底辺の世界を経験して感じたのは、底辺の人は弱い立場の人に優しくないという事です。
底辺から脱出できない人と、そうでない人には違いがあります。
『余裕がない生活を強いられているから、人に優しくできない』みたいな意見がありますが、因果関係で考えると順番が逆だと思います。
まず最初に底辺の人格があって、転職をする内にそれに見合った生活になっていきます。
底辺から脱出できない人の3つの特徴【なるべくしてなる】
ドラマやメディアでは、低収入の人は心が清い聖人のように扱われています。
金持ちは例外なく嫌な人間に描かれています。
しかし、実際に底辺界を経験すると、逆の印象を持ちます。
弱い立場で底辺と接すると、彼らの本性がよくわかります。
彼らは自分より立場の弱い者に対し、自分のうっぷんを数倍にしてぶつけてきます。
そういう嫌な人間の存在は、転職の動機づけになります。
上の階層に登るにつれて、嫌な人間の質も量も減っていきます。
底辺の人は基本、心が狭い
板橋という不真面目で、リストラされかかっているサラリーマン。
帰宅途中のコンビニで、支払いにモタつく女性に
「うらぁ!!遅ーよォ!!
サイフ用意してからレジ並べ!」
と罵る。
100歩譲ってそこまでならまだしも、女性の服装を見て
「若ーのかババァなのか紛らわしい
恰好してんじゃねェーぞ!! ババァ!!
お前はババァだ!! ババァ!!」
あまりに騒ぐので、自分より大きな店員に注意されると、捨て台詞を吐いて立ち去る。
強い人には弱く、力が弱そうな人には暴言を浴びせるこの姿が、底辺の人格をあらわしています。
社会で生きるには、お互い様とか仕方ないと割り切るべき時があります。
しかし底辺の人は他人に少しでも非があると、大上段から責め掛かります。
自分は完璧かというと、仕事もできないし生活もひどいです。
社会の仕組みがわかっていないので、まともな人生を送れません。
そこで溜まったうっぷんを、自分より弱い人にぶつけています。
うっぷんを溜めて、エネルギーを自分の地位向上に向ければ底辺から脱出できるのに、他人にぶつけて解消しているので、いつまでも底辺にいます。
職場では自分より立場の弱い新人をいびって、一時的にうさを晴らします。
こういう事をするので、新人が偉くなっても嫌われていて引き上げてもらうチャンスを失っています。
全て、自分で種をまいていますが、本人は底辺生活が自分のせいだと思っていません。
底辺がいたら、そこは居るべき場所ではないです
ネチネチしている
底辺界でとぐろを巻いている思想家。
助成金をもらうのが目的化しているようなNPOの代表、丸井さん。
本人は起業家のつもりでいる。
NPOの体験に来た佐古に、指導というよりネチネチとした説教をする。
丸井「佐古くん。
一件一件老人の家を回って
無償で靴磨きをして来なさい。」
佐古「え?なぜですか?」
丸井「なぜ? 理由は自分で考えろ。
答えるのは起業家じゃない。
問題を見つけるのが起業家です。
回答はお客様の笑顔です。」
自分より格下と思う相手に、自己陶酔するための説教をネチネチする。
その説教は薄い知識と、大した事のない事業を基にしているので、長時間聞いても全く役に立たない。
底辺界を抜け出せない人は自己肯定感が低いので、立場の弱い人を使って紛らわせます。
ネチネチと説教をする事で、相手よりも有能だと思いたいようです。
不平不満や文句が多いのも特徴です。
アラ探しをして文句を言って、自分は有能だと思いたがります。
文句は言えるけど代案は出せないし、実行力もありません。
実力の低さに対して評価をしてほしい気持ちが強いので、常に満たされていません。
底辺の人の頭は、構造的に不満を持ちやすいようになっています。
職場の新人の頃は、こういう人に+でも教えを乞わないと仕事ができないので、ネチネチ言われてもひたすら我慢するしかありません。
嫌な人をさけて転職した結果
底辺の人は恨みがましい
いい歳して、暴走族を続けている愛沢。
本人曰く、日本中の低学歴が集まる工業高校を中退し、知りあいのツテで入った塗装工も運送屋もダルくてすぐに辞めてしまう。
転職の二択で常に楽な方を選んで、結果失敗して選択肢が無くなっていく。
