仕事で信頼関係を築いた方法

社会人

 

信頼関係を築くって、具体的にどんなイメージを持っていますか?

 

わたしが社会人になりたての頃は、テレビとかの影響で仕事終わりに一緒に飲みに行く事で信頼関係を築いていくのだと思っていました。

けどこういう単純接触を増やして築ける信頼関係なんて、表面上の事なんですよね。

 

実際は仕事で相手との連携を上手にやる事で、関係性が出来ていきました。

飲めないわたしでも、仕事で信頼関係を築くことが出来ました。

 

仕事で信頼関係を築く意義

 

わたしはあまり人間関係を広げたいと思わない方です。

 

人嫌いというワケではないですが、受身のわたしにはノイズに感じる人がいると疲れやすいので、できれば付き合う人の数は制限したいです。

 

そんなわたしでも信頼できる人間関係を築いたおかげで、共同出資で起業をして上手くいき早期リタイアする事ができました。

自分一人だったらお金を稼ぐ事に躊躇して、起業は趣味で終わっていたと思います。

 

人と付き合う事で自分の気質では限界のある事も突破できるので、豊かになる確率は上がります。

自分が人嫌いだと思っている方は、繊細で他人からのダメージに弱いだけの可能性があります。

 

だからここでは変な人を排除して、ストレスになる人間関係を作らない事も提唱しています。

人付き合いってただ広いとトラブルも拾うので、適正上限があります。

 

どうやって信頼関係を築いたのか?

 

自分が信頼できない人をイメージした時、強者にへつらい弱者に強く出る、二面性のある人物が浮びました。

 

だからわたしは、こういう人間とは真逆の価値観で仕事をしていました。

クライアントと仕入先が居たら、両者に同じような態度で接していました。

 

商売は元々、売り先と仕入先がないと成り立たないので、両者に同じ態度をとるのは当たり前の事です。

 

ですがお金を払う側が絶対的に偉いと勘違いしている会社もあったので、わたしが仕入先にも丁寧に接しているとそれだけで信頼感が上がりました。

コンビニやスーパーで偉そうにする人って、たぶん仕事が出来ない人です。

 

 

仕入先の為に仕事をする

 

わたしはネット広告の代理店の立ち位置でした。

 

当時の他の代理店の仕事ぶりは、仕入れ先に対してかなり適当でした。

広告媒体には何日からスタートのものとか、そういう期日があるものが多くあります。

 

代理店が仕入先にバナー(広告)を送るのがスタート前日の夜遅くになると、仕入先の人はそこからが仕事なので帰宅が深夜になります。

 

だからわたしが仕事を溜めずに、即応して仕入先が早く帰れるようにするだけで信頼感が増していきました。

 

即応するイメージがついたため、仕入先が条件のいい案件を回してくれる事も増えました。

 

自分の技術力も増す

 

代理店の立場だと、クライアントにも仕入先にも広告効果(出した結果)の報告をします。

 

クライアント側で広告管理のシステムを持っている場合もありましたが、あまり実戦的なものではなかったです。

なので自分で独自に広告管理のデータベースを作りました。

 

当時は仕入先に対して、ちゃんとした広告効果データを送らない代理店も多かったです。

効果が悪いと偽って、補填の為に仕入先に余分に広告を回してもらうためです。

 

わたしはこの方法は目先の利益を得るだけに思えたので、仕入先には正直なデータを渡しました。

最初は週1のスパンで送っていましたが、仕入先の希望でデイリーになりました。

 

それも朝一でないと仕入先のその日の行動に使えないという事で、自動で各社用のデータを作るプログラムを作りました。

 

実践的なお題を与えられてプログラミングをするのは、普通の勉強より能力向上に効果があります。

この時の経験が後に、どのような場面でも自己解決できる下地になりました。

 

他人のためにやる事は、結局は自分に戻ってきます。

 

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宴席に参加する事も

 

