副業の方が株で儲けやすい理由

実体験に基づく投資のやり方

今まで株をやって、1銘柄で一番多い利益がファナックの160万円です。

派手に儲けなくても資産を減らさない事を第一にしています。

 

株は8年以上続けていますが、数銘柄で微損はありながらも通年で損失を出した事はありません。

株の手法が確立できたのは、副業で経験を積んだからです。

 

定年退職して、株の売買に充てられる時間がたっぷりある人が退職金を失うのは、本業を持っていないからです。

例え20万円でも、本業でコンスタントにお金が入ってくる状態は強いです。

 

本業がない人は他に収入がないから株をやって、プレッシャーで負けてしまいます。

退職金で資金力があっても、定期収入がないと学習する前に負けてしまいます。

 

株を勉強するなら、働いている内の方が有利です。

本業の収入で試行錯誤をして株の感覚がわかったら、後は手間をあまりかけなくても副業収入を得られます。

 

副業だと株も仕事の頭でできる

お年寄りが変な投資でお金を失うのって、仕事の感覚が無いからだと思います。

労働の対価を受け取るという感覚が薄いので、ただ出資をすればお金が儲かると勘違いして、勉強が疎かな気がします。

 

株は知恵を使った分だけ報酬が払われる、頭を使った仕事です。

どれくらい働いたらいくらの報酬がもらえるのかは、本業で仕事の感覚を知っている副業トレーダーしかわかりません。

 

株で儲けるためには、仕事と同じような頭の使い方が必要です。

 

仕事と同じように株も安く買って高く売る

商売はは安く買って高く売る事で利益が出せます。

株は小売業というより問屋みたいな商売に近い気がします。

 

『これなら高く売れそうだ』

 

という商品=株を目利きで選んで買う行為なので、商売と同じように上達は可能です。

目利きにはトレンドを読む事が大事ですが、副業でやっている人はどんな情報を仕入れればいいでしょうか?

 

ニュースの読み方に関しては後述します。

副業で株をやる人のニュースの読み方

 

副業なら大儲けを狙わないで済む

株でコケるのは、大儲けをしないといけないような状況の時です。

リタイア組は貯金が減る事に耐えられません。

 

毎年生活費以上に儲けないと気が済まないので、無理な相場でも参加してしまいます。

相場は波があって、こちらの都合で動いてくれません。

 

『儲けないといけない』

 

という切羽詰まった人ほど、相場にお金を吸い取られます。

本業をしながら、他の人が吸い取られたお金が自分に回ってくるのをゆっくりと待つ事で、堅実なトレードができます。

 

現役なら景気を肌で感じている

現役が有利なのは、仕事感覚だけではありません。

商売の現場で景気の肌感を感じられるのは強いです。

 

わたしは資産が出来たので早期リタイアしましたが、景気を敏感に感じ取るセンサーが抜けたように思います。

 

通勤もしないしオフィス街にも滅多に行かず、ただの消費者になってしまいました。

仕事をしていて景気の肌感を意識していない人は、すごく勿体ないです。

 

副業だと待ちの時間が持てるから儲けやすい

副業でコンスタントにお金が入ってくるというのは強いです。

最近の研究で、人はお金が無いとIQが下がるという結果があります。

 

ストレスで考える事を制限してしまうのだとか。

それくらいお金に関するストレスは強くて、収入を持たない退職組はお金が減る恐怖に敏感です。

 

株式投資は恐怖心をコントロールするゲームなので、本業を持っている人が有利です。

 

本業があったらリカバリーができるという安心感

損を出してもバックアップができるというのは、精神的に安定して勝ちやすい状態です。

株で損をする時はいつも、焦りや恐怖に負けていました。

 

そこで

『すぐに取り戻す!』

と熱くなっていたら、きっともっと損失を増やしていたと思います。

 

本業の収入があったので、

『少し休んで頭を冷やそう』

 

という気持ちになれました。

 

早期リタイアした今は、積極的な売買を控えて配当金をメインにしています。

 

 

株式投資は勝ってもしばらく休憩した方が儲かる

個人の株式投資家で、勝ち続けている人をあまり見ません。

書籍を出すような人でも、数年勝ち続けられたらいい方だと思います。

 

