会社の社長や役員を調べる方法

うさん臭い会社じゃないか? 会社の選び方

 

わたしは社長や役員といった人たちを見る機会に恵まれましたが、肩書の割りにダメな人たちはたくさんいました。

 

カッコつけて経営論を語っていた割に、倒産する当日まで黙っていて弁護士丸投げで逃げた社長とか、支払いを伸ばした挙句倒産した取引先の社長とか。

 

自信満々の態度に騙されてしまいがちですが、彼らを観察するポイントを知っていれば騙される事はありません。

わたしの年収に大きく影響したのは、社長の人柄です。

 

安い給料をたまにカニ(食べる)で誤魔化す社長もいれば、こちらが何も要求しなくても2桁ずつ給料を上げてくれた社長もいました。

 

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会社の社長や役員を調べる方法

ホームページの企業理念とかメッセージは、いくらでも盛って書くことができます。

 

わたしが内情を知っているいくつかの会社は、実際とは正反対と言えるようなものが書いてありました。

例えば社会とか環境とか幸福だのといった文言が並び、まるで環境団体か何かのようでした。

 

企業理念

企業理念は広告文

 

たまに社長が直接書いているものがありますが、使う単語に社長の気質が垣間見れます。

 

わたしは個人的に

精神・規範・エネルギー などを使う人が苦手です。

 

これらの単語は支配性がある人が使いがちの単語だからです。

 

そういうのは営業で頭角をあらわした人が、独立して社長になった姿が透けて見えます。

↓この会社がそうでした

内向的な性格で営業をしたら地獄だった
『内向的な性格の人は、実は一流の営業マンになれる』 みたいな成功談がありますが、内向的な性格にも程度があります。 カフェさえ落ち着かないからテイクアウトにするとか、休日は外に一歩も出ない方が幸せを感じるとか、本物の内向的...

 

会社の社長や役員の名前で検索

 

ほとんどの会社のホームページには、社長の名前が書いてあります。

逆に名前さえ出せない会社は、前に何かをやらかした可能性が高いので、その時点でキナ臭いと判断できます。

 

名前が汚れた社長というのは、過去に雇われで計画倒産っぽい事でもさせられたのでしょう。

世の中には捕まってはいないものの、名前が出せない社長というのはいます。

 

過去の倒産情報が出たら

 

社長の名前で調べると、過去に倒産の情報が出てきた場合の考え方についてです。

ちょっとウサン臭い社長の名前で検索すると、すでに倒産した会社で関連情報が出てきました。

 

古い情報だと検索の下位のほうになりがちなので、検索結果の100位くらいまでは探した方がいいです。

その会社の場合は倒産が決まっているのに注文を取り続けて、最終的にお金を受け取ってるのに商品を渡さず倒産していました。

 

こういうサギみたいな事をして倒産させた人が、その後改心した例を知りません。

 

社長は元詐欺師

歳をとった人は変わらない

 

失敗しても再起を図れる人というのは周囲からの信頼が厚く、協力してもらえる人です。

ペテン師みたいな社長が、社員の事を大事に思う事はありません。

 

良い社長に共通する気質として見たのは、恩を返す義理堅さです。

質の高い人と付き合う方法
わたしは内向的で、交友関係を積極的に広げようとはしませんでしたが、付き合う人に恵まれました。 好きな仕事でよく稼げたのは、質の高い人と人間関係を築けたからです。 振り返って考えると、徐々に良い人と付き合えていけた...

 

怪しい会社は、オフィスも広さと従業員数が合わなかったりします

 

役員の名前でも調べる

 

役員は何かというと、社員と違って社長と同じく経営側に居る人です。

普通の人付き合いと同じく、社長と基本的な価値観を共有できる人が傍にいます。

 

だから社長の情報が不明でも役員に問題があれば、社長もキナ臭いことになります。

 

 

雇われ社長とは

 

その会社のオーナー株主が、自分の名前が表に出ないよう誰かを社長に据える事があります。

会社ではオーナーが別にいる場合、社長が一番偉いわけではありません。

 

ゲームのドラクエでもすぐ会えるボスを倒すと本当のボスが出てきますが、あれと一緒です。

普通はステップアップするまで色々な場所に名前が残るはずなのに、社長の情報が皆無だったりしたら雇われ社長を疑います。

 

社長と言っても大した事がない

 

社長と言っても出所が不明の怪しい人物がやっているだけの事も多くあります。

営業関係の人間が職場から名簿を盗んで起業をするとか、そんなうさん臭い会社が結構あります。

こういう社長は『若くして有能』と思われがちですが、不義理な事をしているだけなので30代半ばくらいで体力が低下すると同時に、没落していきます。

バイタリティがありそうに見えても、それだけだと会社は続かないです。

 

 

営業会社でギラついてマネージャーになって、独立して行き詰まっていく光景をわたしは何度も見ました。

間違って社長になってしまう人もいるので、ついていかないよう注意が必要です。

 

良い意見と悪い意見の両方を調べる

 

ネットでは一方的に会社の悪口が書いてある場合がありますが、ネガティブな情報だけを信じるのはバランスが悪いです。

逆にポジティブな情報というのも、胡散臭い会社がどこかの業者に依頼している場合もあります。

このあたり、通販サイトの商品レビューに近いです。

 

わたしがいた会社は、わたしにとっては働きやすくて給料も高い最高の会社でしたが、ひどいレビューもありました。

会社の評判を調べたら、あてにならなかった件
わたしは能力が偏っていたので、続けられる会社がなかなか見つかりませんでした。 自分の年金の記録で職歴を調べたら、三年以上続いた会社は1社のみでした。 そこは自由に働けて年収も高く、わたしにとって理想的な会社でした...

 

ネガティブとポジティブの両方の情報をミックスして、信頼性のある情報を浮き彫りにしていきます。

有名通販サイトで、情報を見る練習ができます。

 

ウソくさいレビューは漠然としていて、具体性がなくどこかで聞いた単語が羅列されています。

リアルなものは、使用したシチュエーションなどが詳細に書いてあり、使用した感覚が浮かびます。

怪しい社長は顔つきにも出る

 

ユーチューブでやらかした人の顔をたくさん見ていると、傾向のようなものが浮かんできます。

 

 

人相学とかを覚えなくても、そういった顔つきを見て

(なんか嫌だなぁ)という勘の元になるデータを蓄積するだけでも有用です。

 

社長という肩書を冠していても、うさん臭さはにじみ出てきます。

ペテン師で人を騙すために作り笑顔を浮かべていた人は、顔の表情筋も作り笑顔用になっているのでイヤらしい印象を受けます。