ドラクエで人生を学んだから、壮大コンプレックスに悩まされた件

不安とストレス

 

ドラクエはIからガッツリとやった世代で、人生は壮大な物語にしなければいけないと思っていました。

 

自分はドラクエのモブキャラみたいに、街をウロウロしていてる町民のように無意味な人生を歩んではいけないという、強迫観念を植え付けられました。

 

王様でさえモブキャラ扱いで、コロコロ太って何も成し遂げない無価値な存在でした。

 

世界を救って、世界中の人から称賛される人にならないといけないと思った結果、自分の世界が破綻しかけました・・・

 

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ドラクエで人生を学んで、破綻しかけた話

 

ドラクエはIだと竜王を倒した後、世界の街々に出かけて人々に話しかける事ができます。

 

そうすると皆がわたしの事を称賛して、祝福をしてくれました。

この承認欲求が基本になってしまうと、普通のサラリーマンになる事は生きていないのと同じことになってしまいます。

 

 

普通の生き方を選ぶと、宿屋の裏の酒樽の前にいて、勇者に話しかけられるのを待つだけのキャラになってしまう気がしました。

 

凡人になる事への恐怖が根底にあったわたしは、大人になるにつれておかしな方向に進んでしまいました。

 

無能は世界を目指す

 

社会人デビューの年が近づいてくると、学歴社会に落ちぶれて日本だと最低の人生が待っていると思って、トチ狂った人生設計をしてしまいました。

 

それは自衛隊・フランス外人部隊で経験を積んでから、東南アジアの少数民族のところに行こうという壮大な物語です。

 

その案は幸い、第一段階の自衛隊の試験に落ちた事でとん挫しました。

日本で実績を上げられないがゆえに、安直な考えで海外なら評価されやすいと思っていたのでしょう。

 

これは逃げの発想です。

 

本当に実績を上げられる人は自分のコミュニティである日本で、まず何らかの実績を上げています。

そういう人が日本国内で成功した方法を応用して、海外でも功績を上げています。

 

ホームである日本でダメな人がグローバル展開しても、ただ行動半径が広いだけの、砂場遊びをする人になってしまいます。

 

本当に勇気があるなら、まずは日本で逃げずに行動をするはずです。

 

 

紛争地帯を目指す人

 

わたしが世界を目指したのは、日本ではスペックが低くて勇者になれないのでルールが滅茶苦茶な所へ行けば、色々とスペックがごまかせると思ったからです。

 

決して向上心があったわけではなく、日本より社会が未発達の所に行けば、相対的に自分の価値が上がると思ったからです。

 

実際に紛争地域に行ってあいまいな活動をする人を見ても、定型のパターンが浮んできます。

そういう人の中で報道された人の足跡を追ってみると、Fラン大とあいまいな就職でくすぶっていた後に紛争地域へ行っています。

 

日本でも上手く仕事ができないので、現地に行ってもベビーシッター的な事をしてお茶を濁します。

ちゃんとした援助をする人は、まず日本でしっかりとしたアイデンティティを持った人が多いです。

 

あいまいな活動をした人は帰ってきても大風呂敷を畳む事ができずに、就職しないでよくわからないNPOを起業して補助金に頼っていたりします。

 

彼らを見ると、

『ドラクエからまだ降りられないんだな・・・』

と思ってしまいます。

 

ドラクエの勇者コンプレックスの特徴

 

わたしにも経験があるのでわかりますが、勇者コンプレックスの人は

 

『自分は偉大なことに向けて行動している』

というウソを自分に信じ込ませるのに必死です。

 

そのウソのために、他人に向けたスタンドプレーが激しい人もいます。

SNSで上段からの『お叱り』でアプローチする人は、普通ではあまり人に相手にされないので、叱りつける形でコミュニケーションを取ろうとしているかのようです。

 

日本人は『どこか自分が悪い所があったかな?』というのを考えやすいので、叱るトーンでコミュニケーションを図るのが最も反応が良いのでしょう。

 

他人にマウントを取る事で、自分の偉大さを自他に認めさせようとします。

 

突然、慈愛に満ちた人物になる

 

SNSで突然、ドラクエの僧侶みたいに慈愛に満ちる人がいます。

 

例えば海外の何かの事故に際し、遠い国の誰かを悼むのは良いことですが少しの事ですぐに他人に

 

『不謹慎だ!』

という叱りを行います。

 

そういう人が普段、どれだけ慈愛に満ちているか追ってみると、肉親を罵っていたりしていて全然優しくないです。

 

結局、憎悪が激しいだけの人で、慈愛とは別の気質がうかがえます。

 

 

コンプレックスから抜け出す

 

わたしは二十代半ばくらいで、ドラクエコンプレックスから抜け出せました。

 

もし抜け出していなかったら、今頃SNS界で呪いの言葉を発するモンスターになっていたかもしれません。

 

けどコンプレックスから抜け出して自分にウソをつくのをやめて、小さな自分を認めてコツコツと成長させる事に向き合い収入を増やしていきました。

 

仕事で人に助けてもらったり、自分が得意な事で貢献したりという相互補完の関係も築けました。

こういう事を軽視して大人物になろうとしていた事が、非常に恥ずかしいです。

 

普通の人生の方が、よほど勇気のいるゲームです。

 

そもそもドラクエの勇者、あまり努力していない

 

ドラクエは、宿屋とか武具屋で働く町民の人生が見えないゲームです。

 

だから勇者の生き方以外は、無意味なものだと思っていました。

ですが勇者は名声に値するほど、努力をしているでしょうか?

 

スライムを倒していればレベルが上がるし、命を落としてもやり直しができます。

コントローラーで指先をチョイチョイ動かすだけでレベルは上がるし、何十万もゴールドが貯まるし、勇者は頑張っているようでお手軽な人生です。

 

現実の人生の方が、後戻りできない選択を選ぶ勇気が必要です。

 

この世界は町民が救っている

 

ドラクエと違って竜王がいないこの世界で、町民こそが勇者の活動をしています。

 

紛争地域の地雷撤去の重機を作る会社や、環境問題を解決する機械を作る会社など、日本でちゃんと就職をした人たちの方が実績を上げています。

 

コツコツとした積み上げが出来る人が世界を救っているのであって、一足飛びに声だけあげている人は役に立っていません。

 

ドラクエコンプレックスの人には魔王のように敵対する何かが必要で、常に闘争をしています。

積み上げの創造ができずに闘争だけしている人は、勇者というより魔王に近いのではないでしょうか?

 

 

日本で一人前になるだけで十分

 

勇者になって世界中の人を救わずとも、他人に迷惑をかけず、自分の生活を自分で支えるだけで十分だと思います。

 

補助金をもらわないだけで一人前だし、余裕があったら家族を養い、安定した家庭を築くだけで立派です。

 

普通に働くだけで職場の周りの人と関わり、社会に製品やサービスを提供する、価値のある人になれます。

 

そういう地道な事ができない人に、世界など救えるはずがありません。

ドラクエコンプレックスになって、一時は普通に働くことを否定した自分への自戒を込めてこのページを書きました。