パワハラの定義が無かった頃は、どんな職場環境だったのか?

転職の決断

 

パワハラの定義は地位の優位性を利用して、下位の社員に苦痛を与えることです。

 

ですがこの定義が無い頃は、職場というのは上の者が下の者に何をしてもいいという感じでした。

平社員だったわたしもそれを疑問に思う事がありませんでした。

 

そんな時代を逃げ腰でかわして、無傷で社会人生活を上がることができました。

 

⇒ 経歴

 

今現在パワハラに思い悩んでいる人は、ストレスで視界がギュッと狭まるように選択肢が見えなくなっていると思います。

そういう人が少し気楽になれればと思い、経験を書いていきます。

 

パワハラを受けた理由

 

わたしは二十代半ばで初めてシステム会社に正社員で就職をしましたが、中途入社の扱いでした。

 

わたしより2~3週間早く入った新卒者たちが研修を受ける中、わたしは研修がありませんでした。

直接部署に配属されたわたしについた社員が、ドラゴンボールに出てくる魔人ブゥみたいな体型の人でした。

 

魔人ブゥってよくわからない所でキレるのですが、この社員も情緒が不安定な感じでした。

印象的だったのがスリーピースを着て、ワイシャツの襟につけてネクタイを持ち上げるカラーピンというのをしていたことです。

 

 

今はTシャツ姿で仕事をする人がザラにいますが、その頃はザッカーバーグが世に出る前だったのでシステム会社でも襟付きシャツ姿が多かったです。

 

その中でスリーピースというのはかなり変わっていました。

 

どんなパワハラだったか?

 

わたしが受けたのはパワハラの定義でいうと、

 

『精神的侵害』

にあたるもので、暴言をとんでもない声量で叫ばれるというものです。

 

暴言の内容は『テメェ』以降のセリフは覚えていませんが、とにかく絶叫が印象的でした。

 

基本的にキーボードを叩く音しかしないオフィスで、

 

『クリリンのことかぁーーーッ!』

ばりの叫びをあげるので、周囲に申し訳ない気持ちでした。

 

暴言自体は大したダメージではなかったのですが、周囲に対して恥ずかしい気持ちが募っていきました。

これはパワハラの定義だと、『人間関係からの切り離し』に該当するんじゃないかと思います。

 

毎日、どうやって魔人ブゥを爆発させないようにしようかと思うのがわたしの日課になっていきました。

 

辞めるという選択

 

その会社には就職氷河期の最中に、フリーターしか職歴がない状態で入りました。

 

それで入社数ヶ月で辞めるかどうかを考える事になりました。

動物は問題が起こると三つのFの行動を選択するそうです。

 

Freeze(フリーズ):固まる
Flight(フライト):逃げる
Fight(ファイト):闘う

 

わたしは最初の数ヶ月は社員を続けようと、『固まる』選択をしました。

野生動物でも敵と出会ったらその場に固まりますよね?

 

ですが会社の問題って、それで解決する事は少ないと思います。

実際にパワハラで大きな傷を負うのって、忍耐強く耐える人ばかりです。

 

 

わたしは躊躇なく逃げた

 

わたしは1・2ヵ月会社に留まっても情況が変化しなかったので、次は『逃げる』という選択をしました。

 

それが入社して半年の事でした。

辞めるのを躊躇する人って、短期間の退職を気にしてのことではないでしょうか?

 

もしくは次の就職先が決まるかどうか不安という。

わたしの場合、それらは後の就活のネックになりませんでした。

 

ハンデを織り込んで、就活の技術を高めて成功しました。

そのおかげで後々に転職する時も難なくこなせました。

 

試練によって、より強くなることができました。

この時に編み出した面接や書類の有利な書き方は、別カテゴリに書いているのでよければ読んでみてください。

 

パワハラの傷が残らなかった理由

 

わたしに傷が残らなかった理由は、まず早めにその会社を去った事にあります。

 

心の傷は回復するのに、その傷ができた期間と同じくらいの時間がかかるそうです。

速攻で逃げたわたしは、大して傷を作らずに済みました。

 

心の傷というのは脳に刻まれる記憶の事です。

嫌な情報が通るたびにその記憶の回路が太くなり、思い出しやすくなります。

 

だから早めの逃げは、その後の再就職のためにも有効な手段です。

 

罵倒慣れしていた

 

わたしは元々、罵倒に慣れていました。

 

わたしがバイトをしていたのは男性しかいないような現場仕事が多く、手が出る一歩手前みたいな怒鳴られ方が多かったです。

それに対してシステム会社の魔人ブゥみたいな人のキレ方は悲鳴に近かったです。

 

こっちが情緒不安定の子を刺激してしまって、

 

「ぴぎゃぁああああーっ!」

と叫ばせてしまった時の感覚に似ていました。

 

 

理不尽にも慣れていた

 

子供の頃からちょっとアレな兄がいて、ひどく理不尽な事に晒されていました。

 

兄は情報のインプット・アウトプットに問題があり、同じ家に住んでいるわたしは辛かったです。

 

大人になり兄に

「むしろ感謝しているくらいだ」

と言いました。

 

これはニュアンス的に試練に打ち勝ったという意味合いで使われる言葉ですが、兄はわたしに言われて以降

 

『お前は俺に感謝してるって言っただろっ!!』

と、わたしが兄に恩義を感じているという認識になりました・・・

 

世の中、こういう認知がおかしな人はいます。

家族のハンデを背負っている人には、心底打ち勝ってほしいと思います。

 

害になる人がいたら、それを糧として幸せになってください。

 

女性の社会進出によって、価値観が変わっていった

 

わたし自身は職場で罵倒されても、そんなにダメージは負いませんでした。

 

ですがその様子を見ていた女性社員が心配して、会社の上の人に相談をしてくれました。

それで困ったのが、会社負担でどこかの大学病院の精神科みたいな所に行かされたことです。

 

症状もないので、特に診断をもらうことなく帰りました。

わたしは魔人に絶叫させてしまうのを恥ずかしいと思いはしましたが、わたし自身は別に怖いとは思っていませんでした。

 

むしろ聞いている女性社員の方が怖かったのでしょう。

それを申し訳なく思いました。

 

罵声に関して男性と女性では、受け取り方が大きく違うと感じました。

 

 

男女がバランスよくいる会社

 

女性の社会進出が本格化して、職場に女性の価値観が入ってきたように思います。

 

ハラスメントの定義には、母性的なものの見方が反映されているように感じます。

なので働きやすいのは、男性と女性がバランスよくいる会社ではないでしょうか。

 

男女どちらかが多いとしても、7対3くらいまでの配分ならバランスが保てる気がします。

 

パワハラなんかで人生終わらない

 

わたしはパワハラ後に色々な会社を渡り歩き、大企業平均より年収をもらうようになったので会社の違いを知っています。

 

パワハラをするような人間がいる会社は、あまり優秀な会社ではありません。

現にわたしがパワハラで辞めた会社は、後にわたしが勤めた会社よりも遥かに小さな規模のままです。

 

今現在パワハラを受けている人はその事で頭がいっぱいだと思いますが、その先に進んで後から振り返ると小さな出来事に感じます。

 

わたしが初めての正社員の仕事を半年で辞めた後、どうやって適職に辿り着いて経済的に自立できたのかを、別のページに書いています。

 

よければ参考にしてください。