履歴書は無くてもいいですと言う会社に、本当に持って行かなかった結果

履歴書・職務経歴書の書き方

 

ある会社の求人に

 

『履歴書は無くても結構です』

 

って書いてあったので、本当にその通り手ぶらで面接を受けに行った事があります。

 

池袋のブランド品の通販会社で、設立して間がない会社でした。

面接はかつてないくらい上手くいき、確実に手ごたえありでした。

 

・・・が、不採用でした。

結論、履歴書がなくていいワケがない。

 

履歴書が必要な理由とは。

 

履歴書が無くてはならない理由

 

型破りなのが何でも正しいワケではないです。

 

人間社会の中でオーソドックスな事は、何かしらの意味があって定番化したものです。

多くの人が集団で暮らすのに安心できる事が、習慣化しています。

 

空気感とかが読めない人ってやたらと定番のルールを否定したがりますが、そういう人って色々な事が上手くいっていないですよね。

 

何歳の時に手ぶらで面接に行ったのか?

 

面接に行って

 

「履歴書はありますか?」

 

と聞かれて、わたしが

 

「無くてもいいと書いてあったので持ってきませんでした」

 

と言い放ったのは26歳頃の事でした。

 

物心はしっかりついているはずの年齢でしたが、人によって成長の速度は異なりますね。

職歴がボロボロな履歴書など、無くせるものならなくしてしまいたいという心理が働きました。

 

手応えのあった面接で落とされた反動で、常識をすごく意識するようになりました。

26歳より前は、クロマニヨン人と大差ないレベルでした。

 

会社も悪い

 

「履歴書なしでも」

 

って、普通の会社なら言わないですよね?

こういう奇をてらった会社は、大抵は長く続きません。

 

面接会場を変わった場所でやる会社とか、変な事をする会社はその後に消えていきます。

この「履歴書なしでも」の会社も、数年後にはなくなりました。

 

小さいビルの一室で部屋はワンフロアぶち抜きで十数人くらいの会社でした。

ついたての奥のソファースペースみたいな所で面接だったので、内容はだだ漏れでした。

 

うまくいく面接というのは、相手に話をさせて気持ち良くさせる聞き役ができた時です。

この時は面接が若い社長で、夢とかを語っていました。

 

 

履歴書はなぜ必要か?

 

後に自分が採用側に回った時、応募者の能力が拮抗していた事がありました。

 

その時に履歴書・職務経歴書を見比べて吟味をします。

接戦になった時に、他の人より一つでも多く付加情報がある人の方が有利になります。

 

人間、情報が少ない部分を想像で補おうとする時、どうしても悲観的な見方に偏ります。

だからなるべく自分の情報のブラックボックスを減らした方が良いです。

 

かと言って無職の期間を

『何もしていませんでした』

と説明するのはアウトです。

 

わたしは職の空白期間を、小説だかシナリオライターに挑戦していた事にしました。

 

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履歴書は手書きじゃなくていい

 

手書きか否かの議論は、手書きじゃくていい感じになっていないでしょうか?

 

字がキレイな人なら付加情報の意味で手書きでもいいと思いますが、それ以外ならパソコンで作っても問題ないです。

 

もし何か言われたとしたら

 

「わたしの書類作成能力をお見せするため」

とでも言っておけばいいです。

 

何社も受けるのに履歴書作成に意志力を削がれたら、他の部分でボロがでます。

履歴書なんてほぼ量産でよくて、その分を志望動機などに注力しましょう。

 

わたしが採用側として受け取る履歴書も、半分以上がパソコンで作ったものでした。

 

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履歴書はできればエクセルがいい

 

わたしは字が汚くて、自分のメモ書きも時間が立つと何が書いてあるのか読めなくなるほどでした。

 

なので履歴書のフォーマットがネットにない頃に、エクセルで履歴書を作りました。

印刷すると市販の履歴書に見劣りしないものになりました。

 

たまに履歴書の線が太くてうるさく感じるフォーマットがあるので、選ぶ時には気をつけて下さい。

エクセルの履歴書がいい理由は、自分に都合の悪い欄を減らしたりなくせる所です。

 

資格が少ないわたしは、スカスカだとみすぼらしいので資格の欄を減らしました。

その分を志望動機とかの欄にして、熱意のある履歴書に仕立てました。

 

これも、履歴書を持って行かなくて不採用だった反動です。

 

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履歴書が見劣りするなら

 

過去の情報である履歴書が見劣りするなら、あなたの今現在をアピールしてください。

 

自分が入りたい業種の事を調べ、資料をまとめて面接で提出すると、そこから話が広がります。

わたしはもう一歩進んで、自分がその業種に入った後にどんな仕事をするのか、その業種用のツールを作りました。

 

未経験の業種だったので正確なツールかわかりませんが、デモンストレーションにはなりました。

 

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履歴書に写真がいらない流れ

 

アメリカとかでは履歴書に写真をつけないそうです。

 

もしかしたら日本でもそういう風潮になるかも知れませんが、わたしならつけてアピールします。

日本人て、アメリカ人よりも見た目から受け取る情報に繊細な気がしませんか?

 

顔写真があってもなくてもいいと言われたら、絶対につけた方がいいです。

あなたが選ぶ側で実力が拮抗した二人がいたら、書類を見比べて決断する時に写真あり・なしのどちらに親近感を覚えますか?

 

顔写真のオススメは自撮り

 

写真スタジオは面倒だし、一度撮ったら数年経っても使ってしまいそうです。

 

3分写真は逮捕された人みたいになるし、一発勝負勘が強いです。

そこでわたしがオススメなのが、自撮りです。

 

自撮りといっても腕を伸ばしたりしないで、ちゃんと三脚を使います。

照明を下からあてたりして、なるべくキレイに撮れるようにします。

 

わたしは顔面体操をしたり、プールで泳ぎまくって顔をシャープにしたりしました。

それで100枚くらい撮って、納得ができる1枚を履歴書に使いました。

 

そこまでやると自分に自信がつくので、面接対策にもなります。

自分の顔を客観的に何度も見る事で、どういう表情が印象いいのかわかってきます。

 

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顔写真はいらないと言う会社に注意されたら

 

「顔写真いらないと募集に書いたのに、なんでつけるんだ」

 

とか言われたら、書類を共通化していたためとか何とか言ってやり過ごします。

というか、そんなトンがった事を言う会社に入りたいですか?

 

大抵変な経営者が興奮して会社運営しているので、ロクな顛末にならないです。

キツい職歴を抱えて就活している人に参考になる、わたしが面接や書類を突破した方法を別ページに色々と書いています。

 

よければ参考にしてみてください。

26歳くらいの段階で手ぶらで面接に行った非常識なわたしですが、社会人生活の後半は大企業以上の年収を得ることができました。

 

どんな事になっても

『自分最高』

と思っていれば、無意識の内に自分にとって良い選択を選び続けるようになります。

 

今が辛くても、どうか諦めないでください。