これまでの人生で最も大きなストレスだったのは、お金がない事に関してです。
20代前半でフリーターをしていた頃、何をやっても続かないので将来はホームレスになるんじゃないかと思いました。
その頃は晴れない霧のように、お金に関する不安がずっと頭を覆っていました。
アメリカの実験でお金がない状態だと、IQが下がることがわかっています。
つまりお金がないと判断力が下がって、次に打つ手も間違えてしまう可能性が高く、永久に貧しいループから抜け出せなくなります。
ここでは不安感が強いわたしが経済的な不安を克服して、慎ましい生活ながらも早期リタイアしたまでの経験を書いています。
※お金儲けのアフィリエイト記事とかではありません。商材の紹介もセミナーもやっていません。
全てのストレスはお金に通じる
世の中のストレスって、突き詰めるとほとんどがお金につながらないですか?
病気で働けない⇒稼げない
リストラ不安⇒稼げない
問題の入り口は様々ですが、全てお金へとつながっています。
わたしの場合は対人的なストレスを感じやすくて、バイトを辞めては貯金が続く限り引きこもっていました。
残高が減ってくると再び社会復帰しなければならないプレッシャーを感じ、毎日気が重くなりました。
そして適当なバイトを選んで働き始めては、後悔してました。
このループの繰り返しで、すり減るだけでした。
お金に困らないようになって分かったこと
わたしは対人ストレスに弱かったので、なるべく人との折衝が少ないITの仕事に就きました。
クセのある人格は、ピッタリとハマる仕事を見つけると人並以上に成果を上げられます。
実績と連動する給与体系のベンチャーのおかげで、わたしは早期リタイアできました。
お金に困らない生活になってから、9割くらいストレスと無縁の生活になりました。
それだけ世の中には、お金をベースにしたストレスが多く存在しているということです。
今はお金のために雨の日に外に出る必要もないし、面倒くさい人と会う必要もありません。
お金があると幸せか?
お金で幸せは買えないですが、不幸を防ぐ壁にはなります。
わたしは不安を感じやすい性質なので、快を求めるよりも不快を防ぐ方が重要です。
生活に不安がないというのがベースにあるので、小さなことでも満足できます。
それがローコストの生活につながり、さらにお金の不安が少なくなる好循環となっています。
昔陥っていた負のループとは、完全に逆のループに入っています。
お金がないストレスから抜けられた理由
20代のフリーター時代に、
お金が不安
▽
思考力低下
▽
仕事選び失敗
の無限ループから抜けられなかったら、今も苦しい毎日だったと思います。
普通に考えたらこのループから抜け出せないので、何かにすがりつきたくなります。
だからお金に困った人ほど、マルチとか怪しいお金儲けに騙されるのだと思います。
わたしはまず、収入が少なくてもお金の不安を感じない頭にしました。
そこから、負のループを断ち切る行動につなげていきました。
ウソでもいいからお金の不安を払拭する
効果があったので至って本気で言いますが、わたしは
『自分は年収1000万円だ』
という気分を作ることで負のループから抜け出して、給料のいい仕事に就くことができました。
具体的なやり方はこんな感じです。
横になって目をつぶって、自己暗示のように年収1千万円になった気分でいました。
フリーター時代に始めた自己暗示ですが、そんな事をしながら就職・転職を何度かしました。
この転機の度に、年収1千万円に近づく選択を無意識の内に選んでいたと思います。
初めて「年収1千万円だ」と思ってから10年後くらいには、実際の年収も1000万円に達しました。
前々から年収1千万円の気分だったので、現実になった時の感情はアッサリとしたものでした。
それからは貯金額が多い自己暗示にかけて、年収や自社株の上昇で望んだ通りの額が貯まり、早期リタイアできました。
自己暗示などくだらないと思うかもしれませんが、何も持っていない状態で自分を変えるには、脳を騙すしかありませんでした。
行動に移す時に努力は必要ですが、頭で考えた方向性が合っていたので成果を出しやすかったです。
心が蝕まれるのを防ぐ
わたしは気分だけでもお金の心配をなくし、満たされた状態で仕事選びをしたおかげで、正解の選択ができました。
ネガティブな感情で選択していたら、結果もネガティブになっていたはずです。
人は心が蝕まれていると、それに合った行動を取るものです。
気分の変え方は『引き寄せ』のカテゴリーに書いているの、よければ読んでみてください。
引き寄せが胡散臭いと思っている人もいると思いますが、開運グッズ屋でもないわたしが皆さんにムリに勧める理由はありません。
ブックオフの100円コーナーで買った本をキッカケに引き寄せをやって、効果があった方法を書いています。
効果があったのは年収と貯金に関することで、宝くじとかは全くダメでした。
投資に関しては、思っていた10分の1も儲かっていないという感じです。
それでも十分な配当が入ってきますが、投資って大儲けできるような本が多すぎな気がします。
お金に関するストレスがない、今の状態
お金が十分にあるので、誰の支えも必要ありません。
この自立した状態が、わたしには心地よいです。
全ての行動を自分で決められ、感情のぶつかり合いが発生しない、穏やかな時間が過ごせています。
何人かの異性と付き合いましたが、その度に一人の時間が欲しくなったので、わたしには今の生活スタイルが合っています。
お金の心配がなく、食べるものに困らず、好きな時間に昼寝ができる。これ以上を望んだらバチがあたりそうです。
ちょっとはストレスが必要かも
ストレスの大部分を減らすと、
『ゼロストレスはよくないことかも・・・』
と思うようになってきました。
波風が立たない生活は潜水艦勤務のように、曜日や幸福の感覚が平坦になってしまいます。
ストレスが生じる問題を克服した時の、解放される快感がありません。
楽しい事をするより、問題を解決した時の方が快感が大きいです。
それに人は負荷をかける筋トレのように、ストレスを克服する経験が成長につながるのだと思います。
なので今は自分で身体的な負荷をかけたり、机の前で作業をしたり、自分で苦難を作っています。
お金の使い方を知らない
早期リタイアというと旅行三昧のイメージを持っている人もいるかと思います。
けどわたしの場合は、時間ができても旅行自体が好きではないので、日帰り登山くらいしかしません。
食事も
『ローコストで美味しく』
という目標を掲げて、創意工夫する事を楽しんでいます。
びんちょうマグロに卵黄とアボカドを混ぜて丼にするのを好んでいますが、あれって本当にマグロの一種なのでしょうか?
こんなお金の使い方ですが、100万円以下くらいの株なら即決で買ったりしています。
大体そんな金銭感覚で生きています。
お金が入っても金銭感覚は狂わない
「お金が入って金銭感覚が狂って、散財してしまった」
などと言う人がいますが、それは元々テンションが高い人だけです。
地道にお金を貯めた人ならコントロールする術も備わっているので、堅実な生活を送れるはずです。
わたしは100歳以上まで生きられるお金を貯めてリタイアしましたが、散財せずに投資で運用して、リタイアした時より資産を増やしています。