Fランク大学だと生涯、薄給かというとそうではありません。
新卒で入れる会社は左右されると思いますが、後から盛り返すことは可能です。
その事はFランクさえ入れず、もっと偏差値の低い専門学校(倒産で廃校済み)を卒業した、わたしの経歴が参考になります。
高学歴の人とは違う経歴なものの、30代の時には年収1千万円に到達しました。
(大企業の35歳平均年収が500万円前後の頃)
わたしが20代の頃は情報が乏しくて、将来ホームレスになるんじゃないか心配でした。
ですが現実は貯金をして40代で早期リタイアしています。 ⇒ 経歴
今が不安でいっぱいの人もいるかもしれませんが、それほど悪い事にはならないと思ってもらうために、この記事を書いています。
学歴社会というのを信じない
Fランク大学が就職に不利という考え方は、高学歴の人たちが作った価値観です。
わたしの経験では20代半ば以降は、学歴を意識することが減っていきました。
終身雇用制の価値観の中では新卒で入れる会社が重要だったので、大学のランクが重要だったのでしょう。
その社会が崩れたおかげで、わたしのようなFランク大学未満の人間が入り込む余地が生まれました。
社会に出た後は学歴の効果は薄れていき、仕事による評価でポジションが上がっていきます。
仕事は学力が全てではなく、器用さや行動力などの要素も加わった総合力の勝負です。
学歴の不利は挽回が可能です。
今現在、トップの業界に就職したいと思っていませんか?
新卒でトップの業界に就職するには、学歴が必要です。
そう考えるとFランク大学に絶望するかもしれません。
ですが今現在トップの業界に入ろうとすること自体が間違っています。
わたしは広告業に進みましたが、当時トップだったテレビにも、その次に規模が大きかった雑誌業界にも入れませんでした。
消去法でIT広告業界に進んだ結果、ずっと右肩上がりでテレビを追い抜くまでの規模になりました。
社会に出てから勉強すれば追いつく
学校の勉強がつまらないのは、役に立たない事が多いからです。
社会に出て自分の仕事を向上させるためにやる実学は、目的がハッキリしています。
勉強したことをすぐに仕事に反映させると、楽になる上に年収が上がります。
勉強がお金につながる報酬体系を脳が覚えると、貪欲に勉強するようになります。
わたしの場合は最高で年収2,500万円までいきました。(大企業の40代の平均年収が約600万円の時)
人生の前半戦では高学歴者が有利なのに対し、Fランク大学は後半の伸びが期待できるタイプです。
Fランク大学の不利を、就職活動で補う
新卒で就職活動をする時、一生の仕事だと気負わないことをオススメします。
わたしはフリーター生活を経て、26歳で初めて正社員として就職した会社を半年で退職しました。
初めての就職なんて、そんな散々でも大丈夫でした。
気負わずに自然な感情でいると、就職でも焦らず良い選択を選ぶことができます。
新卒の一発勝負で人生が決まると考えると、Fランク大学よりも難関大学の方が勝率が高いです。
しかし今の時代、新卒で入った会社がずっと安泰という保証はありません。
リストラに学歴は関係ありません。
学校の勉強ができない≠頭が悪い
社会に出た後の頭の良さには、勉強だけではない指標が加わります。
総合的な問題解決能力が問われます。
例えばわたしの場合は、人の行動を予測する観察眼が仕事の役に立ちました。
学校のテストでは問いの解釈を変える事はできませんが、実社会はそうではありません。
出された問題の視点を変えると、思いがけない解決方法が浮かんでくることがあります。
実社会の問題はコツがあり、視点を変えて観察する事で、正解にたどり着く方法があります。
学校のテストのように、必ずしも決まったアプローチで問題を解かなくても良いので、学校の勉強に適応できなかった人にもチャンスがあります。
転職する頃には、Fランク大学の影響は薄まる
転職する時には社会人になった後の実績で評価が決まります。
Fランク大学は学歴による不利を、職業経験によって補っていけます。
仕事を上手くやるコツは、単純ですが自分が上手くできる仕事に就くことです。
好きなことを仕事にするのではなく、誰にでも一つはある、上手くできる仕事を見つけることです。
好きな事は思い入れが強すぎて、意外と稼げないものです。
Aランク大学と正面から競わない
Fランク大学のメリットは、遊べる期間と学生の社会的身分を手に入れられることです。
対して、難関大学は就職活動が有利になる権利を得る施設です。
新卒の就活で強者になった高学歴者が、更に自分たちに合った社会を作ります。
良い学校⇒良い会社というのは、強者が作ったルートに過ぎません。
強者が作ったルートは、強者に有利にできています。
高学歴でない人は強者が作ったのとは別のルートを進めば、彼らのルールで戦わずに済みます。
わたしは転職の度に未経験の業種を選んでいました。
常識的に考えれば不利なはずですが、わたしは経験者にはない視点で面接の資料を準備して、採用され続けました。
その中で自分が稼げる仕事を選びました。
Fランク大学は有名大学と同じ面接対策ではダメ
有名大学の学生に対する面接は、会社がその学生を有名大学相応の人物か、確認作業をする場です。
有名大学の学生は減点になるような事を避け、無難にしていれば採用されます。
それに対してFランク大学の学生の面接は、学生が会社に対して説得作業をする場です。
会社が持っているFランク大学の学生のイメージと、自分を切り離してもらう必要があります。
わたしは安い中古のノートパソコンを面接に持ち込みました。
面接官に、『自分を選んでも大丈夫ですよ』という説得材料を持ち込み、学歴だけに目がいかないようにします。
面接での自己PRが嘘くさくならない方法
面接で自己PRの段になって、動画再生ボタンが押されたかのように棒読みで
「私はやろうと思った事をやり通す意志の強さがあります」
と就活生が言う場面に、面接官は何度も遭遇しています。
嘘くさくて台本通りに読み上げているようで、PRになりません。
どうして嘘くさくなるかと言えば、本人が嘘くさいと思っているためです。
小さな事でも何かの事実があれば、この問題は解決します。
わたしは面接力で突破した経験が多いので、そういった練習法を紹介します。
後は面接に落ちたとしても気落ちしないことです。
不採用だった会社が後に倒産して、『あの時に採用されなくて良かった』というのはザラにあります。
人生の価値を他人に決めさせない
『日本は学歴社会なので、教育費をかけないと幸せになれませんよ』
これは教育関連の業種の人たちが作った、広告コピーです。
恐怖を煽った方が飛びつく人がいるので、こういう不安を煽るものが多いです。
そんな他人が作った価値観など無視して、どうやったら自分が豊かになれるのかに集中してください。
そうすることで日々の選択は豊かになれる方を選んでいき、それが積み重なって現実でも豊かになっていきます。