わたしは中学くらいから学校の勉強についていくのが難しかったです。
だから高校の偏差値は40台くらいの所で、専門学校は入試を受けずに推薦で入れる所でした。
Fランク大学さえ自信がなくて、無試験で入れる専門学校を選ぶ有様でした。
20代での就職は、職歴が少ないので圧倒的に学歴が重視されます。
わたしの就職先も、ひどいものばかりでした。
ここまでだと、
いい大学⇒いい会社 のルートから外れた失敗人生のテンプレです。
ですがわたしは、自分の頭が悪いとはどうしても思えず、勉強方法を変えて社会人になってからも継続しました。
その結果、従業員数・資本金がかなり多い会社の役員になれました。
頭が悪いと思っている人は、単に『多数派の人と型が違う』だけです。
勉強ができない ≠ 頭が悪い
学校の勉強ができないのは、脳の型のせいです。
学校の勉強が合わないだけで、こちらからしたら学校の勉強法が間違っていると言えます。
型が違っていても頭が悪いワケではない例として、フランス語の数字を例にします。
フランス語で72は
60 + 12 と言います。
何故か60を基準にして、そこに12を足しています。
さらに82に至っては
4 × 20 + 2 と言います。
これで算数をやったら、パニックになりませんか?
ですがフランスは数学が必要な業種においても、世界でトップクラスです。
例え世の中の多数派と型が違っても、頭が悪いワケではないのです。
学校の勉強ができない理由
学校の教育は、八割くらいの人の特性に合わせて作られています。
なぜ八割と二割の人に分かれるのかと言うと、人間は全部が同じような型だと、突発的な変化で全滅の恐れがあります。
極端な例で言うと、巨大な隕石の衝突とかです。
だから二割くらいの変わった人が、常にバックアップとして存在しています。
ただ平時は八割の人に合わせて社会が作られているので、二割の人は苦境を強いられます。
それが学校の勉強ができない理由です。
八割の人向けに作られた教育に自分を合わせると、当然のように点が取れません。
だから頭が悪いと自信を失うのではなく、自分の脳の型にあった勉強をしてください。
自分の型とは?
普通の学校教育は、問に対して答えを出す方法を教えてくれます。
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答えを出す解き方
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答えを出す
わたしは学校の授業の中心、『答えを出す解き方』が理解できませんでした。
解き方とは、例えば数学であれば公式をひっぱってくる作業です。
公式がなぜ、その形になるのかを理解できないと、問いに関連付けて記憶ができませんでした。
そういうわずかな不明点があると不安になり、問題を解くことができなかったのです。
読者の方々も、自分が覚えられない理由を突き詰めて考えてみてください。
その理由を解決するより、回避するのをオススメします。
回避は放置というわけではなく、問題を見る角度を変えることです。
勉強法を変える
学校の勉強で悔しい思いをすると目をそむけたくなりますが、そこに自分が理解できる方法を知るヒントがあります。
わたしの勉強法は、問いを見たらすぐに答えを見てしまうやり方です。
その後で『答えを出す解き方』を考えていきます。
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答え
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解き方を考える
こんな順番です。
それと先生や人に教わるより、独学の方が理解しやすい事に気がつきました。
わたしは様々なことが、世の中の八割の人と違っていました。
この方法でも学校の勉強はガチガチに問い・解き方・答えが決まっているので、非常に時間がかかりました。
ですが社会に出てからの問題って先に答えを出して、それを実現する方法を考えるものが多くないですか?
例えば人工ダイヤモンドを作りたいとしたら、『どういう手順で作っていけばいいのか』と遡って考えます。
答えから遡って途中計算を考えるわたしの思考回路は、社会に出てから有効でした。
皆さんの思考回路も、必ず有効な使い方があるはずです。
社会に出てからの問いと答え
社会に出てからの問題は、明確に出題されません。
自分で問題を見つけるところから始まります。
小さなことに気が付く人の方が、問題の発掘には有利です。
学校の勉強で問題を解くのが速い人でも、問題を見つけることができなければ意味がありません。
ここに、学校の勉強ができなかった人が逆転する余地があるのです。
積極的に取り組む
社会に出てからの問題は、別に解かなくても仕事は回っていきます。
例えば田舎の漁協では、定期的に横領事件が起こったりします。
漁協の仕事はパソコンを使っていたとしても、恐らく紙のノートと同じような使い方をしているのでしょう。
こういう仕事のやり方でも、別に組織は回っていくといえば回ります。
ですが
『誰かが横領しているかもしれない』
という疑心暗鬼は、経営者にとって大きなストレスです。
こういう問題を解決してくれる人には圧倒的なリターンと、雇用の安定がもたらされます。
そういう事を繰り返していく内に、無二の人材になることができます。
わたしが会社を辞める年の年収は、年の最後までやっていれば3千万円超でした。
慰留をされつつ年の途中で辞めましたが、必要とされる内に辞める事ができて良かったです。
解き方は自由
学校の勉強ができなくても、わたしが会社の問題を解けたのは、解き方が自由だったからです。
もっと言えば、問題の発掘から自由だったからです。
前述の横領の問題なら、わたしはデータをクロスで照合してリアルタイムで口座と1円の誤差もない結果で、横領がしにくいようにしました。
その作業も他の作業のついででできるよう、仕事と仕事をくっつけました。
学校の勉強では問いを二つくっつけて、両方いっぺんに解いてしまうような事は出来ませんが、会社の問題は全てが自由です。
学校の勉強が不得意なわたしが得意だったのは、複数の問題をくっつけていって、いっぺんに全てを満たす解決法を作る事でした。
世の中の八割は問題に真っ向から向き合い、苦労をして解こうとします。
それは城攻めで堅牢な城門を正面突破するようなもので、非常に効率が悪いです。
世の中の二割の少数派は、特殊な突破方法を考える事ができます。
勉強ができないのは、貧富の差のせいじゃない
テレビで
『東大生の親の年収は○万円以上』
と出ていました。
これを受けた時に
「日本は格差社会」
だと思ったら、親の年収のせいで自分の収入が少ないと恨む一生になるでしょう。
当然、そんなことはありません。
社会に出てからも勉強する時間はあります。
わたしは東大に入れませんでしたが、普通に東大生らと肩を並べて仕事をしていました。
このページを見ている時点で
勉強が出来ないと思ってこのページを見ている時点で、読んでいる方は問題解決能力があります。
社会人の何割かは、問題に対して無難な解決策を持ってきてお茶を濁すだけでした。
このページのように個人の経験談から、何かしらの情報を拾おうとする人は、独自の視点で問題解決の糸口を探そうという考えの人です。
人よりも多くの目を持つ人が、社会人として大成しやすいです。