そもそも、仕事を続けなきゃいけないルールってありますか?
子供の習い事は教育の意味があると思いますが、大人が仕事をするのは我慢比べではなくてお金を稼ぐ事が目的ですよね?
仕事が続かない人を説教する人がいますが、その人は何を根拠に言っているのでしょうか?
わたしは自分が40代でリタイアできるほど仕事で稼げた(真っ当な)事を根拠に
「仕事が続かないのは自分が悪いんじゃない」
と思っています。
仕事は我慢をするのではなくて、得意な事をお金に換えるためのものです。
転職しがちな事で、自分を責めてしまう方へ向けて書いていきます。
仕事が続かないのは、わたしのせいじゃない
大人が
「自分のせいじゃない」
って言うのが禁じられていますが、わたしは思い切り使います。
だって正社員の仕事を半年で辞めた時と、長く続いた時でわたしの人間性は何も変わっていなかったのだから、残る理由は『会社のせい』しかなくないですか?
こんなふざけた人間性で大丈夫かと思うかもしれませんが、人生は大丈夫でした。⇒ 経歴
仕事が続かないのは、感度が合わないから
『同僚は仕事が続くのに、なぜ自分は続かないのか?』
という葛藤がわたしにも浮かんだので、根本原因を考えました。
わたしは多動で落ち着かないわけでもないのに、徐々に疲弊して体力ゲージがゼロになって辞めるタイプです。
そういう風に仕事が続かない人は、対人関係で疲れやすいのではないでしょうか。
対人的なストレスは
感度が高い=繊細な人
が、感度が低い人と接する事で発生します。
だから同じ職場でも、ストレスをかける側とかけられる側の人は決まっています。
包丁を渡す時に相手に、柄ではなく刃を向けるのがストレスをかけるタイプです。
仕事を辞めないのが良しとされている理由
昔は農家の次男坊がかんざし職人の所に奉公して、体で覚える仕事に就いたりしました。
そういう10代から継続していれば誰でも一定の形になる仕事が多かったので、継続は力になりました。
現代でもその価値観の名残りを感じます。
けど今の仕事は幅を広げてスキルを組み合わせた方が有利な仕事が増えました。
わたしはシステムをやったり営業を経験した後でネット広告代理店の仕事に就き、両方の経験を組み合わせて成果を上げられました。

『あっ、この人嫌だな』というのが覆った事がない
過去に職場で会った人で
『嫌な人だな・・・』
と思った人と理解し合えた事がないです。
わたしにあたりが強かった人が改善したのは、わたしより後に入った人が目立つ人だった時くらいです。
いつも新しく来た人を脅威と捉えて、攻撃せずにはいられないのでしょう。
嫌な人というのは嫌な事をしている自覚が無くて、自分がホッとする行為だから感じの悪いことをやっています。
頭の中のプラグが違うので、いくら話し合いをしてもわかりあえないでしょう。
仕事を続けるのも辞めるのも生存戦略
わたしの生存戦略は逃げることでした。
理解し合えない人とずっと一緒に居て、自分の性格が歪んでしまう前に逃げ出しました。
性格は歯の矯正みたいに長期間、一定の圧力(ストレス)がかかると変わってしまいます。
嫌な人と同化するか、真逆の被害者的な性格が発達するかです。
いずれにせよ嫌な人の性格が自分の中に入ってきてしまう事になります。
内向的なわたしは自分の内面が侵される事に耐えられず、すぐに逃げ出しました。
逃げる事を否定しない
わたしは逃げ回って最終的に快適な環境に辿り着きました。
これは生き物の生存戦略としては正道で、人類の祖先も弱いがゆえに森から追い出されて、それゆえに発展しました。
強くて森の中心部に残ったゴリラは、今もゴリラのままです。
逃げるコツは辞めた事で自分を責めずに
『新天地を目指す』
という前向きなものにして頭に入れる事です。
逃げる逃げる言っていますが、辞めるにあたって当時のわたしは捨てるという意識でした。
▼逃げて就いた仕事

その代わり、仕事は一生懸命
仕事が続かなくても大丈夫な働き方は、どこの職場でもとりあえず
『最後の職場にするぞ』
という気概で一生懸命やります。
成果が出る・出ないは仕事との相性で自然と決まります。
自分に向いていない事なら数ヶ月で疲弊するし、成果が出るなら興奮して全く疲れなくなります。
わたしの場合は嫌な仕事を避け続けて、消去法で選んだ仕事で当たりが出て、そこで稼ぐ事ができました。
事前に自分に合う仕事というのは、なかなか分からないものです。
職を転々としても面接で合格率を上げる方法や、どんな仕事を選んだら年収が上がったかは別カテゴリーに書いているので、よければ色々と読んでみてください。
自分が経験した事しか書いていませんが、皆さんの失敗のルートは一つ減らせると思います。
仕事が続かなくても大丈夫なようにしておく
仕事を辞めて疲弊した精神を癒す時間が持てるよう、常日頃から準備をしておきます。
敏感な人はチューニングが合う職場に辿り着くまで、多分辞めるのを繰り返します。
我慢して留まり続けたら、恐らく心が悲鳴を上げて強制シャットダウンみたいな事が起こるでしょう。
『この仕事ならイケる』
という職に就くまでは借金をしないで、辞めた時に備えて貯金をしてください。
できるだけ実家で粘ったり、賃貸だとしても安い所で辛抱してください。
わたしはいつでも辞められるという選択肢があったので、何度も職を変えることができました。
一つの会社は最長で8~9年
わたしは正社員でも半年や1年ちょっとの職歴で、最長でも8~9年でした。
最長の会社は設立準備期間が1年あったので、その間を含めると9年です。
これでも短いと思うかも知れないですが、この会社の前に数年間同業種で経験を積んだので成果を上げるには十分な期間でした。
今まで辞めた会社の経験の全てを注ぎ込んで、会社の業務を一から作って効率の良いものにしました。
結果、報酬と自社株で早期リタイア資金を貯める事ができました。
辞めても経験が無になるという事はありません。

繊細で疲弊しやすいというのは才能の裏返しで、わたしは細かい数字や後に起こる事を微細な兆候から見つけるのが得意でした。
微細な兆候というのは例えば半年後にダムが決壊する前に、小さなヒビの段階で気がつくような能力です。
決壊したら数百人の作業員がいる所が、ヒビで対処すれば数人で済みます。
会社にはこういうシチュエーションが色々な所にあるので、よく稼ぐ事ができました。
転職歴が多い事の説明
履歴書の職歴の欄にズラーッと全部書く必要ありますか?
わたしは職歴って、次に受ける会社の職種に関連するものをアピールする欄だと思っています。
勝手に自分でそう解釈しています。
フリーターの職歴の内、次に受ける会社の職種に無関係なものは1行にまとめてしまいました。
関連が少しありそうなものはピックアップして、いろいろな屁理屈をこねてアピールに使いました。
面接では空白期間とか職の一貫性のなさは作家を目指していたという説明をして、
『それを諦めて御社の門戸を叩きました』
と、勝手に恩着せがましくして採用されました。
このあたりの事は面接や履歴書のカテゴリーに書いているので、よければ参考にしてみてください。
わたしは大分適当な事をしてきましたが、自分で自分を諦めない限りは大丈夫でした。
多分これを読んでいる方の方がわたしよりスペックが高いと思うので、わたしが出来る事は大概より上手くできるはずです。
⇒ 経歴