会社のヤバい人の見抜き方

不安とストレス

わたしは社会に出たのが弱い立場のフリーターで、その視点から人を見ていました。

そして就職・転職を経て最終的に役員になり、経営側の視点で人を見る経験をしました。

 

弱い立場の時は自分の身を守るために、役員になった時は会社の安全を守るために危険人物を見抜くという事をしてきました。

 

基本的に争いが苦手で臆病なわたしが、資産を守り早期リタイア資金を作れたのも、変な人を避けてこれたからです。

 

実際に効果があって、会社組織に沿ったヤバい人の見破り方が皆さんの財産や身の安全の役に立てば幸いです。

 

少し長いですが、心理学や人を見抜く事に興味がある方はお読みください。

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ヤバい人を見抜くには、まず特徴点(痕跡)を拾っていく

例えば会社で大声を出すというのは、誰が見てもヤバい人です。

大声で済めばいいのですが、もっとヒドい事件を起こしてからでは遅すぎます。

 

そういう人を事前に見抜くことが、自分や会社の安全を守る事になります。

先入観をなくして、冷静に人格の特徴点(痕跡)を拾っていきます。

 

よく

「犬好きに悪い人はいない」

という事が言われたりしますが、それは特徴点の一つであって、全てではありません。

 

その一つだけでは、他者を愛する気持ちがあるのか、それとも自分が支配できるものを求めているだけなのか判別がつきません。

 

ヤバい人は本性を隠す

ヤバい人というのは、社会に溶け込むために本性を隠して生きています。

彼らは休憩中にお菓子を配るなどして、評判がいい人を装っているかも知れません。

 

だから複数の行動から判断します。

人格というのはいくらカモフラージュしても、行動の中に本性の特徴点(痕跡)が出てきます。

 

それらの特徴点を複数集めて、総合的に判断すると正確な人物像が浮び出ます。

特徴点を集める際、人格を決めつけて拾い集めるとバイアスがかかってしまうので、一点一点フラットな感覚で拾ってください。

 

ヤバい人を見抜く基準に使うもの

人を見抜くには基準が必要です。

これに使えるのが、人格・気質の診断に使われているエゴグラムです。

 

本来は自分の気質を把握して、適職を考える時に使ったりします。

これを応用し、他人を見抜くのに使います。

 

練習すると対象とする人物自身が把握していない人格まで見抜き、問題行動を未然に防ぐことができます。

 

あるいは、仕事の得手不得手を判別して適材適所の配置が可能になります。

 

エゴグラムを使う理由

エゴグラムは5つの気質で診断をします。

9つの気質を使うものなどもありますが、多ければよいという物ではありません。

 

診断の基準を暗記出来て、活用するのに丁度いいのが5つ程度のものです。

ビッグファイブというのを使うアメリカの有名企業がありますが、これもエゴグラムに近いものです。

 

エゴグラムとディグラム

この本はエゴグラムのテストと診断結果が記されています。

どういう質問がどの気質に関連しているのかを知る事ができます。

 

本来の使い方である自分自身の診断をして、エゴグラムの感覚を身に着けてください。

エゴグラムはテストを受ける時の精神状態によっても変わってくるので、なるべくフラットな状態でやってください。

 

また、人格気質は年齢によって変化するので、若い時の結果がずっと同じわけではありません。

 

ディグラム診断

エゴグラムに膨大な診断結果のデータを付け加えたものです。

人格は無限に見えて、パターン化する事ができます。

 

各気質の要素の強弱により、人の本性を読み解くことができます。

この2冊を熟読すれば十分です。

 

興味があったら進化心理学などを組み合わせると、性別の違いなどが理解できます。

 

エゴグラムを使って、言動からヤバい人を見抜く

エゴグラムは5つの気質の強弱の組み合わせで、人を見抜きます。

最初から5つの気質を読むのは難しいので、まずは2つだけ使ってみましょう。

 

NP(保護的な親):優しさ・寛容・共感性

これは一言で言うと、優しいお母さんのイメージです。

人当たりが柔らかい印象を与えますが、高すぎても過保護という悪影響を周囲にもたらします。

 

FC(自由な子供):好奇心・行動力・活気

元気に走り回る子供のイメージしてください。

感情のままに行動し、考えるより即行動をします。

 

この2つの気質だけでも、組み合わせの強弱によって人格がわかります。

例えば両方が高ければ、海外で積極的に慈善活動をするような人になります。

次に読み取る具体例を挙げます。

 

言動から気質を読み取る例

ある小学校で起こった、若い教師に危害を加えた40代の教師の言動を見ていきます。

加害の中心となった40代の教師が、問題を追及されてから語った反省の弁から読み取ります。

 

「子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり」

 

前半の子どもたちを愛する事が、どうして他の教師に危害を加える事に繋がるのでしょうか?

こういう辻褄があっていない=ウソの発言に、本質が見え隠れします。

 

この発言から拾うのは、『愛して』というワードです。

エゴグラムのNP(保護的な親)があるのかどうかを見ます。

 

この加害教師の粗暴な振る舞いを見ると、全く逆で矛盾をしています。

矛盾にはその人の本質が強くでているので、NPがとても低い可能性を見出します。

 

ただし、この一点だけでは判断を下さないので、情報の一つとして脇に置いておきます。

これらの情報から、後で総合的に判断します。

 

「子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません」

謝罪しているのは被害教師に対してではなく、『子どもたちの前に出られない』という事に対してです。

 

よく読むと自分の行動ではなく、人前に出られないという事を気にしていて、自分が出られない状況に不満を抱いている事がわかります。

 

肝心の子ども思いなのかという点ですが、40代の教師は児童に対して

 

