わたしはマルチタスクではないので、本業をやりながら別の会社で仕事をするような事は想像できません。
それに報酬のやり取りをする人間関係が増えると、気が重くなります。
ここではわたしが人と関わることなく収入になった、電子書籍と堅実な上場株の投資について書いていきます。
特に内向型で視点が細かかったり、くよくよと考え事をする人ほど上手くできます。
電子書籍はコスト0円、株は数百円(ミニ株)で出来ます。
収入になりやすい電子書籍の売り方
わたしは20代の無職時代の国勢調査で
職業:作家
と書いた伏線回収のために、40代で電子書籍を出しました。
文字がビッシリでページ数の多い本を書き上げて、毎月数万円の収入です。
わたしが出版したのはリタイア後ですが、やってみて副業としてオススメできると思いました。
目先のお金で考えたら少額ですが、スキルが向上して本業の幅が広がります。
単純にスキルアップの勉強をするより、実益がある方がモチベーションが上がります。
本業はこういうのをやってました。難しそうに見えて実は簡単なものです。
電子書籍の収入
アマゾンの電子書籍の収入は本が1冊売れたら入る印税の他に、読み放題会員に1ページ読まれる度に発生するお金があります。
わたしが書いた最初の本は文字だけのため、サクサク読み進められるものではありませんでした。
そのために読み放題会員による売り上げより、非会員に本が売れた印税の方が多いです。
皆さんが副業をする場合には、読み放題会員が読み進めるような本の書き方をオススメします。
それは漫画でも文章だけの本でもない、イラストエッセイです。
1ページずつのイラストと文章で構成するので、書く時に飽きにくいし、読者も読み進めやすいです。
絵が上達したら漫画を出版してもいいと思います。
絵は描けるようになる
絵のハードルが高いと思うかもしれませんが、絵日記のレベルで構いません。
わたしが使用しているソフトは無料のGIMPで、ペンタブレットは数千円でマウスパッドくらいのサイズのものです。
最初はこんな絵でも
1年くらい描いていれば、使えるヘタ絵くらいにはなります。
春休みのお子さんの成績くらい、画力はグングン上がります。
趣味の延長なので自分の絵を自画自賛して、気楽にやるのが良いと思います。
ページ単価が有名作家と同じ
本の売値が違っても、ページ単価はどの作家も一律です。
2022年だと、1ページあたり0.5円前後の単価です。
有名な作家の高い本でも、書き始めたばかりの人の本でも単価は同じです。
スキルが上がる
一つの話題を1ページの文章にする作業を繰り返せば、人に伝わる文書作成能力が上がります。
業務のメールなり転職時の志望動機なり、文書作成能力が上がれば本業の収入も上がりやすくなるはずです。
内向型の人は相手の視点に立って文章を書ける人が多いので、そのスキルを延ばせば社会人としての強みになります。
イラストを描く速さは、慣れてくれば数分で描けるようになるでしょう。
人間を描くならデッサン人形になる、フィギュア用の素体というものがあると便利です。
デスクの邪魔にならない、小さい物を使っています。
本を書く前にツイッターで絵と文章の練習をするのも良いでしょう。
ツイッターは文章が短いので、無駄な部分を削ぎ落す感覚が養えます。
本の売上以外も収入になる
本の売上以外にもアマゾンアソシエイトでアカウントを作り、SNS等で本を紹介して売れたら紹介料が入ります。
それだけでなく、自分の本がキッカケで読み放題会員になる人がいれば、一人当たり500円入ります。(2022年)
わたしは紹介料をアマゾンギフト券で受け取っていて、本や日用品の購入にあてています。
現金を使わないで済むって素晴らしいです。貧乏性っぽい考え方かもしれませんが、特に困ることがないので治す必要はありません。
内向型らしい視点が生きる
内向型が細かいことを気にしたり、起こった出来事に対してくよくよ悩むのは、それだけ一つの事から多くを感じ取っているからです。
人が気づかないことを拾えることが、ユニークなスキルとなって副業に使えます。