お笑い芸人がよく仲間内で飲みにいく話をしますが、ああいう仕事では有益だと思います。

 

お互いにどんな切り返しをするのか知っていれば、お笑い番組でどんなやり取りをすればいいのかわかります。

わたしの場合は新たに知り合った取引先の人と、最初の方に数回食事に行きました。

 

その方が打ち解けるのが早いので、仕事で率直な意見をぶつけ合いやすくなります。

経費ではなく自腹で奢る事が多かったですが、その姿勢が自分の会社や相手に好意的に取られ、わたしの信頼感を上げる事になりました。

 

そういう出費は、後で収入になって戻ってきました。

元兵庫県警の飛松さんという人は、現役時代に自腹で情報屋への報酬を払っていたそうです。

 

他にも県警が投げた事件を被害者家族から請け負い、事件を解決しています。

こういう姿勢で退職後にテレビの仕事が多く入るようになりました。

 

仕事で信頼関係を築いた結果

 

ネット広告の会社はパソコンがあれば設立できるので、独立する人が多かったです。

 

その時にわたしは声をかけてもらう事が多かったので、30代の転職では履歴書を書いたり面接をする必要がありませんでした。

 

様々な経験を積んで最終的に共同で起業する事になった人達も、かつてわたしが広告代理店で取引先だった人達です。

親のコネやお金がなくても築けるのが信頼関係です。

 

これはただ、相手の事を考えて仕事をするだけで築けます。

 

見返りを求めない行動で信頼される

 

わたしの行動は見返りを求めないものでした。

 

ですがまともな人なら返報性の原理というものが働き、何らかの恩返しをしてくれます。

わたしの場合は取引先の人が良い案件を優先的に持って来てくれたり、人を紹介してくれたりしました。

 

自分から先に行動して相手に与えることは、先に相手を信頼するという事です。

すると相手もこちらを信頼してくれます。

 

もしも返報性の原理がない人がいたら、その人は感覚がおかしい人なので切った方がいいです。

誰かに一方的に依存をする、貧乏神みたいな人です。

 

会社の仕事も見返りを求めなかった

 

たまに怒りながら

 

「給料分以上の仕事はしない!」

と言う人がいますが、その後は良い結果に結びついたのでしょうか?

 

とりあえずわたしは給料関係なく働いた結果、多くの収入を得ることができました。

 

『給料が〇万円だから仕事はこれくらいでいい』

という働き方ではなく、初任給の時から出来る限りのことをしました。

 

その姿勢に会社が応えてくれて、給料が上がっていきました。

 

行動で示すしかなかった

 

わたしは学歴が低かったし、社会に出てからも無職期間があったりと、過去の足跡を見られたら信頼されるような人物ではなかったです。

 

だから行動で示すしかなかったワケですが、そんな働き方をしても成果が上がらず燃え尽きでダウンしていました。

 

それでも働き方を変えなかったら、自分の努力が面白いように返ってくる適職のITに出会い成功しました。

 

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信頼関係を築けなかったら?

 

自分が給料以上の仕事をしても会社が応えてくれなかったら、これは辞める理由になります。

 

会社でも人でも一度は先に信頼してあげて、こちらから奉仕をします。

ですがそれに応えてくれない相手なら、付き合うと奉仕し続けなければならない関係になります。

 

わたしの経験上、返報性の原理がない人や会社は伸びる事がありませんでした。

信頼関係は情ですが、甘やかす事ではありません。

 

この切り分けが出来なかった頃のわたしは、他人にいいように使われるだけでした。

あなたの努力が他人に吸い取られないためにも、信頼関係を築ける人とだけ付き合ってください。

 

他のカテゴリーにも社会人経験の中で、どんな人と付き合ったら良かった・悪かったなどを書いているので、よければ読んでみてください。

 

転職先選びや年収の上げ方など、効果があった方法も色々書いています。

 

 

信頼関係まとめ

・自分が先に信頼する

・見返りを求めない

・本当に見返りがないなら切る