求人広告に出るブラック企業の特徴

ブラック企業があらわれた 会社の選び方

弱り目に祟り目の言葉通り、弱った状態の社会人は不安から選択ミスをしやすく、それゆえにブラック企業にひっかかってしまいます。

 

かくいうわたしも無職で生活費が残り1ヵ月分になって、滑り込みで入った会社がロクなものではありませんでした。

ブラック企業とぼったくりバーは、入ってみないとわからないものですね。

 

それでもお金がなかったので1年半ほど働いてしまいました。

そんな経験を経て求人広告からブラック企業の兆候を探すようになり、ようやくまともな会社に入れるようになりました。

 

まともな会社も大変な事はありますが、少なくとも理不尽な事はありません。

わたしは資格とか取ったわけでもないのに、ブラックから転職して1年後には年収が3倍になっていました。

 

読んでいる方がわたしみたいに変な会社に引っかからない事を祈って、求人広告に出るブラック企業の特徴を書いていきたいと思います。

 

求人広告にも漂うブラック臭

 

まずブラック企業の特徴として、投網のようにガバッと人員を確保してものすごい勢いで消耗させていることがあげられます。

 

すぐに欠員が出るのでまた求人広告を出すので、いつも募集しているように見えます。

これが怖いところで、人は単純接触が多い情報に親近感を覚えて信用してしまいがちです。

 

冷静に考えていつも募集をしているのは、それだけ人が辞めていっているからです。

会社の中には一定数、社員の損耗を前提にして運営しているところがあります。

 

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ブラック企業はスローガンとか精神論が好き

 

お金も技術もない会社は精神力だけが頼りなので、トランス状態になるようなコール(掛け声)をやったりします。

 

 

そういう会社は仕組みが劣っているので、何でも気合で乗り切ろうとするため人間にムリをさせます。

例えば合理化すれば8時間で終わるものを、合理化するコストを削って毎日12時間かけたりします。

 

だから求人広告にも『精神論』がこぼれ出てしまいます。

ブラック企業みたいにアピールできる点が少ないと、『社風』なんかもよく出てきます。

 

でっかい声を出す社会人は、あんまり信用してません。

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求人広告で社員の出世が早すぎる

ブラック企業が好きな言葉で「抜擢(ばってき)」があります。

 

入社〇ヵ月の社員をプロジェクトリーダーに抜擢!

みたいな成功物語に仕立て上げるのがブラック企業の特徴です。

 

けどブラックの肩書なんてものは、独裁国家の軍人につけられる無意味な勲章みたいなものです。

 

プロジェクトマネージャーと聞くとすごそうですが、果たして何人のプロジェクトなのかが重要です。

部長(部下1人)みたいな構成も普通にあるので、役職などあてになりません。

 

それよりも入社数か月で大出世する会社の、スカスカな人材を危惧するところです。

激戦区の兵隊みたいに、士官が次々と倒れて新入りに役が回ってくるようなものです。

入社〇ヵ月でリーダーになれる仕事って、さすがに底が浅すぎます。

 

リーダーの下にはそれより下のレベルの人が集まっているわけで、それでも成り立つのがブラック企業の仕事です。

 

ブラックの求人広告には、一歩引いてみるとツッコミ所が満載の成長物語が詰まっています。

少年漫画雑誌バリに、社員がグングン成長するストーリーです。

『成長』という単語自体も大好きです。

 

ブラック企業の求人広告は勤務地が複数

 

ブラック企業の求人広告では大した社員数でもないのに、勤務地は会社の住所だけでなく複数の都道府県になっています。

これは全国規模の大企業ではなく、派遣社員に近いからです。

しかし派遣という言葉は一切でてきません。

 

クライアントの社員がやるには手間がかかり、あまり技能が必要でない仕事が派遣に回されてきます。

そんな業務ではスキルは身につきません。

 

わたしはシステム会社に入社したつもりが、偽装派遣だったことがあります。

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中途採用なのに募集人数が多すぎる

 

ブラック企業の特徴として、一回の募集で二桁の人員を募集します。

社員の損耗率が高すぎるからです。

けど無職の時ってこういう求人広告を見ると

「自分でも採用されるかも」

って期待してしまうものです。

 

就活の結果論ですが困難と思える方に突っ込んだ方が、結果的に楽でお金になりました。

面接のための資料を作ったり履歴書を見栄えよくしたり、少し努力が必要でしたが全て報われました。

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大量の人員を募集する求人広告では『業務拡大のため』という単語が使われていましたが、ブラックの特徴とバレてからは『ニーズに対応』とかに言い換えられています。

他の特徴点と合わせて、不自然な募集人数もチェックしてください

 

ブラック企業は先輩社員の前職が飛びすぎ

 

求人広告の先輩社員のインタビューであるのは、まったく別の業種から転職した先輩が活躍しているはなしです。

すごく適当な前職から転職した先輩が、その会社で大きく成長できた物語が語られます。

 

こんなダメ人間の夢物語みたいなものが、ボロい会社の求人広告には見られます。

しかし現実では、そんな魔法のような話はありません。

偏差値35で入れる学校がそれなりのように、入りやすい会社はそれなりです。

 

ブラック企業の求人広告は、根拠のない飛躍が多くあります。

辻褄の合わない話を平気で書ける感覚がブラック企業です。

これを平気で書ける感覚がブラックです。

 

あとブラック企業の先輩って、法に触れるレベルで民度低すぎでした。

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試用期間が長すぎる

正社員はなかなか解雇できないので、試用期間が設けられます。

これは長くて3ヵ月くらいです。

しかし、入ってすぐに辞める社員が多いブラックでは、試用期間が半年だったりします。

 

能力を見るのに、そんなに長い期間は必要ありません

会社は試用期間中なら、給与は募集の際の正社員待遇でなくて済みます。

 

この期間の長さは、会社側に都合が良過ぎます。

普通の会社のように偽装していますが、派遣会社と同じなので人数さえいれば会社は潤うのでしょう。

 

ブラック企業はなくならない

 

人を回せばお金になるので、ひっかかる労働者がいる限りブラック企業はなくなりません。

ハードルを下げて広く社員募集をして、ワナのように入社してくる人を待ち構えています。

簡単に入れそうだという雰囲気を出して募集をしています。

 

どんな場所でも悪党は、常に甘い話を持ち掛けて人を引き込みます。

けど入社した人の中には、募集広告と違っていても辞めない人がいます

これは人間の現状維持バイアスによるものです。

 

人の適応力は高く、例えドロ沼であっても慣れてしまいます。

どんな環境でも、自分の居場所を作ろうとしてしまうのです。

しかしブラック企業に何年いても、大したお金にはなりません。

 

そうして時間を過ごす内に転職がしにくくなってしまい、ブラック企業を抜け出せなくなります。

わたしはITベンチャー(広告)が適職で、そこに入ってから運が開けました。

 

皆さんの適職は別の業種かもしれませんが、未経験で入る方法はどこでも有効だと思うので、よければ読んでみてください。

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