職場の嫌いな人はどうして嫌な事をするのか?

職場 不安とストレス

職場に嫌いな人がいるんですが、どうすればいいですか?

嫌な人を利用して自分の人生の糧にしましょう

 

嫌いな人がいるという事が、何だか悪い事のように捉えられる事が多いのが腑に落ちません。

相性が合わないのは

 

『お互いに悪い』

 

という事にされがちですが、客観的に観察しても嫌われる人というのは進んで他人に嫌がらせをしています。

 

多くの人が嫌いになる人には、他人を嫌な気分にさせるのが幸せだという行動が見られます。

伸びしろがない人がマウンティングをするのと同じ病理で、一方的に嫌な事をします。

 

嫌いな人が居てもあなたが悪いわけではないし、拒絶をしても構いません。

 

職場の嫌いな人の共通点

嫌な人と言うのはバイト先から正社員で入った会社まで、様々な場所でいました。

彼らにはいずれも共通点がありました。

 

それは自分に成長の余地がなくて人生が低位置で確定した不満を、周囲の人を下げる事で紛らわすという事です。

 

意識的にやっているというより、意地悪さが性格になってしまって自然と嫌な事をするようになっていました。

だから

 

『くすぶっている』

 

人から遠ざかっていけば被害は防げますが、新入社員の立場で拒否の選択ができない人が、最も被害を受けます。

 

売れない役者でくすぶっていた人

嫌な人に共通する『くすぶっていた人』がバイト先にいました。

その人は30代の売れない役者で、たまにカラオケの背景映像にモブとして出演したりしていました。

 

様々なオーディションに落ちまくっていて、目がジトッとしているのが印象的でした。

新入りが入る度にボソボソと文句を言い、他のバイトには新入りのある事・ない事を吹聴して回ります。

 

わたしも他のバイトに誤解されてあたりが強く感じていましたが、一緒に仕事をする事で誤解を解く事ができました。

 

わたしの次に新入りが入ったら、ターゲットはその新入りに移って、今度はわたしにその新入りの事を耳打ちするようになりました。

 

これでわたしに非があってその人に嫌われていたのではなく、その人の人格に問題があったのだと理解できました。

 

 

社員になっても嫌いな人はいる

これも役者としてくすぶっていた人で、全ての事に否定で返す尋常じゃないひねくれ方をしていました。

 

劇団に所属していたものの、休日の趣味に近い状態でした。

全ての人に嫌味しか出て来ないのに、自分の劇団のビラを職場で配ったりと、相反する行動をしていました。

 

嫌われる行動の自覚がないほど、性格として嫌味が根付いてしまっていたのだと思います。

この人は40代で、職歴は数年おきに会社を変えていて、人間関係の問題を伺わせます。

 

会社の黎明期でSEが不足していたので契約社員として採用されましたが、周囲への悪影響が大きかったので契約更新をしないで辞めてもらいました。

 

会社が成長して人が集まってくるようになると、こういう変な人が入る余地はなくなりました。

 

嫌な人は淘汰されていく

上記の例で30代と40代の嫌な人を比較すると、40代の人の方がよりこじれていました。

両者とも経済的な余裕はなく、お金の余裕の無さが更に性格を歪めていました。

 

『経済的に余裕がないから性格がキツくなる』

と言う人がいますが、実体験からするとそれは違います。

 

元々、性格が悪い人は社会に受け入れられず、結果として貧窮をします。

もし身の回りに嫌な人がいても、あなたが腐らずにいれば嫌いな人は自然と淘汰されていきます。

 

淘汰されないとしたら、その職場が終わっているという事です。

 

職場の嫌いな人の克服法

心理的なテクニックで、嫌いな人に一点でもいいところを見つけると、嫌だと感じる気持ちを軽減できます。

 

例えば嫌いな人が、実は家で親の介護を懸命にしているといった情報があると、嫌な事をされても

 

『けどこの人は介護をする優しい人』

 

という補足情報で、嫌な人感を緩和できます。

 

・・・・というのが一応のテクニックですが、嫌な事をされる側が毎回こうして配慮しないといけないのって、ちょっと理不尽です。

 

一番の克服方は嫌いな人より上に立つこと

対人的なストレスというのは、病気の原因にもなるほど強力なものです。

嫌な人に対抗するのは得策ではありません。

 

敵意に対して敵意で返す時、自分の中に黒い感情が生まれて嫌な人と同じ精神状態になってしまいます。

 

嫌いな人を克服するなら、ストレスをバネにして仕事の成果を上げて、嫌いな人の上に立つことです。

 

社会的な地位を上げると、付き合う人を選ぶことができます。

わたしは資産を貯めて早期退職をしたので、嫌な人がいると思ったらスッとその場を離れれば問題は終わります。

 

過去に遭遇した嫌な人のおかげでお金を貯める事ができたので、むしろ感謝しています。

 

嫌いな人とは分かり合えない

嫌いな人と分かり合えたという経験はありません。

嫌な人のターゲットが他に移ったとかで、自分で関係性をよくできた事はありません。

 

そもそも、全ての生き物を憎んでいるような嫌な人が変わらない限り、関係が良くなる事はありません。

 

その人の親が長い年月をかけて作った性格を、赤の他人が数年で変えられるわけがありません。

嫌な人というのは天災と同じなので、自分が環境を変えて転職するしかありません。

 

これは別に負けではなくて、よりよい環境へのステップアップです。

わたしは年収が高い職場に移るキッカケになりました。

 

 

嫌いな人が一番嫌いなのは自身

他人に嫌がらせをしないと気が済まない人は、実はしょうもない自身の事を嫌っています。

しかし自分自身には嫌がらせができないので、代償行為として他人に嫌がらせをしています。

 

自分と同じような気持ちにさせたくて、負の感情をバラまいています。