わたしは現在40代で、早期リタイアしてこれを書いています。
20代の頃、求職者の不安な気持ちの時に出会った、失礼な態度をとる面接官の事は忘れられません。
面接で悔しい思いをする度に答弁内容を練り上げて、後に年収1000万円超になる業界に入る事ができました。
最高年収は2,500万円(大企業の40代の平均年収が約600万円の時)です。
これは面接官に怒りを感じても腹に溜めて、それを地位向上のエネルギーにした結果です。
屈辱というのはものすごいエネルギーがあるため、安易に発散するともったいないです。
とはいえ面接官に腹が立つ事もあると思うので、受け止め方が変わる考え方を書いていきたいと思います。
わたしが出会った意地悪な面接官
会社員生活でわたしは自分で面接官をやった事もあるし、採用基準を決めたり面接官の監督もあります。
そんなわたしでも求職者の時は弱い立場で、面接官は強者です。
弱い相手に意地悪をする人間は一定数いるものです。
わたしの経験ではずっとふてくされている面接官がいて、我慢して受け答えしたのに不採用でした。
思い出すと今でも愛想笑いを返してくれという気持ちになります。
面接の段階では、求職者は会社と雇用関係がない一般人なので、失礼なことをされる筋合いはありません。
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けど、そんな失礼な人間を出す会社は不採用になるのが正解です。
少なくともわたしが不採用になった会社は、後に消滅していました。
意地悪な面接官に怒りを感じたら言うこと
単に怒りをぶちまけるだけでは、嫌な面接官に与えるダメージは少ないです。
面接が後半になって、面接官から
「何かご質問は?」
と言われるまで待ちます。
この時に攻守が逆転して、面接官が質問をされる立場になります。
これで応募者側が面接官を尋問するターンになります。
面接官が聞かれたくない事を聞く
「なぜ、人事の仕事をしようと思ったのですか?」
この質問は嫌味な質問です。
会社に入れば、人事に回されるのがどういう人たちなのかを知る事になります。
エース社員はまず直接部門や、技術・開発に回されるので、人事はそれ以外の人たちです。
採用活動に携わっていますが、求人広告や問い合わせ対応などがメインです。
一次面接をしても実際の決定権は無かったりします。
社保の手続きなど、普段は事務作業をしています。
人事は消去法的な理由で選ぶ人が多い仕事です。
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面接官に意地悪な質問をする
面接官が人事を志望した動機を言ったら、次の質問は
「人事をやるにあたって、何か専門的な学部を専攻しましたか?」
人事学部なんてものはないので、質問の形を利用した嫌味です。
人事部に採算を聞く
人事が幾らの収益を上げているのかを問いただし、暗に稼いでいないことを責めます。
面接官がそれらしい事を答えても飽きれ果てた表情を浮かべて、侮辱をするのも効果的です。
人事部は直接部門にコンプレックスを抱えています。
それに、社内で無能と揶揄される事もあります。
それを承知した上で、面接官に
「社内で肩身が狭い立場なのかもしれないですが、それを面接の場で出すのは無能ですよ」
と、気にしている”無能”という核心を突きます。
履歴書を取り上げる
面接官をいろいろと叱った後で
「
おたくの会社は選びません」
と言って、履歴書を取り上げて立ち去ってください。
面接官を不採用にしたという構図にします。
今だったらSNSに晒したり、会社のinfo宛てのメール(社内の複数が目にする)に、面接の詳細を書いて送る事も出来ます。
・・・さて、ここまで復讐を盛り上げてきましたが、果たしてどんな成果があるでしょうか?
面接官を凹ませる効果はありますが、自分へのプラスは何もありません。
わたしの経験では意地悪な面接官を糧にすることで、大きなお金に換えられました。
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面接の怒りをうっぷんにして溜める
天下を取る前の徳川家康が重臣に話をしている一コマです。
「かつての身共(自分)は…うっぷんを溜め込むだけの
懐を有していなかった…
うっぷんという戦国大名に必要欠くべからざる糧を
怒りに任せ放出してしまっていたのだ」
![徳川家康](https://fuantensyoku.com/wp-content/uploads/2019/05/389.png)
宮下英樹著 センゴク権兵衛 講談社
「実に勿体ない事である。
今の身共は
糧を十分備えるだけの懐をもっておる」
まだ豊臣秀吉も生きている頃で、家康は我慢を強いられることが多くありました。
その制約が家康に知恵を働かせることになり、後の繁栄につながりました。
うっぷんは這い上がるための原動力
すぐにうっぷんを晴らすような粗野な行動をする人々は、底辺から這い出すことができません。
彼らは少しでも気に障る事があると、その場でゴネたり謝罪を求めたりします。
そういう生き方だから、何事も辛抱しないで短絡的な行動をとります。
一段上に行こうとするには辛抱と努力が必要ですが、彼らは安易な選択しかしません。
きっと面接の場で腹が立つことがあれば、その場で晴らしていることでしょう。
そんな彼らと逆の行動をすれば、不利な職歴を覆す事は可能です。
面接官に腹が立ったら、面接官の上に立つ
面接官が気にくわない人物だったら、その面接官より上の立場になって復讐しましょう。
同じ会社でなくても社会的地位が上になれば、いかようにも仕返しの力を得ることができます。
ですが社会的地位が上がる頃には、仕返しなど得のない事はしたくならないものです。
わたしの場合はお金に余裕ができると、むしろ感謝の気持ちが浮かんだりしました。
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『人を呪わば穴二つ』という言葉があります。
これは、相手を呪うと自分にも戻ってきて、墓穴が二つ必要になるという意味です。
その覚悟があれば仕返しをすればいいし、王のような気持ちで『許す』こともできます。