「あなたのことが嫌い」と言ったり

座っていたいすを後ろに引かれて頭を打ったりした児童が居たそうです。

 

この行動は、NP(保護的な親)が高い場合にはしない事なので、言動と矛盾があります。

 

むしろ子どもっぽい行動から、FC(自由な子供)の方が高いという事になります。

FC(自由な子供)が高いと、自分の感情の赴くままの行動をとる特徴が出ます。

 

会社ではチーム内で好き嫌いが激しく、それをそのまま出して場を乱す存在になります。

 

「被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです」

FC(自由な子供)が優位な人は、自分から見た世界しか認識できません。

小学生の元気な男の子に夏休みの出来事を聞くと、目の前の状況を身振り手振りで言ってくれますが、聞いてる側はよくわからないものです。

 

これと同じで、FC(自由な子供)が突出して高い人は相手の視点を持っていません。

管理職とか他人に気を利かせるような仕事は向いていないです。

 

「かわいがってきただけに本当につらいです」

これは、全く反省していないどころか、自分がつらいという事を述べています。

自由な子どもに責任を追及すると、言い訳が出てきます。

 

FC(自由な子供)だけが突出して高い場合に、こういった特徴が出やすいです。

NP(保護的な親)とFC(自由な子供)の二つの気質を判断すると

 

高い・・FC(自由な子供)
低い・・NP(保護的な親)

 

になります。

5つ全てを割り出さなくても、3つくらい高い・もしくは低い気質を割り出せば、使えるくらいの診断精度になります。

 

 

人の見抜き方の基準がない管理職

加害教師は、前々任の校長がヘッドハンティングしたとの事です。

人を見抜く基準がない管理職は、一面的な情報で全てを判断します。

 

媚を売ってくる人間の負の面が見えず、高評価を下します。

そういう中間管理職を据えると、優秀な若手社員が離脱してしまいます。

 

校長は経営者ではなく、雇われの立場で学校を転々とするので、人を見る目を養う必要が無かったのだと思います。

 

管理職は事故が起こったら対処する

何か事件(事故)があった場合、それをなかった事には出来ないので、原因究明して次に活かす改善が大事です。

 

会社でも人員の失敗が起こる度に、原因を究明してチェック項目を追加してきた事の一つが、人を見抜く方法の確立です。

 

公立学校は倒産する事がないので、営利会社と違って本気で人員管理の必要がないのでしょう。

 

管理職の影響は大きい

校長先生に存在意義があるとしたら、人と接した経験から本性や才能を見抜く能力です。

しかしこの件の校長は、ヘッドハンティングで問題の教師を自校に招き入れています。

 

校長先生が人を見抜いたり管理できないなら、何が優れているのでしょう?

クラスの生徒を受け持って、一度に何人もの相手をするというのは瞬発系の頭の使い方も必要で、若い人の方が有利です。

 

スピーチにしても最適な言葉がスッと出て来ないので、児童とのテンポがあいません。

わたしが小学生の頃に朝礼で校長先生が話をしていると

 

『あ~  う~』

 

が多すぎて演説が長時間に及ぶため、女子児童が貧血でバタバタ倒れていきました。

酷い時には戻す児童もいて、それを先生がスコップで校庭に埋めながらも、校長は

 

『あ~ う~』

 

を続けるという地獄絵図でした。

話の内容も、まるで入ってきませんでした。

 

先生たちは誰も、校長に対してコンパクトで伝わる話をするよう促せませんでした。

学校は業績の悪い零細企業みたいな構図です。

 

経験はデータで補える

経験というのは社会実験やデータの共有で補えるようになってきたので、年配の校長先生の優位性というのがあまりないように感じます。

 

校長職は、今までの労いという側面が大きいと思います。

そういう余生に入った校長の下では統制が利かず、教師の不祥事が起こります。

 

これは、淘汰のメカニズムが働いていないような企業にも同じ事が言えます。

 

役職定年制度を入れて、校長から退いて用務員として学校に携わり、微細な点を現場の教師に伝えるオブザーバーのような立ち位置が良いのではないでしょうか。

 

ディグラムのように多くのデータによって、若い人でも知識を取り込む事が可能です。

一般企業も年功序列が廃れているので、上司を飛び越えて出世をして、仕事をしやすいように変える事が可能です。

 

人を見抜く事は、同僚として付き合うか否かの判断材料にも使えるし、あなたが管理職になった時にも役に立ちます。

 

 

顔つきにも人格が出るけど読むには瞬発力が必要

このページに書いているのは主に言動や行動などからですが、顔つきを読むのが得意なら、そちらの才能を伸ばしてください。

 

優れた経営者や営業マンなどが、他人の顔つきを見て、少し会話をしただけで人格を判断できるのを何度か見ました。

 

わたしの方法と突き合わせた結果と同じでしたが、彼らの方が判断するまでの時間が格段に速かったです。

 

ただし、個人の才能によるところが多いので、このページの手法のように解説するのは難しいと思います。

 

顔の造形を読むとか、瞬時に答えを出す脳が発達している必要があります。

 

ステレオタイプな簡易判断

わたしはあまり顔つきから判断をするのが得意な方ではありません。

しかし経験の蓄積で一定数のパターンは持っています。

 

人間の顔には表情筋があり、長年の表情の使い方が影響します。

多少ステレオタイプの面がありますが、例えば目がジトッとして口角が下がってブルドックみたいな年配者は、平気で

 

「あんた」

 

とか言ったりします。

ムスッとした顔を続けてきたという事は、性格的にも不満を感じやすい人です。

 

この簡易判断は紋切型で何割か誤りが起こるので、本ページのように言動や行動から複数の特徴を拾っていく方法をオススメします。