電車が遅延すると、少なく見積もって5万人がつらい思いをします。
しかし遅延に対して意見をしようとすると、
『体調不良な人を優先するのは当たり前だろ!』
って怒られて、そこで遅延を減らす改善案の話しは打ち切られてしまいます。
一方的に大上段から叱りたいだけの人、多くないですか?
奴隷船みたいな状態は、明らかにおかしいです。
体調不良の人が出るのは仕方がないというのは前提で、いかに遅延を減らすのかという案です。
まず、あなたの遅延ストレスを測る
日々の遅延で、あなたのストレスはどれくらい溜まっているでしょうか?
混んだ車内で
前の人のえり足がモジャモジャなのを見て、イラッとしたらストレスが溜まっています。
普段なら何てことない事なのに、他人の髪のえり足が耐えられないのは、神経がむき出しの状態だからです。
何が起きても憤怒する状態です。ご自身が爆弾岩(刺激を与えると爆発するモンスター)になったと思って下さい。
ですが、そんなモンスターを誰が作ったのでしょう?
そう、満員電車なのです。
遅延が常態化している
首都圏の鉄道では、毎日どこかの路線が遅延しています。
影響を受けるのは少なく見積もって5万人ですが、実際はそれ以上でしょう。
その中に入院中の親が危うくて急いでいるとか、持病を抱えた人もいるはずです。
そういった5万人の辛い思いが、無視されている気がしてなりません。
耐える人ほど負荷が溜まり、それが後の大病につながるかも知れません。
体調不良の遅延を減らす
まず体調不良になるのは、人間なので仕方がないというのが前提です。
起こる現象は仕方がないとして、どうやったら確率を減らせるかです。
急病人を責めているのではなく、電車の遅延に遭遇する5万人の苦痛を取り除く観点からの案です。
月曜に体調不良が増える場合
以前会社で月曜に体調不良とか疲れで、午前中はグッタリした人がいました。
その理由が休日に遊び倒したとか、オールをしたとかの理由でした。
これって仕方がない事でしょうか?
彼らがグッタリしたことによる仕事のシワ寄せは、体調を整えてきた人が被ることになります。
『困った時はお互い様』と言いますが、遊び倒した人が一方的に負担をかける構図でした。
体調不良を起こしやすいなら、月曜に備えて土日は静養してもいいのではないでしょうか。
静養しても体調不良を起こすなら、それは仕方がないと受け入れやすいです。
体調不良というのは病気の手前なので、静養が足りないサインです。
電車で体調不良になりやすい人には、土日の静養を推奨します。
それでも体調を崩すなら、会社の近くに引っ越すとか、自宅近くの職場に変える選択肢があります。
東京ならスマホが一番早くないですか?
連休明けは特に体調不良が発生して、救護で停止ボタンを押す・押さないのどちらが正しいのか論争が起こります。
押す派の人は「明日は我が身」「押さない奴は人間の心がない」と憤ります。
押さない派の人は、「途中で電車を停めても何もできないから、次の駅に着いてから対処した方がいい」としています。
わたしはパッと動ける押す派の人も、冷静に状況を分析する押さない派の人も非難しません。
わたしは駅の間隔が短い東京なら線路上に電車を停めるよりも、スマホで次の駅に救急車を呼ぶのが一番早いと思います。
ただ現状だとスマホだと通報者に責任がのしかかるので、鉄道会社に判断責任を移す意味合いで非常ボタンが推奨されてるようです。
荷物の挟まりで遅延するのを防ぐ
荷物の挟まりは、通常は一瞬で解決するはずです。
しかし実際はゴタゴタして、しっかりと遅延します。
荷物の挟まりに関しても、起こってしまったら仕方がありません。
だからそういう人は今後、カバンの持ち込みNGにして、ポケットに入る荷物だけで通勤をしてもらいます。
荷物の挟まりは駆け込みが多い
駆け込みで荷物が間に合わずに挟み込み、というのはまだマシな方です。
乗車が間に合わないので、荷物を挟んでドアを開けてもらおうという人もいます。
そういう人は、エレベーターのドアと同じ感覚で、挟めば開くと思っています。
たまに2~3分で次の電車がくる山手線の駅の階段を、混んでいるのに走る人がいますが、山手線が初めてで1時間に1本しかないと思っているのでしょうか?
