面接官を知る事で、緊張しなくなる理由

余裕 面接の不安を解消する
面接官って人を見抜くプロだから、目の前に居るだけで緊張するなぁ
そういう能力を持った面接官は皆無です
じゃあ、どんな人たちなんですか?
専門の教育を受けていない普通の人たちなので、緊張しなくても大丈夫です

何か未経験の事をする時は、緊張をします。

その割にやってみると、思ったほど困難ではなかったりします。

人はわからない事に対して必要以上に想像を膨らませ、実際より大きな困難だと思ってしまいます

 

実際に起こるのは1つなのに、事前の想像で5つも6つも想定して押しつぶされてしまいます。

面接官についても、想像によって裁判官のように思ってしまうと、緊張してしまいます。

面接官の事を知るために、どのような人がやっているか知りましょう。

 

面接官を知る事で、緊張しなくなる理由

会社の中で面接官をやっているのはどういう人でしょうか?

心眼を持って、一瞬で相手の事を見抜く能力を持っているのでしょうか。

意外と、普通の人たちです。

内勤者が面接官をついでにやっている

事務兼面接官

とりあえず、社内にいる人にやってもらう

会社の中で作業することが多いのが内勤者です。

営業や専門職の人間は、外部の人との打ち合わせがあるので、パラパラと設定される面接に対応できません。

そこで、経理とか総務とかの内勤者が面接官をやります

 

自社の説明をして、

「当社を希望した理由は?」

といった定番の質問をしてきます。

面接官というより、来客応対に近いです

 

後は、その面接官が感じた印象で判断します。

程度が低い面接官は、自分の好き・嫌いを判断材料に持ち込みます

こういう面接官にあたったら、無難にいくためにクセの強さは抑えていきましょう

 

書類や事前の志望動機等を練り上げても通らなかったら、それは面接官のレベルが低いからなのかもしれません。

人事採用を適当にやっている会社は、ボディーブローのように徐々にダメージが重なり、傾いていきます。

だから不採用だったとしても、気にする必要はありません。

先々、倒産する会社が避けられたと思って、前向きな気持ちで次に挑戦してください。

 

 

直接部門の仕事ができないから面接官に回される

面接官って、会社の中でも偉いんですか?

直接部門というのは、会社の収益を直接稼ぐ部門の事です。

ベンチャー企業や設立して間がない会社は、エースがいたらまず直接部門に投入します。

 

それに対して面接官は、直接部門や専門性の高い仕事をさせられないので、消去法で人事関連に選ばれた人が多いです。

エースと違って仕事に対して受け身のため、仕事の正解を探したりしません。

 

そういう人は単純に、学歴・職歴だけで判断したりします。

質問もせいぜい、本かネットで拾ってきたものを使います。

その回答の解釈も浅はかな事が多いです。

 

関連:面接の質問の答え方は、どうせ内容は聞いてないから好印象だけ残す

 

優秀な人を発掘するには、様々な角度から見なければなりません。

この角度が多い人はエースとして、別の部署で働いています。

あなたの前に座る面接官は、もしかしたら会社内で出来る事が少ないために座らされているかも知れません

 

消去法で選ばれた面接官であれば、さほど緊張が必要な相手ではありません。

偉いと勘違いしている人もいます。
面接官は会社の受付担当として、印象が良い人が理想です。

 

 

現場の人が面接官をやっている

現場社員が面接官をやるパターンもあります。

人を見る視点の理論はありません。

会社の面接と言うより、初対面の人と会って不快感を与えないように気を付ければいいでしょう。

合否の結果は、その面接官の好み次第なので、落ちてもあなたのせいではありません。

 

専門の人事部が面接官をやっている

面接官

面接官もただの人

大きな会社では、組織的な人事部があります。

それでも、人の裏まで読める神の目を持った人はほぼいません

上場会社でも営業系では、ゴソッと採用して厳しいノルマで振るい落す会社もあります。

 

最初から面接で判断する事を諦めた方法です。

人事部が吟味して採用しても、入社した人が問題を起こしたりする事もあります。

大手でも面接官自身がセクハラをしたりだとか、問題を起こす事もあります。

 

人事部は面接だけをやっているわけではありません。

社員の税・保険関係の事務作業もあります。

人員整理の際には実行者をさせられます。

 

彼らとて、会社に指示をされて動く立場なのです

面接の現場は優秀な人を獲得するために、会社側が努力する場でもあります。

その面接官が汚い襟元であったり、脂ぎったメガネではないかなど、逆に査定をしてください。

採用という現場で、たまたま受験者と面接官の立場に分かれていますが、同じ社会人です。

 

面接官は、あなたの人生を左右する神のような存在ではありません。

時が過ぎて、どこかであなたが面接官をしている時に、その当時の面接官が受験者として来るかも知れません。

 

面接官をやりたがる人は結構多い

面接官って、大変なんですか?