勝ちパターンを見つけた人ほど、相場の変化に追いつけなくなります。

人は成功すると、以降はその成功を参考に行動を決めます。

 

人間が狩猟をしていた頃はこの方法でOKでしたが、株は違います。

勝ちがパターン化したと感じたら、そのパターンの終了が近いです。

 

『勝てるようになった!』

 

と思ったら、しばらく休憩して勝ちパターンを捨てた方が安全です。

 

勝っている時に、その成功法則を捨てるというのはなかなか難しいものですが、相場は今までの勝ちを全てさらっていくような事をします。

 

副業は勝ち逃げしやすい

専業の人の負け方を見ると、コツコツと儲けたものを一発で失っています。

これはどんな相場の地合いでも、毎年コンスタントに売買に参加をするから起こります。

株は勝ち逃げが基本だと思っています。

 

ただそれだと、一回しか儲ける事ができないので、わたしは逃げて気持ちがリセットするくらい休んでから戻っていました。

 

この勝ち逃げを繰り返す事で、長くトレードを続けることが出来ました。

リセットの期間は自分の気持ちと相場が転換するまでで、長いと年単位になります。

 

長期休業しても、副業なので全く問題ありませんでした。

副業の株は、いつでも収入から切り離せるくらいの距離感でないと、気負い過ぎて勝率が下がると思います。

 

副業で株をやる人のニュースの読み方

本業の仕事で忙しいと思うので、ニュースをいち早く見る時間はないと思いますが全く問題ありません。

 

一般人が見る事のできるニュースというのは、機関投資家たちに比べたら数週間以上遅い情報です。

ニュースというよりも歴史に近いです。

 

例えば新聞の記事で

「ロボットの受注が堅調」

 

何て出てからロボット関連株を買えば、大抵はピークを過ぎていて落ちていく一方です。

 

テレビの経済ニュースを何年も見ていますが、彼らが最新のトレンドと言っているものが当たった記憶がありません。

普通のニュースの見方をしていると、株で勝てないです。

 

ニュースを歴史として見る

副業で時間がない上に、四六時中ニュースを見ても古い情報しか出てきません。

個人投資家がニュースを活用するなら、ニュースを歴史のように捉える事です。

 

景気は地域ごとに順番で好況⇔不況を繰り返します。

この切り替えは、その国で天井や底の情報がニュースで出たら合図になります。

 

例えば平成バブルの頃は、成金が極まったニュースの後で崩壊が起こりました。

アメリカと中国に関しても、中国の成長率が最高の頃にアメリカはデフォルト危機のニュースが流れました。

 

アメリカの公共施設が資金難で開けないとか、何回もニュースで見ました。

中国の学生がカウンタックなどで競争をして事故を起こすとか、バブル期の日本みたいなニュースも見ました。

 

中国は天井だったし、アメリカは底だったので、好況・不況が入れ替わるタイミングと見ました。

入れ替わりの時に摩擦が起こるものなので、入れ替わりの兆候が見えた段階で摩擦は予想されていました。

 

 

ニュースはゆっくり見ればいい

ニュースを見てから売買をするのでは遅いので、ニュースに張り付く理由はないです。

一般投資家は大きな流れを予測して、そこに乗っかっていくだけなので、1ヶ月遅れくらいのニュースでも大丈夫です。

 

大きな流れは、ニュースに兆候が出てもすぐには始まらないです。

日本の株価は底値の3倍くらいになっているので、暴落の兆候が出ていないか少し注意しています。

 

バブルなニュースが出たら天井のサインで、ある服の通販の社長が『宇宙旅行』『一回の食事で500万円』などの話題が出た時に

(そろそろかな・・・)

 

と思いましたが、結局はその社長だけだったし社長を降りたので、まだ天井ではないと判断しました。

 

ニュースはツイッター

早い情報はツイッターとかですね。

色々な業界の生の声を聞けます。

 

ニュースは間に運営会社が入って、変な意図が混ざるので正確ではありません。

その業界に詳しい人が、直接つぶやいてくれるので色々と拾っています。

 

ただツイッターは多数の投稿を見て、自分の頭で情報を組み立てないとなので慣れが必要です。

そういう情報を組み立てたりする『仕事』の対価として、株の利益は発生します。

 

やっぱり株式投資って仕事ですよね。