ドン底にいる時のストレス解消法

不安とストレス

ストレス解消法みたいなのを、する気が起きません

本当にストレスが溜まった人は、発散する事も出来ません

 

よく耳にするストレス解消法は、まだ溜まっていない人しかできないアクティブなものが多く、どちらかと言うとストレス予防法です。

 

ストレスが溜まった状態では、スポーツはする気にならないし、映画を観ても内容が入ってきません。

 

ドン底でストレスが多い状態の人は抜け出す糸口が見えず、その状態で転職の選択をしても、ドン底から別のドン底へ移動するだけの結果になります。

 

まず最初にストレス解消をして、良い事をイメージできるようにならないと、状況は好転しません。

 

わたしが社保ナシ・年収200万以下のフリーターから、転職を繰り返して年収1000万円超になるのに有効だったストレス解消法です。

ストレスは身体⇒脳の順で解消する

過去を反省する人は、嫌な事が忘れられずにストレスとして蓄積していきます。

反省できるから人生の後半に伸びていきますが、その手前で押しつぶされてしまう人が多いです。

 

ストレスが溜まったと気がついた頃には、散歩さえする気になりません。

この状態からストレスを追い出すには、

 

身体⇒脳

 

の順番でリラックスさせていきます。

ストレスが溜まる時は、脳で悩んだ結果が身体に影響していくので、解消はその逆をします。

 

ストレス状態を解消する

人間はストレスが掛かった時は、エネルギーの消耗を抑えるために身体の機能を抑えます。

原始時代に肉食動物に追われて、身を隠してジッとしているような状態です。

 

浅い呼吸で身体に回す酸素の量を抑えて、仮死状態のようになろうとします。

ストレスが溜まったと思う時、呼吸を意識すると浅くなっている事に気がつくと思います。

 

だからまず、身体に酸素を回すようにします。

 

リラックスできる呼吸法

酸素は肺から血液に乗って、身体をめぐります。

 

・鼻から3秒数吸う
・6秒息を止める
・口から6秒はく

 

この呼吸をしてみてください。

 

 

息を止めた時は、肺が酸素で満たされている事をイメージしてください。

 

はく時は、へその下あたりの丹田という場所を意識してください。

呼吸に集中する事で、脳は嫌な事を考えられなくなってきます。

 

徐々に呼吸が心地よくなっていきます。

慣れてきたらもっと秒数を伸ばしてみてください。

 

 

呼吸の次は末端からリラックス

呼吸で身体に酸素が回ったら、次は指先や足先に意識を集中します。

脳が緊張した時に手が震えるのとは逆に、手からリラックスしていく事で、脳の緊張を解いていきます。

 

呼吸法で身体が言う事を聞きやすい状態なので、手を揉みながらでも指回し体操をしながらでもいいので

 

『手はリラックスしている』

 

と自己暗示をかけてください。

足先は動かさなくてもいいので、リラックスしているとイメージします。

 

それを徐々に腕・胴体とリラックスさせていき、脳にまでつなげます。

 

アロマや音楽は補助

ストレス解消法で紹介されるアロマや音楽ですが、わたしはこれだけでは効果がありませんでした。

ストレス状態では、外部の刺激で変化はしにくいです。

 

呼吸法やリラックスイメージの時に、補助として使うのが有効です。

リラックスすると思われがちなコーヒーは、覚醒状態にする飲みものなので逆効果です。

 

ストレスの正体がわかると、解消法もわかる

ストレスを感じやすい人というのは、危機を未然にキャッチする能力があります。

起こっていない危機までも脅威に感じるので、常に負荷を感じた状態で疲れます。

 

わたしは危機を未然に防ぐ=業務改善

 

で給料を上げてきましたが、予期していない危機が起こった時も、対処不能な事はありませんでした。

 

『対処不能な危機は起きない』

 

という事を知ると、少し楽に生きられます。

 

ストレスは追われる恐怖がつくる

肉食動物に追われた人間が、洞穴にジッと隠れた状態に適したのがストレス状態です。

身体機能を落して仮死状態のようになって、肉食動物が去るまで持久戦で耐えます。

 

頭も消費カロリーを抑えるため、最小限の身体機能維持の命令しか出しません。

ここまでくるとウツの状態です。

 

だから解消方法は、自分が安全な場所にいる時のように深い呼吸をするところから始めるのです。

 

 

休日があまりストレス解消にならない理由

宿題を先延ばしにしても、絶対にやらないといけない状態は変わらないので、実際にやったのと同じくらい精神力を消耗します。

 

これと同じように、月曜に出社する事が決まっている休日は、単に問題を先延ばししている状態です。

 

休日を終わらせたくないからと日曜深夜まで起きてしまい、寝不足でダメージを受けやすい状態で月曜の仕事始めを迎えてしまいます。

その状態が、ストレスを悪化させます。

 

こんな風に脳のメカニズムを知っていると、ストレスを減らす工夫が思いつきやすいです。

 

ストレス耐性のある人

社会人としてストレス耐性がある人を見てきましたが、

 

反省しない・すぐ忘れる・予測しない

 

人が多かったです。

行動は早いのですが、危機を予測していないので、再起不能レベルの大きな失敗をしていました。

 

破滅の前日まではストレスフリーに生きられるという感じで、あまり羨ましくはなかったです。

 

リラックス状態からイメージを膨らませる

呼吸法などで身体がリラックス状態になったら、次は脳をリラックスさせます。

身体が十分にほぐれた状態なら、脳もイメージを受け入れやすくなっています。

 

ストレスがある時は、脳と体は薄暗いホラ穴でジッとしているような状態でした。

その真逆のイメージを浮かべます。

 

何の心配もない状態として、草原に寝ころんで大の字になっている姿をイメージします。

 

良い会社で働いているイメージ

わたしは転職を考えた時に、自分が良い会社で働いている姿をイメージしました。

そんなの意味がないという人もいるかと思いますが、イメージトレーニングと同じでやってもデメリットはありません。

 

わたしは給料が安くて低俗な会社から転職を繰り返して、最終的にはホワイト企業に入れました。

 

嫌な会社のイメージを頭から追い出して、良い会社で働くイメージに切り替えてから転職活動をした事で、だんだんと良い会社を引き寄せる事ができたと思います。

 

その時の選択には、気分が大きく影響しています。

嫌な気分の時には美味しいものを食べたいという気さえ起きないように、会社選びも消極的になりがちです。

 

他に資格を取ったりとかは無かったので、わたしはイメージによる引き寄せしか、上手く行った理由が見当たりません。