完全に本人のせいなのに、世の中に反感を抱いています。
道行く会社員を見て
「もしも俺に、サイヤ人並みの力があったら、
世界中の苦悩を集めて、
奴らに元気玉ブチ込んでやる!!!」
と本気で言っています。
自分の行動の結果、底辺に甘んじているのに、その責任を認めません。
何でも社会のせいだと恨みをいだいているので、接すると理不尽に攻撃のターゲットにされてしまいます。
基本的に彼らは意志力と知恵が足りません。
コンビニとかファミレスといった、底辺でも客として入れるお店では土下座や謝罪だのといった騒動がよくあります。
お店と客は等価交換をしているという、社会的なルールを理解していません。
少しでもお金を払うと、絶対的に自分が上の立場だと思って、下の側に何をしても良いと考えます。
知恵が無いので、昆虫みたいに目の前で起こった事しか理解できません。
後先を考えないので、普通の人がやらない事をやってしまいます。
程度が低い人間はペナルティとして社会的な地位が下げられていますが、本人はそうなった意味がわからず不当な扱いだと憤ります。
生きていて損をしていると感じている分、コンビニやファミレスで特別待遇を受けようとして、悶着を起こします。
店を出入り禁止にされて困るのは彼らの方ですが、後先が考えられないのでわかっていません。
常に社会にコンプレックスを抱いていて、沸点が低いのが特徴です。
わたしが見た底辺の人に共通する価値観
底辺の人たちは価値基準が、他人と自分を比較した相対しかありません。
自分より幸福な人がいれば不機嫌になります。
それだけならまだしも、自分のポジションを上げようとしないで、他人を引きずり落として相対的に自分の立場が良いと思いたがります。
この価値観のため、本人のポジションの絶対値は変わりません。
彼らは他人が失敗すると、心底幸せを感じる価値観を持っています。
だから普通の人が接すると、貶めたり不快な気持ちにさせたりしてきます。
人というより怨霊に近い存在で、災厄と言えます。
丁寧に接すると自分の立場が上だと勘違いして、威張り散らします。
普通の価値観の人なら、丁寧な相手には丁寧に返そうとしますが、底辺は逆の発想をします。
底辺≠低収入
底辺は社会のルールを守れないので、低収入の事が多いです。
フリーター時代が最も、嫌な底辺に遭遇する率が高かったです。
転職をして収入が増えるにしたがって、徐々に底辺と接する事が減っていきました。
生物の生存域が違うように、人間にも境界線があるようです。
収入が目安になりますが、低収入の人が底辺とは限りません。
低収入でも納得して生活し、不満を他人に転嫁しない人は底辺ではありません。
親のおかげでお金はあっても、本人にコンプレックスがあって他人を攻撃していたら、その人は底辺です。
他人に嫌な思いをさせないと自分を慰められない精神の人を、底辺だと定義します。
底辺から離れる
底辺の人達から逃れる方法は、彼らがいない世界を目指す事です。
わたしが逃れた方法は、自分に適した仕事を見つけて、大企業平均より多くの年収を得る事でした。
年収が1000万円を超える頃には、周りに理不尽な人間がいなくなり、変なクライアントに頭を下げる事もなくなっていました。
資格を取ったとかはなく、ただ自分の事がわかってきて、能力を活かす方法が分かっただけです。
苦手な事が多い人ほどクセがあるという事で、その逆方向に人並み以上にうまく出来る仕事があるはずです。
わたしは適職がわかってから、立場が大きく変わりました。
その経緯を別ページにまとめたので、よければ読んでみてください。
底辺と真逆の趣味をやる
底辺は時間があるとパチンコで浪費して、何も能力を向上させません。
だから10年・20年経つと、他の積み重ねがある人と大きな差がつきます。
これと真逆の趣味をやることで、底辺の人間から離れることができます。
わたしは株式投資をやっていますが、銘柄選びには様々な情報を組み合わせて、頭を使って決断をしています。
これが経験を積み上げていく作業になって、仕事の能力も上がっていきます。
投資で儲けようというより、勉強をするモチベーションくらいに思ってください。