社会人がストレスで太る理不尽な理由【58⇒MAX95】

不安とストレス

 

わたしは体重が58kgから、MAXで95kgまで増えた事があります。

 

MAXの時は座っていても苦しい状態で、常時圧迫感がありました。

明らかに仕事のパフォーマンスは、悪化していたと思います。

 

ストレス太りのメカニズムを知って、徐々に体重を回復させる事ができたので、共有したいと思います。

 

ストレス太りってドカ食いが原因だろうと思っていましたが、そうではありませんでした。

食べて太るなら快楽の報いだから、まだ納得できますが、そんな単純な事ではなかったのです。

 

皆さんも苦しい思いで量を減らしたのに、全然痩せないという経験は無かったですか?

 

ストレスで太るようになっているのは、脳がよかれと思って、身体を耐ストレスモードにしているためです。

 

それが普通の量を食べても、脂肪を蓄えてしまう理由です。

社会人がストレスで太る理由

 

長い間、人間の最大のストレスは

 

『飢え』

でした。

 

原始時代はもちろん、

日本が戦国時代に入ったのも小氷河期による飢えが原因で、江戸時代にも飢饉が起こっていました。

 

先進国で飢えがなくなってきてから、まだ100年くらいしか経っていません。

 

未だに脳はストレスを感じたら『飢え』に対処するモードに切り替える事で、生き残ろうとします。

 

ストレス=食べ物がない と脳は判断します

 

 

 

この脳の誤解がストレス太りにつながっているので、このページでは脳の誤解を解く方法を提示しています。

その前に、もう少し脳の仕組みを見てみましょう。

 

飢えに対処するモードで太る

 

ストレスを受けた脳が指令を発して、なるべく身体に脂肪を溜め込もうとします。

 

いつもと同じものを食べたとしても脂肪に変換する物質を出して、なるべく身体に溜め込んでしまいます。

 

脳としてはストレスを感じたらとりあえず脂肪を溜めるのが、過去の経験で正しい対処だったのでしょう。

 

ありがた迷惑・・・

 

脳の奥底はいまだに原始時代を生きているので、現代人が太って大変だという事を知りません。

今日もせっせと、食べ物を脂肪にかえる物質を出しています。

 

この物質を出さないようにするのが、ストレス太りに対抗する方法です。

 

 

デスクワーク特有の太る要因

 

仕事を前にして

 

『よしっ、やるぞ!』

というやる気を出すのに必要なのが、血糖値です。

 

だからデスクワークの人はデスクにおやつがあったり、オフィスグリコが売れたりします。

何かに取り組むたびに、ついおやつに手を出してしまいます。

 

馬力をつけるために、血糖値を上げます

 

その割に仕事は、原始時代の狩りのような運動量がありません。

ストレスモードの脳の状態とあいまって、高効率でおやつを脂肪に変えていきます。

 

体重コントロールのカギは、脳に安心感を与えて、ストレス環境ではないと教え込む事にあります。

 

運動をするのはカロリー消費のためではない

 

運動をしてヘトヘトになっても、消費カロリーを調べると意外と少なくて

 

『なんだ、こんなもんか・・・』

ってガッカリしませんか?

 

お茶碗一杯分しか、カロリー使ってないの?

 

ウォーキングなんて、1kg落すのに地球何周しないといけないの?

というレベルです。

 

ですが運動というのは、カロリー消費ではなくストレス解消のために行うと思ってください。

カロリーの消費は二の次です。

 

運動しておけば脳をごまかせる

 

脳がストレスを『飢え』と誤解してるなら、こちらも脳に錯覚をさせます。

 

ストレス太りをするのが原始人の体験のせいなら、原始人が安心するシチュエーションにすればいいのです。

 

原始人はじっとしているのがストレスで、かと言ってハードな運動も、肉食動物に追われた時のようでストレスのはずです。

 

わたしはゆっくりしたジョギングや水泳、ウォーキングをしました。

それぞれに効果の違いがあります。

 

水泳はリラックスできる

 

浮遊感がおすすめです

 

