お金を追いかけると逃げる理由

お金の不安をなくす

 

お金に関する記事なので、まずわたしとお金の関係性を書いていきます。

 

わたしは社会人スタートがフリーターで、月収15万円以下(社保とか全然ナシで)を経験しました。

そこから就職・転職を繰り返して、大企業平均より高い年収と自社株のおかげで、40代で早期リタイアできました。

 

富豪というわけではないですが、生活には一切不安を感じないレベルまで一気に貯めました。

お金が入ってくるペースは、社会人初期とリタイア間際では、比べ物にならないくらい変わりました。

 

同じ人間でどうしてここまでお金の流入が変わったのか、自分がやったことを思い返してみました。

 

結論、お金は追いかけると逃げる習性があるので、

 

『意識しつつも追いかけない』

というのが、お金に好かれるコツです。

お金は追いかけるとドン引きして逃げる

 

お金は意志がないのに、なぜ逃げるのでしょうか?

 

この問題を考える時に、まずお金を人美男・美女だと思うとわかりやすいです。

美男・美女というのは基本、他人に好かれるものなので、他人の好意でヒヤッとした経験があります。

 

お金を追いかけると逃げる理由は、

『ドン引き』

がキーワードになります。

 

何かを熱烈に好きという姿は、他の人にとって狂気に感じます。

美男・美女と同じくお金は気持ちの悪いことをすると、すぐに逃げ出してしまいます。

 

お金には足が生えていないのに、なぜ逃げるのでしょうか?

それはお金というのは人について循環しているので、浅ましい姿を見せると人が寄ってこなくなるので、結果的にお金も入ってこなくなります。

 

お金のことは好きだけど、追いかけない

 

恋愛で失敗するのは、好きな気持ちを前面に出した時です。

 

まだ二人きりで食事に行く段階ではないのに、一足飛びに二人だけの食事に誘っても、上手くいかないですよね?

 

こういう段階を無視した行動が『一方的に追いかける』という行為で、お金が逃げていく原因です。

わたしがお金を追いかけたのは就活の時で、何もスキルがないのに初任給の高さで仕事を選んだら、とんでもないダメ会社でした。

 

初任給で釣らないと人が雇えない会社で、わたしもまんまとひっかかりました。

お金はちゃんと、段階を踏まないと入ってきません。

 

人生の序盤で年収が少なくても、焦らず段階を踏めば終盤で巻き返せます。

 

 

年収の交渉はした事がない

 

わたしはフリーターから就職する時に、社会人の目標として

 

『年収1000万円』

を頭の中で常に考えていました。

 

ですが、昇給の交渉はした事がありません。

これが正解でした。

 

常に年収1000万円を目標にしておくと、無意識のうちに進路や転職のタイミングを教えてくれます。

 

わたしの進路や転職のタイミングは、結果的にいつも正解でした。

給与も上がっていきましたが、年収の交渉は一切しないで相手に任せていました。

 

先に相手を信頼する事で、わたしの事も信頼してもらえて、給料が上がりやすい重要な仕事を任せてもらえました。

お金は追いかけなかったけど、少し遅れてついてきてくれました。

 

最初に『給料○万円以上』と言って交渉していた営業マンは、その後が続かず姿を消していきました。

 

お金がお金を呼ぶ経験

 

貯金で一番苦労するのは、持っているお金が少ない時です。

 

わたしは100万円の壁をいったりきたりして、なかなか貯金が貯まりませんでした。

変に貯金額を意識をしてしまい、我慢をしていたからか100万円を超えると達成感から、数十万円を使ってしまうの繰り返しでした。

 

人生で貯金に苦労したのが、この一線だけです。

貯金が100万を超えた状態が普通になると、そこから先は1千万円の時に少しだけ意識しましたが、後は何の障壁もなく進みました。

 

100万円の貯金に苦労する理由

 

わたしが100万円の貯金に苦労していたのは、お金に対する経験値が足りなかったからです。

 

100万円も持つと自分のキャパを超えているような気がして、持て余してしまいました。

だからムダに使って肩の荷を下ろしたくなったのだと思います。

 

100万円の壁を何度も行き来する内に、お金に慣れてきて貯金額が上がっていきました。

貯金に足踏みをしてしまう人は、それが準備運動みたいなものだと思ってください。

 

わたしは人生の中盤からお金が入ってきましたが、ちょうど良かったと思います。

人生の序盤で大金が入った人は、それがずっと続くと思って散財してしまい、中年以降で苦労をするからです。

 

何でも前向きに捉える癖が、お金を引き寄せます。

 

お金がある人を観察する

 

