストラされてしまいます。

 

孤独な人が強い理由

現代社会では集団でいるより、自分の知恵の方が大事です。

集団の中で安心していると知恵は衰えるし、集団の和を乱さない事に意識が使われて、自分と向き合い成長をする機会が奪われます。

 

現代社会で安心して暮らすために必要なのは、集団ではなくお金です。

孤独に耐えうる人は、集団が開く意思確認のための会に時間やお金を浪費する必要がありません。

ひたすら自分を高めていればいいのです。

 

今現在、集団でいる人たちは10年もすればメンバーがリセットされて、別の集団に属しています。

リセットの度に、費やした時間やお金が無駄になります。

 

各メンバーも自分の生活の方が大事なので、ちょっとでも集団に不利な事があるとチリヂリになります。

孤独の中で自分を成長させた人だけが、能力を積み重ねて社会人生活を生き延びられます。

 

低レベルな集団にいても無意味

低レベルな集団無理していても、安全ではないので意味がありません。

集団で居ても個々の知恵が低いので、何かあった時の問題解決には役に立ちません。

1万円しか稼げない人が10人集まっても、10万円しか稼げない集団です。

 

しかし、フローを考えられる人がいる集団なら100万円も可能です。

そういう能力のある集団に属するためには、そこに見合う個人力が必要です。

個人力を高めるのは、孤独な時間が必要です。

 

 

孤独に耐えられない人の方が問題

小学生は様々な人間関係を通じて幅広い経験をする必要があるので、『友達100人できるかな』という目標にも意味があります。

しかし社会人になってからも、人と一緒に居る事が成長になると思うのは、身長が伸びるのを期待するようなものです。

 

大人は他人の影響で成長するのではなく、自分で方向性を決めて能力を伸ばしていきます。

寂しいという他人に依存した気持ちは、大人になれなかった事を意味します。

 

40代くらいで行き詰るのは、大人なのに子供みたいな感性を持っている人が多いです。

成熟した大人になれず、かと言って社会では子ども扱いはされないので、ギャップで問題を起こします。

 

集団の人も本当は集団が嫌い

駅やお店でたまに遭遇する、見ず知らずの他人がいると思います。

見かけて意識はするけど、会話をする関係でもない人です。

 

心理学の解説で、人は例えば時間を聞く必要があった場合、たまに遭遇する他人よりまったく知らない他人を選ぶそうです。

 

これからも遭遇する人に聞いてしまうと、それがキッカケで知り合いになってしまう事を避けるためです。

つまり場の利害関係で集団に入る人でも、わずらわしい人間関係を増やしたくないのです。

 

だから孤独を恐れない人は、知人は少数に抑えるのです。

無理に集団をつくる人は人間関係に悩んだり、無理におちゃらけたりして疲弊します。

 

『人脈』と言う人が薄っぺらい理由

自分に能力がないので、他人に依存をします。

そのためには集団に入っていなければならないので、集まりに通い続けます。

そしてお決まりの、『人脈』というものにすがります。

 

そこで知り合った人の能力が、まるで自分のモノになったかのように気が大きくなります。

憑依体質というか、信念がないので本人はいつまでも薄っぺらいままです。

 

 

孤独 = 自立

人と人が支え合う関係はあります。

しかしそれは能力が低い同士が依存するのではなく、自立した人同士が自分に欠けた部分を補うためのものです。

 

例えば夫婦関係においても、自立した二人なら一方が調子が悪い時には、もう一方がフォローしてくれます。

しかし自立していない人たちが寄り掛かった関係は、どちらか一方が調子を崩すと、もう一方も一緒に崩れます。

 

間違ってそんな集団に自立した人が入ってしまうと、負担が一気にのしかかります。

社会人は自立をしていない人とは距離をとって、付き合うなら少数の大人と付き合った方がいいです。