イラストエッセイの題材は自分の仕事とか人付き合いとか、日常のことで構いません。
皆が共感を覚えやすい日常の一コマを、独自の視点で切り取るところに価値が生まれます。
書籍を書く上で大変なこと
ブログの記事は1ページ単位で達成感が得られますが、本は書き上げるまで時間がかかります。
わたしは今、二冊目の本を書いているところですが、書き始めて7カ月経っても終わりが見えません。
そうなると朝起きた時に、昨日と全く同じ今日が始まるという感覚に襲われます。
SFモノで、ずっと同じ日をループする主人公みたいです。
残り二章の予定ですが、すでに200ページは書きあがっているので、強引に終わらせてしまいたい誘惑に駆られます。
いきなり打ち切られる少年ジャンプみたいに、ズバッと終わらせれば執筆から解放されます。
しかし今までの苦労が台無しになるのでやりませんが、自分が完成度を決める副業には、そういう葛藤が生まれます。
投資
わたしのブログでは、一貫して投資を強くオススメはしていません。
ですが皆さんが順当にお金を貯めることができたら、現金以外に資産を分散する必要が出てきます。
定年退職後に投資を始めて退職金を失う人もいるので、給与収入がある内に副業として投資の経験を積む方が良いと思います。
投資は継続してやっていると銘柄に詳しくなり、相場の空気感が覚えられます。
個人であれば短期間ではなく、長期間を前提にしたトレードの方が勝ちやすいです。
今のわたしの投資は積極的な売買をせず、無難な株を集めて安定的に配当金をもらっています。
投資金額は1銘柄数百円でいい
大体の株は100株単位でしか購入できないので、1銘柄につき数十万円が必要です。
しかし1株単位で売ってくれる証券会社があるので、それなら1銘柄数百円~二千円くらいで購入可能です。
投資はお金が減るかもしれない恐怖心との戦いなので、デモ口座はあまり意味がありません。
少額でも実際のお金を使う事で、相場観が養われていきます。
株は細く長く続けることで、勝ちやすくなります。運用額を増やすのはその後でも良いのではないでしょうか。
わたしの失敗
わたしは初心者の時に業種を分散しないで株を購入して、700万円の含み損を抱えたことです。
まだ銘柄をあまり知らなかったので、少数の株に多額の資金を入れてしまいました。
本業をしながらだとなかなか銘柄を調べられず、自動車とか金融とか有名な会社の株に偏りました。
数年後に含み損は解消されましたが、長く悩まされました。
そういった経験を経て、今は高配当株を中心に業種を分散して、株価に一喜一憂しないスタイルでやっています。
以前より運用額を増やして、配当金で資産を減らさずに生活できる体制が作れました。
給与以外の収入があれば安心する
投資に慣れて定期的に配当金が得られるようになれば、本業に何かあってもしばらくは大丈夫という安心感が生まれます。
副業の収入は大きくなくても、複数の収入があるというのは頼もしいものです。
還元率で考えたら優待より高配当株の方が良いですが、テンションが上がるので優待株も持っています。
半年ごとに優待が届きますが、選べる料理が多すぎて、自分が世界の覇者になったようなテンションになります。
副業はお金のかからない趣味
副業の電子書籍で得られるお金はバイトするより少ないかもしれませんが、収入が発生する遊びだと思ってやれば、コストがかからない趣味になります。
早期リタイアしたわたしの生活サイクルが安定しているのは、執筆や投資のおかげです。
20代の無職時代と違って、昼夜逆転することもありません。
時間を切り売りする副業
本業が終わった後でコンビニのバイトをした方が、上記の副業より稼げるでしょう。
ですが時間を切り売りするバイトですり減った体力や精神は、本業に影響するのではないでしょうか。
そういう副業は摩耗して、将来が先細りします。
自分のスキルを上げて趣味に使う出費が抑えられる副業は、継続するほど後々の生活が楽になります。
ショートケーキのイチゴを最後の楽しみに残すような人は、人生の後半戦が豊かな方が性に合うのではないでしょうか。