他人の評価が気になる社会人の末路

社会人

 

遺伝の影響とか幼少期の家庭環境で、人の評価が気になって仕方ない人はいます。

 

「誰でも気になるでしょ?」

と思うかもしれないですが、気にする度合いが違います。

 

自分の核となる部分も人の評価で揺らいでしまう、幼児のような弱い心の殻で社会人になってしまったら・・・

 

悪い予感しかしないような書き方ですが、気にする性格は変えなくても良い結果になりました。

 

人の評価が気になり過ぎる人

 

わたしは10代の頃から、人の目があるとガチガチになってしまうのを自覚していました。

 

『上手くやらなきゃ・・』

というプレッシャーに押しつぶされて、大抵は上手くいきませんでした。

 

例えば体育のソフトボールでは見られていると思うと全く打てず、ふと皆の目が別の試合に向いている時にホームランが打てたりしました。

 

それは大人になってからも変わらず、誰かと一緒にいるとまるで自分が自分ではないような気になります。

そして一人になった時に自分を取り戻し、ホッとします。

 

こんな風だから会社にいるだけで疲弊してしまいます。

周囲と仕事の疲労度を比べると、自分だけ10キロくらいの重りをつけられて仕事をしているような気分でした。

 

いい聞き役にされてしまう

 

人の評価を気にする態度は、長い年月をかけて容貌にまで影響する気がします。

 

『他人の気分を害してはいけない』

という緊張感が始終顔に張りついて、それが固定化してしまうような。

 

全く知らない土地で道を聞かれたり、なめられやすいとか、パッと見の印象が他人にとって入り込みやすいのでしょう。

だから他人の領域に踏み込んでくる人に捕まりやすいです。

 

人の評価を気にするのとは真逆に、我がつよくて他人にマウントをとって、ショボい自分をごまかそうとする人はいます。

 

 

わたしが底辺バイトの時は薄い説教を延々とする人がいましたが、たいそうな事を言う割にその人は結局、底辺バイトでうごめいているだけでした。

 

テレビの影響で

『底辺に落ちた人は失敗を知っている』

みたいなイメージを持っていましたが、実際はひねくれているだけの人が多かったです。

 

わたしも底辺にいたことがありましたが、他人を使って自尊心を満たすことなく、コツコツと勉強や行動を積み上げて脱出しました。

 

ともあれ人の評価を気にする人は、どうしようもない人からも目をつけられやすいものです。

 

 

自己評価が高い方が問題

 

他人の評価など全然気にならない、自己評価の高い人がいます。

 

例えばトラブルばかりの大家族密着なんかを見ると、家族会議は荒れて大声でお父さんが喚いたりします。

 

 

けどこのお父さんは職業がフラついていて、自分の進路さえままならいのに、大上段から説教します。

 

結局、大声を出しあってスッキリして何かをまとめたような気になり会議はお開きです。

けど解決はしていないので、また同じ問題を繰り返します。

 

このように自己評価が高い人は、自分を振り返る事がないので失敗を続けます。

その間に人目を気にする人は、コツコツと自分で価値を上げ続けていけます。

 

会社で働き過ぎる

 

人の評価が気になる人は、会社に入ると自分よりも会社を尊重して働き過ぎてしまいます。

 

休日でも会社とつながっているような気がして、なかなか休まらないです。

わたしは給料の額によって働き方を変えられないので、安い給料でも最大限働いていました。

 

緩急つけて働くことが出来なかったので、社会人になってから休みが欲しくなったら仕事を辞めて、無職になっていました。

 

人の評価なんて気にする必要はないと言われても

『うん、よし、今日から気にしない!』

とはできず、常に気にし続けていました。

 

「気にするな!」と言う人は気持ちいいのかもしれないですが、

人の性格は、そんな風に言葉一つで変わったりはしません。

 

仕事を断れない

 

地道に働いても良く見せるようごまかす人たちに埋もれて、正当に評価されないことがあります。

 

人の評価を気にする人は遠慮がちでアピールが下手なので、誰かに見つけてもらうまでが大変です。

特に底辺の仕事は誰の目にも触れないので、周りの人に仕事を押し付けられるだけで終わりがちです。

 

押し付けるのは

「私はわたしらしく働く!」

というのを人前で宣言するような人で、単に自分が気に入らない仕事をやらないだけです。

 

 

その仕事が断れない人に押し付けられます。

会社というのは犠牲的な人で回っているところがあります。

 

 

仕事ぶりが見せやすい職で上手くいく

 

わたしは給料が安い時でも、何かに追い立てられるような心境で仕事をしていました。

 

