満員の通勤電車がなくなっていく理由

不安とストレス

ゾンビ映画の避難シーンのような、満員電車の状況がまともなワケがありません。

長い人は40年くらい、ゾンビから逃げつづるような経験をします。

 

もういい加減、満員の状態を終わらせてもいい頃ではないでしょうか。

実際、社会の仕事は人との接点を必要としないものが増えてきています。

 

満員の通勤電車がなくなっていく理由

最近の仕事は、皆が会社で集まらないとできないものが減ってきています。

サーバーで情報を共有して、必要ならチャット・電話で話せば十分です。

 

顔と顔を合わせないとできない仕事って、アナログな部分で効率が下がるので給料の上限が抑えられる気がします。

 

それに仕事の選択肢があるような優秀な人ほど、満員電車を避けて仕事を選びます。

わざわざ移動時間をかけて、一つの場所に集まる理由がありません。

 

アメリカでは既に、仮想空間にアバターで集まって仕事をしている会社もあります。

 

人と会わない事が普通の世代

昔よりも人との距離感が離れています。

お店の接客でも、できれば商品を買うだけで世間話は不要という人が多いです。

 

この合理的な傾向は、この先もっと強くなる見込みです。

ゲーム等で実際に集まらなくても友人と遊べる世代が大人になると、仕事でも対人的な接触を不要だと考えます。

 

顔が見えないAmazonで物が売れるのを見ても、仕事に対人的な接触が重要でない事がわかります。

 

パーソナルスペース

人はそれぞれ、他人に入ってほしくないラインがあります。

その半径は初対面から慣れ慣れしい人は狭く、自立した人ほど広いです。

 

良い会社では、一人当たりの平米数が広くとってあります。

こういう人間の生理を無視して強制的にゼロにしてしまうのが、満員電車での通勤です。

 

満員電車が辛い理由

朝でまだ体が色々な事に適応できていない時なので、他人とのギャップがダイレクトにダメージに繋がります。

ギャップで特につらいのは臭いです。

 

寝起きで意味不明に『オエッ』となるくらいなのに、他人の異臭は『ボエ”ッ』となって体調不良になります。

 

香水をつける時のプッシュ加減か口の不良か不明ですが、ダマになってつけたのかと思うほど臭い人がいます。

 

体臭に関しても香辛料系とか雑菌系の臭いとか、その人のストーリーさえ感じさせる臭いは辛いです。

体が感じやすい朝の満員電車は、刺激に弱いです。

 

対人感覚が違う

他人を押しのけるのが平気な人とか、迷惑に感じる常識の違いとか、違いがある人がギュウギュウに詰め込まれます。

『この人いやだなぁ』

という人と距離を取れず、数十分間くっつかされます。

 

これは本来、高額な我慢代を貰える仕事と同じレベルの事ですが、逆に電車賃を払って体験している異常な状態です。

 

一緒に乗り合わせる人のガチャ

四方の人が全員、他人に配慮できる同士だった場合、ストレスは少なくて済みます。

通勤の辛さは、そんなガチャみたいな運任せに左右されます。

 

例え四方でなくても、つまらない事で車内トラブルを起こす人に当たったら、遅延のダメージを食らいます。

 

そういうトラブルを起こすのは、出勤してもしなくてもどうでもいい仕事の人が多いです。

コンプレックスを抱えた人は少しの刺激で爆発するので、爆弾岩と一緒に電車に乗るようなものです。

 

たまに座れるとバチが当たる

奇跡的に座れる事があると、隣に変な人が居たりします。

わたしの場合は、延々と鼻をほじってはパラパラと捨てる、無限はなくそジジイが隣でした。

 

床に何かこぼしてあるとか、なにかケチがついた席にしか座れません。

・満員電車はまだ甘く、満員駅がある

 

まさかと思ったのが、満員過ぎて駅にも入れない状態の武蔵小杉です。

この土地は多摩川の外にあって特に住みたい要素はないのですが、手に届く範囲のタワーマンションが多く建ちました。

 

何もない街に巨大クルーズ船がくるのと同じで、何もない駅はパンクしました。

駅に入れない姿が、戦火を逃れる人々に似た光景でビックリします。

 

もう満員に関しては人間の限界点まで達したと思うので、逆になくなっていくものと信じています。

 

 

不思議と起こらないこと

満員電車に揺られて、何トンかの荷重がかかるはずなのに、不思議と骨折する人を見ません。

マイクロバスに押されるくらいの衝撃があるのに、キャシャな人は大丈夫なのでしょうか?

 

それにお腹がせり出した人は、圧迫されてハラワタみたいなものがブリュッと出そうなものですが、聞いたことがありません。

 

これは本当に不思議です。