わたしはかなり、職を転々とした方だと思います。
最短の勤続日数が1日というのもあります。
20代のフリーター期間では、職を変える度にやりたくない業種が増えていって、選択肢が狭まっていきました。
ようやく就職活動をして就職したものの、自分に合っているのか疑問に感じて、再び転職を繰り返しました。
新卒からずっと続ける人って、入社前から業務内容を知っていたのでしょうか?
わたしはわからない事だらけだったので、入社して業務を経験して初めてしって、その上で辞めていました。
ただ転職をする内に徐々に自分の適性が掴めてきて、何度目かの転職で適職の業界に入った手ごたえがありました。
職を転々としたら人生が終わるという事は、全くありませんでした。
わたしの経験が、職を転々としている人の参考になればと思います。
職を転々とする事にネガティブなイメージがありましたが、終身雇用が崩壊したので、転職に慣れていたことで生き残ることができました。
一つの会社にしがみついている方が潰しが効かなくて、リスクが高いようになってきました。
大体、20代から60代まで同じ会社に勤めるイメージってわきますか?
わたしは全くイメージできなかったし、実際に社会人生活は想像がつかない顛末になりました。
30代から年収が大幅に上がって、40代には資産が貯まって早期リタイアできました。
⇒ 経歴
※読み進めていっても、アフィリエイトに誘導していないので安心してください。
職を転々としたわたしの経験が書いてあるだけです。
職を転々としても成功する方法
職を転々とする人の失敗として、同じ職種を短期間に何社も転職している事があげられます。
わたしは会社で履歴書を大量に見る機会があり、割とそういう人がいました。
彼らは職種に適性が合っていないので、会社を変えても問題が変わらないので転職を繰り返しています。
これだと単に右肩下がりの転職になっていき、転職先のレベルも落ちて変な人が多い職場にしか入れなくなります。
変な人の対人ストレスは、年収以上に大きな問題です。
そうなると人間関係も転職理由に加わり、抜け出せないループにハマリます。
転職は負担が大きいイベントなので、一回一回を無駄にできません。
転職の定義を決めておくと、行動に一貫性が出て徐々に理想的な職場に近づいていきます。
(1) 前職と方向性を変える
(2) 適職かは、働きながら観察する
(3) オーバーワークで退職の場合は一回休み
(1) 前職と方向性を変える
過去の仕事や今現在の仕事の中で、ご自身がどういう事に大きなストレスを感じるかピックアップしてください。
例えば飲食の接客や、会社で来客や客先でクライアントと相対した時に大きくストレスを感じたとします。
この場合、あなたは人の思いがけない行動に対処をするのが苦手なタイプかも知れません。
飲食の接客からアパレル店員に変わったとしても、方向性は変わっていないので再び辞めてしまいます。
営業やイベント系など行動的な仕事も、苦手な範疇に入ります。
こういうタイプが得意なのは、臨機応変に対応をしなくて済むよう、じっくりと業務を創るような仕事です。
具体的な業務の一例は、プログラムやデータベースを作るような仕事です。
プログラムはレールを敷く作業に似ていて、障害物を予測しながら確実なルートを作ります。
もしコンピューター関係に拒否感があるなら、仕事のレールを敷くという観点で仕事を探してみてください。
難しそうとイメージしていた仕事でも、やってみると適性を感じるかもしれません。
わたしも向いていないと思っていましたが、やってみたら簡単でした。
(2) 適職かは働きながら自分を観察する
感情の波に流されず、自分がその仕事に適性があるか否かを観察します。
なるべく早く一通りの仕事を覚えて一定の到達点に達して、冷静に自身に合うかどうかを判断します。
そのためには、稼働日に定時の仕事だけをしているのでは遅いかもしれません。
これは別にオススメしませんが、ワークライフバランスなど考えず、自主的な残業や学習をやると後で大きな見返りがあります。
自分のために+αの仕事をして、後で楽をするという考え方です。
わたしはこの方法で、昼寝できる会社を手に入れました。
(3) オーバーワークで退職の場合は一回休み
もしオーバーワークが理由で退職の場合は、すごろくの一回休みと同じように、次は気を抜く期間にします。
失業手当でもいいし、軽めのバイトで日銭を稼ぐ程度でも構いません。
疲弊した状態で仕事を探しても、その時の精神状態では低いランクの会社にしか目が行きません。
弱った時に条件が良さそうな会社を見ても
『どうせ受からない』
と諦めてしまいがちです。
気力が十分に回復しないと、一段上の会社を受けようと思う前向きな気持ちが生まれません。
しっかりと静養する事をお勧めします。
職の空白期間の言い訳はいくらでもあります。
職を転々としたら、転職に不利?
転職を繰り返して気になるのが、履歴書の職歴が書ききれなくならないか?
という事ではないでしょうか。
この辺は全く問題ありません。
例えばフリーターだったら、〇〇等バイトでまとめても問題ありません。
職歴はどうして書くのかと言えば、過去の経験をアピールするためのものです。
転職歴の多さを審査する項目ではありません。
正社員の職についても、数ヶ月未満なら経験のアピールにならないので書かないという人もいます。
その程度の項目です。
ちなみにわたしの転職は、フリーター時代を入れれば2桁いきます。
しかし最終的には、上場企業並みの待遇で働ける適職に辿り着きました。
自分の人生、会社を軸に考えない
米(自分)さえ美味しければ、おかず(会社)がちょっとアレな感じでも、満足度は高いと思いませんか?
自分で書いていて 『はぁ?!』と思う例えですが、「会社を軸に考えないでください」と言いたいだけです。
わたしは倒産を経験したことがありません。
その前に常に自分から転職をしていたためです。
若いと職を転々としやすい理由
若いほど好奇心が旺盛で飽きっぽいのは、自然のことです。
動物のメカニズムとして、若い内に色々な経験を積むようになっています。
同じ場所にいて、やる事が同じだと危機感を覚えます。
脳がそういう風になっているので、職を転々としてしまう事を
『自分は飽きっぽくてダメな人間だ』
と嘆く必要はありません。
この性質は歳を重ねるごとに治まっていきます。
例えば3坪くらいの小さな店にいるのは、大抵は年輩の人です。
歳を取ると目まぐるしく状況が変わる事に疲れるので、毎日が同じ事の繰り返しの方が安心して働けます。
こういう年齢的な変化があるので、今の飽きっぽさが一生続くと思わなくて大丈夫です。
本物の職を転々とする人のレベル
「仕事が続かない・・・」
と悩んでいる人もいると思うので、本物の
『職を転々とする人』
がどういうものかを紹介します。
その人は中年の人で、短期間の職歴が多いだけでなく、東南アジアも転々としていました。
職歴はいずれも直接、人と関わるような仕事ばかりでした。
どういう経緯か不明ですが採用となりましたが、出社予定の日に来ないで飛んでしまいました。
こういう人は自分の衝動が病的に抑えられず、ピンボールの玉のように目まぐるしくアチコチぶつからないと生きられない人です。
過去の失敗に目を向ける事無く、ひたすら無軌道に動き続ける事しかできません。
こういう人は5秒と同じ画面を見る事ができず、走り回ってしまうような人です。
このサイトを見ている時点で、あなたは
『本物の職を転々とする人』
ではなく、
『適職に巡り合う過程で試行錯誤をしている人』
ではないでしょうか。