わたしは会社で経理の仕事をシステムに置き換えてなくしました。(会計事務所とは契約)

 

全体の給与振り込みも機械とわたしでやっていたので、全員の給料を知る立場でした。

ちょっといやらしいですが、その給与額と本人を観察してみました。

 

すると、お金がある人はいつも余裕のある雰囲気でした。

 

『お金があるんだから余裕なのは当たり前』

と思うかもしれませんが、そうではありません。

 

わたしが給料額を知っているメンバーの中には、その会社の前から知っているメンバーもいて、給料が高くない頃から余裕がありました。

 

自分を振り返ってみる

 

わたしはお金に関して、浅ましい事はしないようにしていました。

 

それが転じて、余裕になっていたのだと思います。

わたしの場合、余裕というのは具体的には『施す』というのがキーワードになります。

 

100円でもいいので赤い羽根の募金をして、自分の余裕を演出してみてください。

 

『自分はお金を得るに値する人間』

と思えるので、お金のチャンスがきた時にすぐに反応する確率が上がります。

 

わたしが『施す』雰囲気が溢れ出ていると思ったのは、バイトの移動中の渋谷駅での事です。

 

suicaのない時代で行列に並んでキップを買っていたら、渋谷駅のホームレスが列をかき分けてわたしに突進してきて

 

『おがね~ ぐださいー(酒ヤケの声)』

と言いました。

 

わたしが作業服を着ていたから貰いやすいと思ったのかも知れませんが、あれだけ多数の中でわたし目掛けてタックルしてくるのは、よほどの事だと思いました。

 

わたしは500円以上の釣銭を渡して、その場を立ち去りました。

こういう経験が、後に給料がジャカジャカ入ってくる遠因だったと思っています。

 

そう考えないと、単にタックルされてお金を取られただけになってしまうので・・・

 

 

お金は使うと戻ってくる?

 

これは半分本当です。

 

しょうもないお金の使い方をすると、ドブに捨てるのと一緒で戻ってきません。

勉強に使ったお金は、間違いなく戻ってきます。

 

わかりやすい例だと、わたしはFXと株を始める時に結構高い本を買いそろえました。

その額は数万円分になりましたが、8年ほどの投資のリターンは約1千万円になりました。

 

仕事に関する勉強はもっと大きな額をかけていて、自腹で仕事の道具やソフトを買ったりしていました。

 

そのリターンは、宝くじに当選したかのように感じました。

本によって人生が救われた所があるので、わたしの経験も文字で発信しています。

 

逆にしょうもないお金は、宝くじの購入です。

金運に関する夢を見た時にネットでLOTOなどを買いましたが、数万円の購入に対してリターンは数千円でした。

 

お金を嫌わないのが絶対条件

 

人生の序盤でわたしにお金が入らなかった理由は、お金に対する感情も影響しています。

 

わたしはお金を得る事に対して

 

・浅ましい

・虚(むな)しい

・汚れている

 

こんなネガティブな感情を持っていました。

ですがお金がない事によって、警官に不審者扱いされたり、バイト先で理不尽な扱いを我慢する立場を経験し、お金への感情を切り替えました。

 

フリーターをやめて初めて就職する時から、お金のことを好きだと思って

 

『年収1000万円』

を目標にしました。

 

自分の事だからわかりますが、お金を汚いと思っている時は無意識のうちに、お金を避けてしまっていました。

 

嫌うというより、

 

『お金が入るとバチが当たる』

みたいな、強迫観念に近かったです。

 

 

お金はいいもの

 

今のわたしは貯金にはあまり手を付けず、浪費をしたりしません。

 

お金は使わないと意味がないと言われがちですが、わたしは貯まっている事に意味を感じています。

お金がある事によって、圧倒的な自由を得ています。

 

仕事でストレスを感じるのって、お金を得るために我慢をしなければならない事ですよね?

たまにコンビニとかで激怒する客を見ると、わたしだったら7年くらいダメージを引きずりそうな気がします。

 

ですがわたしは雇用されなくても生きていけるお金があるので、嫌な人をシャットアウトする自由があります。

 

わたしは人から受けるダメージに敏感なので、お金によって壁を作っています。

お金は使い方を心得ていれば、とても便利でいいものです。

 

使い方に関しては、お金が貯まってくるのに応じてわかってきます。

まずはお金にいい感情を抱くのが、お金に好かれる第一歩です。

 

お金に対する心構えみたいなものを書きましたが、実際に年収を上がった仕事選びや、未経験の転職が成功した方法などは別カテゴリに書いています。

 

よければ色々と読んでみてください。

参考にしてもらえれば嬉しいです。