ノルマもないし、ミスの責任も追及されにくい仕事です。

それと他人をジャッジするというのは、多くの人にとって潜在的な願望があるように感じます。

そのため、程度の良くない人が面接官をやっていたりします

 

面接官がらみで会社の評判が落ちるような事があります。

一時期あった圧迫面接というのも、面接官の力不足によるものです。

自分が人を見る視点がないから、受験者を圧迫して人を見れたような気になるのです。

 

面接で変な質問をしてくるのも、不勉強な面接官です。

『あなたは100万円を持っています。このお金で橋をかけるにはどうしますか?』

このテの質問がきたら、慌てず心の中で、(どの本やネットから持ってきた質問だろう)と思ってください。

 

スーッと冷静になって何かしらの答えが浮かびます。

それも浮かばなかったら、こういう質問の多くに使える

「自分の力不足を感じたら専門家の意見を聞いて、とにかく仕事を進めます」

とでも言っておけばいいのです。

 

これ一つで、靴を履かないアフリカの人に靴を売る方法とか、車の無い国でタイヤを売る方法とか、色々な質問の答えに使えます。

要は一つの質問でペースを乱されないための保険です。

 

人をジャッジするのが好きな人は、結構います

 

私が遭遇した面接官

メンヘラ面接官

会社じゃなくて病院に行きなよ

ゲーム開発関係のSE・プログラマ志望で受けた会社がありました。

そこで年かさの人と一緒に、若い現場の人がいました。

その若い人は私服で、耳に大量のピアスと、毒々しいハンドネイルをしていました

 

終始、ふて腐れているような態度でした。

逆の立場でこの人と対面していたら、面接じゃなくて精神科のカウンセリングを勧めます。

その上、年かさの人が何故か、耳ピアス毒ネイルさんの事を私に向かって褒めちぎるのです。

 

えっ? 内輪褒めのダシに外部の私を使います?

ふてくされる若い人に、それを褒めちぎる年かさの人。

こちらは、そんな茶番にひきつった愛想笑いを返して、お得意先の社長のワガママな子に媚を売っているみたいな構図でした。

 

この会社は落ちましたが、たしかその後、親会社ごとパチンコメーカーの子会社になって、霧消していったと思います。

振り返ってみると、落ちたり辞めて良かったという会社ばかりです。

どこかの会社に落ちたら、入らない方が良かったのだと考えてください。

面接が上手くいかなかった要因を解析して、次のために改善しましょう。

 

面接の質問の答え方は、どうせ内容は聞いてないから好印象だけ残す
面接では、上手い事を言おうとしてシミュレーションを繰り返し、当日で失敗をするパターンが多いです。 前日までに脳内で様々な想定問答をして、どんな質問がきても大丈夫なようにしますが、ふいに変な質問をされて歯車が狂ってしまいます。 ...

 

面接で緊張する理由

人が緊張するのは、本来は生死がかかった状態の時です。

面接で緊張するのは

会社に採用されないお金が稼げない

飢える・・・

 

と、自分で最悪のケースを連想した結果です。

別にその会社に採用されなくても、ご飯を食べるだけならアルバイトでも可能です。

 

採用されなかったら生命の危機だと思わず、面接はチャンスの場だと思えば恐怖心は減ります。

 

 

あなたが面接官になったら

すごく嫌な面接官がいました

このページでは、面接官に緊張しなくなるように、面接官をことさら低く描いています。

しかし、本来は会社の入り口の顔であり、会社の基礎となる人的資源を確保する部署です。

もしあなたが採用を担当するようになったら、受験者だった時を思い出してください。

 

最初はまず受験者の緊張感を解いて、本来の力が出せるようにしてあげてください。

そして質問の答えの中から、なるべく可能性を見出してあげてください。

合否はどうあれ、受験者が会社と挑戦をする事に良い印象を抱けるようにしてあげてください。

 

受験者本人も気が付いていない才能を開花させてあげられるかも知れません。

面接官は、人の可能性を見い出す素晴らしい仕事です。

能力不足を偉そうな態度でごまかす人もいます。
そんな面接官は、あなたが追い出してください。