なので程度の低い会社では、都合のいい労働者として使われるだけでした。

 

ここで

・どうせ給料安いし手を抜く
・仕事ぶりは変えない

という選択肢で、わたしは手を抜くのが不安だったので、仕事ぶりは変えないという選択をしました。

 

 

ただ会社に所属するのが続かなかったので、転職を繰り返していました。

その転職の中で仕事ぶりが数値として出てくるIT業種に辿り着いて、人の評価を気にする敏感な性質が役に立ちました。

 

数値として出てくるので演技で仕事をアピールする必要がなくて、公平に感じました。

逆に小手先でごまかしてい生きてきたような人は、同じ会社でも脱落していきました。

 

人目を気にする人はすぐに

「他人に悪くとられたかも・・」

という事を気にするので自己評価が落ちやすいです。

 

だから自分で思っているより、実際の能力は高いと思ってください。

控えめな人はマウントをとる人に自信を喪失させられがちですが、潜在的な能力は高いです。

 

人目を気にする能力

 

出世をしたら人の評価を気にしないで済むかと思っていましたが、そんな事はありませんでした。

 

出世をすると自分より上の人は少なくなりますが、その分役職が下の人が増えます。

結局は自分以外のすべての人の目が気になるので、会社に所属する以上は他人を意識せざるをえませんでした。

 

それだけ人目を気にする性質は、繊細な業界では才能になります。

そういう会社に巡りあうと、才能が正当に評価をされて収入にかわります。

 

人目を気にするというのはそれだけ細かな事に気が付く性質で、高感度レーダーを持っているようなものです。

 

 

高価なイージス艦という軍艦がありますが、その船の特徴は高性能レーダーで遠くの敵に対処できる事です。

 

つまり現代社会では繊細さというのは、派手な才能よりも評価される才能なのです。

実際にわたしは30代になってからは、年収が大企業平均を下回ったことがありません。

 

早期リタイアして自分らしく

 

人目を気にする能力がハマる業種で10年くらいミッチリと働いたら、100歳以上まで生きられる資金ができました。

 

年収だけでなく自社株も資産形成に寄与して、40代でリタイアできました。

誰の評価も気にしない生活をしています。

 

別にリタイアしなくても、人の評価に左右されない仕事に就ければ成功だと思います。

定年退職をすると虚しさをおぼえる人がいるみたいですが、気にしすぎな人は虚しさを感じにくいと思います。

わたしは早期リタイア後、自分らしくというのを実践できるようになりました。

今、人目を気にして疲れている人は、リタイアしてから寂しさよりも充足感を得られると思います。

 

40代で早期リタイアできた理由
20代半ばまでフリーターをやっていましたが、40代で早期リタイアする事ができました。 親の遺産などではなく、純粋に自分の稼ぎだけで、リタイア資金が貯まりました。 正社員期間の内ガッツリ仕事をしたのは正味10年くら...

 

迷ったけど、町内会があるので移住をやめる

 

早期リタイアが決まった時に、田舎町に家を買いました。

 

それで家のメンテに何度か通って移住に現実味が出てくると、迷いが生じました。

『ここに住んで、町内会に末端として入るのか・・・』

 

いわば新入社員みたいなもので、ここでも人の評価を気にしなきゃかと思うと、早期リタイアをする意味がなくなる気がしました。

 

それで住まないままに家を売ってしまいました。

買った時との差額や諸経費が300万円ほど出ましたが、後悔はありません。

 

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性格は変えるより適合する場所を探す

 

誰に対しても腰を低くして真摯に対応していると、軽く見てくる人もいるでしょう。

 

そういう人は物事の道理を理解していない人で、低級ランクのまま終わっていく人たちです。

だからと言って彼らに合わせて横柄になるのはオススメしません。

 

その姿勢を誰が見ているかわからないからです。

第一、自分自身が横柄な振る舞いをする事に耐えられないと思います。

 

だから道理を理解していない人とは付き合いを切っていくのが、自身の人生を豊かにする方法です。

自責がすごいのに、他責型の人と付き合っていたら心が折れてしまいます。

 

人目を気にする人は繊細さから大きな失敗を避けられ、年齢と共に処世術が備わっていって上手くいくタイプです。

失敗を避けつつ探索して、自身が適合する場所を見つけ出してください。

 

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アピール方法

 

転職するにしても仕事で評価を上げるにしても、アピールは必要です。

 

苦手としている人は、わたしがやって効果があった方法を別カテゴリに書いているので、よければ読んでみてください。

 

有利になる履歴書の書き方や、面接に持ち込むものなど、学歴・職歴が弱くても上手くいった方法を書いています。