急いだりテンションが上がったりすると、絶対に失敗をして周囲に迷惑をかける、ミスタービーンみたいな人はいます。
金曜の夜に発生する、車内清掃による遅延
金曜の夜も狙いすましたように遅延が発生して、一番ウキウキする時間を潰されてしまいます。
アルコールくさい電車で、自分の許容量をわからずに酒を飲んだ人が戻します。
遅延の影響を受ける5万人の中には、子どもと約束していたお誕生会に間に合わない人も出ます。
約束を破られた子供は、親を・社会を信用しなくなり、やがては反社会勢力になっていきます。
被害者の中には、そんなストーリーだって生まれかねないです。
車内清掃による遅延を回避する
ドアの下に開閉式の小窓を用意します。
手前に開いて、受け口のような状態になります。
利用者はそこにしゃがみこんで、飛沫が床に飛び散らないようにして吐きます。
吐しゃ物は走行中の電車から放出されるので、電車が停まる事もありません。
電車は一応、周囲に飛散を知らせるため警笛をならします。
毎回思いますが、数千円かけて飲んで食ってそれを戻すって、虚しくならないんでしょうか?
電車で吐く理由
吐いた人から距離を置くと、『日本社会の冷たさ』みたいに、人格否定より大きな攻撃を受けます。
けど、吐く理由によって様々です。
例えばウィルス性の胃腸炎なら吐しゃ物で感染するので、健康な人が嘔吐する人に緊張感を抱くのは、致し方ない反応です。
つわりによる嘔吐であれば仕方がない事だし、おめでたい事でもあるので、前向きな気持ちで手を差し伸べる事ができます。
飲酒による嘔吐の場合は、駅に正座の刑が正しい対処です。
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踏切に立ち入りで遅延
踏切に立ち入って遅延が発生するのは、沿線の民度です。
民度が低い人は仕事ができないので、路線価が安い場所に集まりやすいです。
彼らは5分先の予測行動さえできないので、仕事は常に行き当たりばったりです。
予測というのは現状の状況から未来を予測する事で、論理性が必要な作業です。
これが全くできない人がいて、移動も仕事も行き当たりばったりの行動をします。
だから常に緊急事態のようにテンパっていて、踏切を無理に渡るような行動をして、周囲の人に迷惑をかけます。
『どうなるか予想すれば、やってはイケないってわかるでしょ!?』
という説教は通用しません。
彼らの世界には、未来の時間軸はないのです。
他罰的な人
他罰的とは、何でも他人のせいにする人の事です。
自分がやる事は
『仕方がないだろ』
で済ませますが、他人のミスには厳しいです。
彼らは頭の回路が逆さまについているかのように、いつも不正解の方ばかり選択します。
だから他人より仕事や生活が上手くいかないので、自分だけが損をしているという被害者意識を持ちます。
その損を取り戻すために、皆が我慢する踏切をショートカットするのです。
程度の低い人がいつも怒っていたり、反省がないのはそのためです。
街の民度がわかるポイント
バス停の並び方で、その街の民度がわかります。
民度が低い人たちは、いつも二択で不正解の方を選びます。
バス停の並び順は、周辺の混雑を考えて合理的なルールになっています。
しかし民度が低い人たちが多いと、迷惑な逆側を選びます。
色々な場所で彼らの行動を観察すると、他人に迷惑をかける選択肢を、無意識の内に選んでいるかのようです。
異なる民度の人が接すると、負担を強いられるのは常に民度が高いほうです。
街の民度がわかるポイント2
うるさいスクーターが走る街は、民度が低いです。
程度が低い人は、分不相応に注目を集めようという欲があります。
小さいスクーターしか買えないのに、マフラーを改造してうるさくします。
裕福でない街で育った人は、スクーターとはうるさいものだと思っていませんでしたか?
スクーターは最初から、蚊トンボのような音を立てたりしません。
前にうるさいスクーターが信号無視した時に、顔を正面からじっくり見たら、原人みたいな顔をしていました。
現代社会をあまり理解していないようで、わたしには
『走る― いそぐー ウホッッホ』
みたいな原人の声が聞こえた気がしました。
本当の急病人のためにシミュレーションをする
いざ急病人を前にしたら、きっとわたしはオタオタするだけです。
だからAEDの使い方を調べました。
気が利いた機械は、ディスプレイにアニメーションで手順が表示されます。
しかし、これでさえテンパって工程を見落としました。
機械の中には音声だけで工程を説明するものもありますが、
『ランプが点灯』
と言われても、どのランプかわからずパニックになりました。
メーカーによって機械の仕様が若干違っているので、一回シミュレーションする事をオススメします。