学生から社会に出る時って一生の身分が決まってしまうような、不安な気持ちが大きくなります。
正社員になれなかったら生涯貧しい生活になるとか、極端な考えをしがちです。
その結果、焦って存在意義のないような会社でもいいから卒業までに内定を取ろうとします。
・太陽光の歩合制営業
・サブリース賃貸の営業
こんな仕事、やりたいですか?
わたしは就職が決まらなくても99%大丈夫だと断言できます。
なぜならわたし自身が就活から逃げ、6年ほどバイトを転々とする生活でも大丈夫だったからです。
卒業後に初めて就いた仕事は交通誘導のバイトだし、正社員として初めて入った会社を半年で辞めるデタラメさでした。
社会人の出だしなんてそんな感じでも、後でいくらでも軌道修正ができます。
わたしは20代後半で自分がうまくデキる仕事に就けて、そこからは大企業平均以上の年収になりました。
※転職とかのアフィリエイトに誘導する記事ではありません。
就職できないと不安になる心理
学生から社会人など、身分の転換期は不安定になりやすいものです。
知らない世界に足を踏み入れる時、人間は不安になりますが悪い事ではありません。
むしろ、不安になって色々と警戒した方がいいくらいです。
就職先が決まらないようり、しょうもない会社に就職する方が失敗です。
わたしはフリーターの6年間、交通誘導とか荷物の仕分け・ビルの窓ふきなどをやりましたが、後の適職のITとは全く違うキャリアで、随分と無駄な時間を過ごしました。
バイトの身分で良かったのは仕事を辞めるのが惜しくないので細かく方向転換ができて、後の自分の適職探しのヒントになった事です。
正社員でも最初の会社は半年で辞めてしまいました。これも後で挽回できました。
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新卒で内定がゼロでも不安にならなくていい理由
内定ゼロは不安というより、卒業までに就職先が決まっていないとカッコ悪いという気持ちが大きいのではないでしょうか。
他の人が進路が決まっている中、自分だけ決まっていないという取り残され感。
けどこれは一時の恥であって、一生の恥ではありません。
むしろ一時の恥を受け入れた方が、後半で巻き返しやすいです。
新卒で入る会社なんてどうせ定年までいないんだから、決まるのが遅くても本当にどうって事ないです。
内定がないと、プライドが傷つく?
プライドは何かの地位を築いた人のものです。
内定ゼロの人が抱くのはコンプレックスです。
その現実を受け入れることで、次の段階に進めます。
わたしは就活から逃げた弱い自分を認め、補強するために面接・書類対策で徹底しました。
その結果、壮大な物語のような志望動機などを作る手法を編み出し、未経験の職種に滑り込む事ができました。
このあたりは別カテゴリーにまとめているので、よかったら色々と読んでみてください。
就職できないからって、お茶を濁さない
お茶を濁すというのはどこでもいいからと、必要のない仕事に就くことです。
どういった会社が必要ないのか、一言で言えば
『自分の親に売りたくないものを顧客に売る仕事』
です。
サブリース賃貸の営業でお茶を濁さない
土地を持っている人に、アパート建てませんか?と言う営業です。
「そのアパートはウチが一括借り上げして、毎月いくら払うので10年で黒字になります」
と説明して契約しますが、数年後に採算が合わないとかで、一括借り上げの賃料を下げてしまいます。
駅から離れたへんぴな場所に、ぽこぽこアパートを建てたって入居しませんが、客には儲かると思わせる営業をします。
こんな話、自分の親がされたら怒りませんか?
研修で名刺交換するような会社
新宿とか渋谷に居た(今もいる?)研修と称して名刺交換をするのは、変な不動産会社の新入社員です。
名刺交換で集めた名刺は、不動産営業の営業電話名簿にされます。
彼らが扱うのは、買った人が儲からない投資用マンションです。
わたしは自営業種だったころに、渋谷で交換できないと帰れないという男と名刺交換してしまいました。
そこから10年以上、休日の夜に投資用マンションの営業電話がくるようになりました。
こんな迷惑行為をする会社に就職して、何年もつでしょう?
零細でもいいので、興味のある分野に進む
わたしが26歳で初めて就活した時に入った会社は、数十人規模の小さなシステム会社でした。
人数が多いと思うかも知れないですが、客先常駐の多い偽装派遣会社みたいなものです。
この会社を選んだのは、興味のあるシステムの分野でわたしが入れるレベルだったからです。
ですが不毛な徹夜も多いし(わたしは1度だけ)、作業がぶつ切りでスキルも上がらないので半年で辞めました。
次に営業の仕事をしましたが、システム会社よりも合わない仕事でした。
システム会社の経験があったので、次の仕事にITベンチャーが頭に浮かびました。
そこでITベンチャーでもシステム会社と少し違う、ネット広告業界に入って成功しました。
そちらに進んだ結果です。 ⇒ 経歴
興味のある分野がなければ、嫌な業種を避けるだけでもいい
わたしは接客業は絶対できないし、営業も人疲れするし、やりたくない業種ばかりでした。
そして消去法でネット広告業界を選ぶという、後ろ向きな仕事選びでした。
けどそこで自分が楽しいと感じる仕事に出会い、学生がゲームのドラクエをプレイするくらい熱中しました。
最初からやりがいを求めて仕事を選ばなくても、嫌な業種を避け続けて天職に出会う事もあります。
就職が決まらなくても焦らず、ゆっくりと天啓を待ってください。
就活では表面は謙虚で内心は堂々としている方が、採用されやすかったです。
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新卒は自分の強みを知らない
新卒で就職が決まらないのは、むしろ良い事のような気さえします。
北欧だと大学卒業後に数年間、自分がやりたい事を探す期間があるので新卒の概念はないそうです。
確かアメリカもそんなような価値観と聞いたことがあります。
その方が合理的な考え方です。
だって新卒の時に自分の強みなんてわからないですよね?
自分の強みがわからないで選ぶ会社なんて、どうせ後で辞める事になります。
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誰にでも強みはある
わたしの強みは、人一倍の臆病さでした。
これはなかなか気が付かなかったです。
あるいは、情けなくて認められなかったのかも知れません。
20代の終わり頃にようやく自分の臆病さを受け入れる事ができて、その時から強みに変わりました。
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臆病のどこが強みなのか?
原始時代に豪胆な人は、洞穴を見つけると真っ先に入っていったでしょう。
ですがそこがクマの穴だったら、どういう運命をたどるでしょう。
臆病で洞窟に入らなかった者は、助かる事ができます。
会社の仕事でも、臆病さが必要な仕事はあります。
臆病な人は想像力を働かせて、起こりえるトラブルを予想する能力に優れます。
予想したトラブルを未然に防ぐ仕組みを考える事で、スムーズに仕事が回ります。
わたしはこの能力で、平均以上の年収を稼ぐ事ができました。
社会人の出だしは人並み以下でしたが、後半で盛り返す事ができました。
まとめ
・就職できないからってお茶を濁さない
・零細企業でもバイト入社でも構わない
・小規模でも自分が興味のある分野に進む