本能のままに行動をして、『迷惑』の概念が欠落した人たちがいます。
人の事をあまり愚かと言うものではないので、彼らのことを昆虫脳と呼びます。
角砂糖があると反射的に飛びつく虫のように、昆虫脳は自分中心の行動をとります。
彼らの脳で認識する世界と、人が見ている世界は違います。
通勤のストレスを増大させる、昆虫脳の人たちの行動
昆虫脳の人を見ると、二人称までが限界です
二人称とはYou & I で、自分と目の前の一人は意識に入りますが、第三者までは認識できません。
例えば往来で知り合いに会うと、その瞬間にビタッと立ち止まっておしゃべりが始まります。
目の前の知り合いしか認識しないので、往来を行く人など目に入りません。
アリを眺めていると、これに似た行動をとります。
アリは昆虫脳同士なので、ガシガシぶつかりあいますが問題ありません。
ストレスを感じるのは、常に人間脳の方です。
駅で一番邪魔な場所に立ち止まる
通勤で駅を使う人が、一番通る動線上に止まる人がいます。
壁際とか人が通らない場所もありますが、昆虫脳の人はそこに蜜でも塗ってあるかのように、人が通る動線上に止まります。
彼らに悪意はありません。
犬の目が多くの色を認識できないのと同じで、昆虫脳の人には他人が見えないのです。
ストレスは他人にかけるもの
駅だけでなく、歩道の上でも昆虫脳は発揮されます。
本能かのように、わざわざ人の往来を妨害する場所に立ちます。
往来を行く歩行者から見て縦に並んでくれたらいいのに、横に並んで壁を作ります。
2択で他人が迷惑する選択をするのが、昆虫脳の特徴です。
彼らにとってストレスとは、他人にかけるものなのです。
定番の電車のドアを塞ぐ人
電車のドアをふさぐのはよく見ますが、真ん中をふさぐタイプは特に昆虫度が高いです。
先日見たのは魂が抜けたような顔でスマホをいじる若い男性が、ドアの真ん中で立ちふさがったところです。
電車が駅についてドアが開くまで、放心したようにスマホを見ています。
そして周囲の通勤客が大勢下りて身体をかすめると、周りをキョロキョロと見まわして驚いています。
多分、ロボット掃除機のルンバみたいに、接触しないと気が付かないタイプなのだと思います。
しかし降りずにドアの真ん中をキープしています。
ルンバだって触れたら行動を変えるのに・・・
スマホながら歩きで、かつ端に寄らない
スマホのながら歩きで、モタモタする人は口がだらしなく開いている人が多いです。
彼らは二人称までが認知の限界なので、自分とスマホ以外の存在が頭にありません。
スマホを見ると、周囲の状況が頭から消え去ります。
そこが混みあう駅の階段であっても、昆虫脳の人はスマホが全てになります。
アリが甘いものを見つけた時みたいに、脳から他のことがシャットアウトされます。
せめてあと少し端によれば他の人が通り抜けられるのに、昆虫脳の人はスマホだけしか認識できません。
昆虫脳の人たちの仕事ぶり
昆虫脳の人たちは、仕事でもやっぱり昆虫気質です。
仕事の漏れが多く予測行動ができないので、突発的事故のような事が連続して起こります。
普通の人から見ると未然に防ぐことが出来る事でも、昆虫脳の人には天変地異にあったかのような反応をします。
彼らは予想ができないので交通事故とか、ニセ投資話に騙されることも多いのではないかと思います。
底辺に多かった昆虫脳
昆虫脳の人たちの行動の意味を考える
猫はわざわざ遠回りして、人や犬を踏んずけていく行動が見られます。
この行動は嫌がらせではなく、猫にとっては挨拶の意味があります。
では、昆虫脳の人の行動にも意味はあるのでしょうか?
様々な観点から考えましたが、答えは虚無でした。
彼らの行動に目的はありません。ひたすら虚無です。
これ以上探求すると、暗闇から引き返せなくなる恐怖を感じ、昆虫脳と定義づけして終わりにしました。
昆虫脳という呼び方以外に迷ったもの
昆虫脳の人は自分と目の前の一人しか認識できないので、頭の容量がとても小さいように感じます。
そういう演算量の少なさから、
『最初のロボット掃除機』
くらいの脳という呼び方が浮びました。
しかし、昆虫脳の人たちの憑りつかれたような行動は、機器より虫に近いために『昆虫脳』が最適です。
昆虫脳の人を諭す事は困難
イラっとしても、昆虫脳の人に注意をするのは無益です。
例えば品川駅で邪魔な場所に陣取る人を注意したとします。
昆虫脳の多くは自分の非がわからず反抗をするので、注意すること自体疲れます。
もし注意が通じたとしても、場所が五反田駅に変わると邪魔な場所に陣取ります。
これは脳にシンプルな情報しか格納できないため、品川駅で受けた注意は品川駅限定の注意事項になってしまうからです。
邪魔な場所のパターンで記憶するのではなく、個別の事として記憶するので注意するなら全駅分の注意が必要です。
ただそれも5駅分くらい注意した時点で、最初の一駅目は記憶から消し飛ぶので永遠に終わりません。
昆虫脳の人を諭すのは無理です。
ひたすら距離をとるしか、ストレスから逃れる手立てはありません。
悪夢の通勤から逃れる