就職が決まらないと焦りが生まれますが、不安な時というのは案外チャンスと隣り合わせだったりします。
あとわずかに行動をすれば一気に道が開けるのに、それに気づかずチャンスを逃してしまいます。
人間の行動を理解すると、正しい選択肢を選べるようになります。
人は危機に瀕すと、本来の実力以上の力が出て状況を打破しようとします。
これをコントロールできれば、一段上の会社に就職ができます。
就職が決まらなくて不安になったら本当に終わる件
就職が決まらなくて不安になったら、何をして良いのかわからなくなって、自分が損するような進路を選んでしまいます。
不安になるのは頭の中がまとまらずに混乱するためですが、、危機に対するリアクションの仕組みを知ると至ってシンプルです。
人間が危機に瀕した時の行動は、3つのFです。
Freeze(凍りつく)
Flight(逃走)
Fight(闘う)
これは人間が大自然に生きていた時代に、肉食動物と遭遇した時の行動からきている本能です。
現代の生命の危機は
という認識の人が多く、就職活動においても3つのFの反応が見られます。
就職できなくて立ちすくむ
freeze(凍りつく)というのは、静かなレストランで皿が割れた時を思い出すと想像しやすいです。
『パリーンッ!』
という音で場の空気が凍り付き、誰もが動きを止めます。
この時に何が起こっているのかというと、動きを止めて神経を鋭敏にし、皿が割れた事の危険度を測っています。
その危険度が高い場合、逃げる・闘うの選択を選びます。
他の事はさておいて、瞬時の状況判断をしようとします。
手ごたえがあった就職面接の結果が不採用だった場合、思わずfreezeしてしまいますが、自然な反応だとわかっていれば動揺しないで済みます。
就職は肉食動物に追われる時のように、秒で決めないと命に係わる事ではないので、即決する必要はありません。
就職活動から逃走する
困難に遭遇した時に逃げるという行動も、生き延びるための戦略の一つです。
就職において逃げた方がいい状況はあるでしょうか?
逃げる例として、卒業する時の求人倍率が悪ければ、大学院や専門学校に逃れて時期をずらすというものがあります。
ただこの場合、時期をずらしても求人倍率の悪さが継続していたら困難な状況は変わりません。
就職状況が何年で変わるのか判断がつかないので、逃走する選択は難易度が高いです。
就職が決まらない時に、闘う選択をする
危機に対して闘うという選択で、活路を見出す方法です。
危機に瀕した時に、人間は通常以上の能力を発揮できます。
就職に失敗したら次に向けて強力な資料を作成したり、成功するための情報を精力的に集めるようになります。
アドレナリンも出ていて、面接に落ちても自信を失わず、逆に次はもっとよくしてやろうという積極性が湧きます。
就職において、もっとも生き残る確率が高くなるのは、『闘う』という選択をする事です。
面接に失敗しても、ガッカリしない
ナイスファイトだと自分を褒めたたえた上で、どこが悪かったのかを客観的に分析します。
反省ではなく、分析をします。
事故調査のように冷静に、どこが悪かったのかを診断して改善します。
闘う選択には、全ての事に対して逃げずに前向きになる行動が含まれます。
行動を続ける事で、行き詰っていたところに思わぬ活路があらわれます。
成功者はストレートに階段を上ったわけではなく、危機に陥った時に生まれるパワーを使って、状況を逆転させます。
不安なだけだと状況は悪化する
人間が不安になった時の選択は、なるべくエネルギーを消費しないようなものを選びます。
仕事だったら、ただそこに立っているだけでいいような発展性のないものです。
行動をするかしっかりと休息をするか、何らかの選択をしないと状況は変わりません。
不安というのは先の問題を洗いだす時に使うもので、その後は3Fの行動に移ります。
何も選択しなければ、ずっと不安を抱えて一番つらい状態が続きます。
不安でしょうがない時は、この方法
笑うと脳の中でリラックス効果のある物質が放出されます。
不安な時に笑う事などできないと思いますが、心の底から笑う必要はありません。
ウソでも顔だけ作り笑いをすれば、笑った時の効果が得られます。
疲れるくらい笑顔を浮かべると、自然と気持ちが軽くなっていきます。
就職でかかる大きなストレスを、セルフコントロールで乗り切りましょう。