水泳というとハードなイメージがあるかも知れませんが、慣れると水に漂うリラックス効果を味わえます。

 

クロールの手の軌道を覚えると、ゆっくり遠泳ができます。

それに肺にいっぱいの空気を入れる事が、深呼吸になるので全身がリラックスできます。

 

ただ公営プールは安いがゆえに変な人も入ってくるため、新たなストレス源に遭遇するリスクはあります。

 

ジョギングはスロージョグ

 

ジョギングと違って、誰でもできます

 

時間あたりのカロリー消費だと、早く走った方が消費量は多いです。

 

しかしジョギングは肉食動物から逃げる行為で、実はストレスホルモンが出ます。

逃げるためにハイになって長時間でも走れてしまいますが、それはリミッターが外れた負荷が大きい状態です。

 

そのエネルギー源のために、なんと筋肉を消費してしまうそうです。

筋肉が落ちると普段のカロリー消費が落ちて、結果として太りやすくなります。

 

やるならスロージョグがオススメです。

 

スロージョグは早歩きくらいの速度

 

早歩きくらいの速度で走るので、呼吸が苦しくなりません。

 

走るフォームは、殆どその場で足踏みをしているんじゃないかというくらい、足を前に出さずに行います。

 

ジョギングほど心拍数を上げず、楽しい時のどきどき感くらいは上がります。

こうして脳を、楽しい状態だと騙します。

 

 

ウォーキングはシチュエーション重視

 

歩くというより、景色を楽しみます

 

ウォーキングの消費カロリーなんて、大した事はないです。

 

なのでこだわるのは、シチュエーションです。

原始人が喜ぶのは、広い草原を肉食動物の恐怖なく堂々と歩く事です。

 

脳に安全な環境だと思わせて、ストレス状態ではない事を教えます。

脳は別人格だと思って、サービスを提供してください。

 

ストレスで爆食モード

 

食べないと眠れない時があります

 

ストレスがあると、食事に量を求めてしまいます。

 

これはどんな状態かと言うと、冬眠前の動物と同じ状態です。

不安というのは、原始時代なら食料の心配です。

 

あればあるだけ食べてしまいます。

 

おやつを減らす方法

 

おやつが目につく場所にあると、見る度に

 

『食べちゃダメだ・・・』

という葛藤が生まれます。

 

おやつを自分がとりにくい場所に隠すように置くと、それだけで3分の1くらいに減らせます。

 

食べたい時は豆腐を食べた

 

寝る前にお腹が減ってどうしようもない時は、2個100円の豆腐を1個だけ食べていました。

 

豆腐は温めて食べると、ちゃんとした物を食べた感じになります。

温かい事が重要です。

 

懐石料理の懐石って食料が乏しい時代に空腹をしのぐため、温かい石を懐に入れて腹を温めていたのが由来だそうです。

 

座っているのもストレス

 

原始人にとって常時座っている事は、耐えがたい苦痛です。

 

エコノミー症候群のように、長時間座っていることが健康に悪いという事が知られてきました。

そこで能力を上げて健康を保つ、スタンディングデスクというのが使われ始めています。

 

日本には立ち食い文化があるので、割と理解されやすいと思います。

立って何かをした方が、頭が回りやすいです。

 

スタンディングデスクを使っています

 

このブログを書く時に、スタンディングデスクを使っています。

 

有名企業は電動のデスクを使っているみたいですが、わたしはこんな構成です。

 

 

木製のラックに、ベッドサイドで使うようなデスクを使っています。

 

デスクは高さが変えられますが、それでも少し足りないので足を延長して使っています。

立ってると自然と、常に身体を動かすようになります。

 

この構成が会社的にNGなら、デスクの上に置くタイプのデスクもあります。

 

 

ステッパー併用

 

スタンディングデスクに、足踏み運動がでくる油圧ステッパーを併用したかったのですが、立つと高くなりすぎるので断念しました。

 

ステッパーがなくても、その場でスクワットすれば効果があります。

疲れたらソファーに座って、デスクを低くして作業を続けます。

 

立っていると歩き回るのがおっくうではなく、運動量が増えます。