仕事でアイデアを出して、年収を上げる方法

年収アップの方法

 

このサイトが初めての方に説明すると、お金とか仕事について、実際に効果があったものを経験に基づいて書いています。

 

就活から逃げてフリーターだったわたしが、就職してから上手くいった方法です。

その中でも年収に大きな影響があったのが、自分の目の前の仕事を作り変えるアイデアでした。

 

アイデアは頑張って生み出すというより、目の前の仕事を観察している内に生まれ出てくるものという感覚です。

 

資格取得や教室通いはしていないので、気軽に始められる事ばかりです。

アイデアは結構、地味

 

会社の仕事を知らなかった頃、ドラマや映画のイメージからアイデアというと

 

・企画会議で発表して役員が頷く
・ネーミングで大ヒット

 

こんな風に安易なものを浮かべていました。

わたしの根底にあったのは、働かなくて楽に稼ぐというもので、チョチョイとアイデアを出す仕事にとても惹かれました。

 

求人とかでも

『企画』

って入っていると、何となく楽そうに感じませんか?

 

当然、実社会でそんなオイシイ事はなく、地味なアイデアをコツコツと積み重ねて年収を上げていきました。

 

アイデアは生み出すものではない

 

実務におけるアイデアは、生み出すようなものではなかったです。

 

目の前の仕事をよく観察し、作業をしながらどこで停滞や無駄が発生するかを見極めます。

それを改善するために、今までとは別のやり方に組み替えるわけですが、これがアイデアの事です。

 

現場の業務から自然と生まれ出るのがアイデアで、地味な小発明がお金にかわります。

この作業に慣れてくると、観察だけでアイデアを出せるようになるので、他の人がやっている仕事も上手くできるようになります。

 

できる仕事の幅が広がると、転職に困る事はまったくなくなりました。

30代の転職は履歴書を書かずとも、リファラル採用みたいに仕事ぶりを知っている人に誘われる形でした。

 

 

アイデアを形にすると、もっと稼げる

 

アイデアを考えた上、形にする工程も自分でやって自己完結できると強いです。

 

一大プロジェクトを形にするのは個人ではムリかも知れないですが、会社の仕事は地味なものの方が多いです。

 

予算も時間もない中でアイデアを他人に形にしてもらうのだと、そこでとん挫しがちです。

他人にお願いすると、アイデアを形にする時の細かいすり合わせに時間がかかります。

 

感覚的に他人にお願いすると2~3週間かかるものでも、自分でやったら2~3日という感じでした。

 

特にわたしは内向的だからか、自己完結するのが性に合っていました。

一人で大変な所はありましたが、その分の全てが自分の年収に加算されました。

 

アイデアを出す方法

 

アイデアを出すのに必要な要素は

 

・現状の観察
・知識
・勇気

 

の3つです。

 

まず現状の観察というのは、今までやっている方法を観察・体感してみて、問題点を抽出する作業です。

抽出というと難しそうにみえますが、単に『不便だなぁ』と感じる部分をピックアップする作業の事です。

 

アイデアは無から生み出されるものではなく、目の前にある問題に対して、自分が持っている知識の中から解決策を出す作業です。

 

例えばアメリカのFacebookは突飛なアイデアではなく、元々の習慣にITを加えただけのものです。

元々アメリカの大学では交流を図るために、紙の名簿に顔写真やプロフィールを載せたものを回していたのだそうです。

 

それをITに置き換えたのがFacebookで、突然生まれたものではありません。

日本でアメリカほどFacebookが普及しなかったのは、学生の名簿文化が無かったためです。

 

アイデア出しには知識が必要

 

Facebookを作ったザッカーバーグにプログラミングの知識があったから、紙の名簿を前にした時、IT化するアイデアが浮かんだのです。

 

つまり、知識がないとアイデアは出てきません。

たまにいるのが知識をインプットする作業は嫌いだけど、多動の癖があってポンポンと言葉ばかりが出てくる人です。

 

言うだけで作業はできないので、周りの人に押し付けるだけです。

ですがこういう人の姿を一場面だけ見ると、まるでアイデアが泉のように湧いてくる人物のように見えます。

 

こういうのを『アイデアマン』と誤解すると、参考モデルを見誤ります。

彼らは浅薄なアイデアを言って周囲を振り回すだけなので、じきに相手にされなくなっていきます。

 

アイデアを出すには、それより遥かに多くの知識を蓄えておく必要があります。

 

アイデア出し2 対 知識のインプット8

 

くらいの割合で、知識のインプットの方が大きな割合です。

 

 

勇気が必要

 

紙の名簿をIT化するのは、技術的には大学や企業でもできました。

 

ですが彼らが個人情報の扱いについて迷っている内に、個人がさっさと作ってしまいました。

今までの方法に変化を加える時、未知の事への恐怖に打ち勝つ勇気が必要になります。

 

会社の業務を変える時も反発を受けたり、失敗する恐怖が浮びます。

そういう時に無難に何もしない選択をするか、勇気を持って変えるかの選択が出てきます。

 

わたしは勇気が必要な方を選んだおかげで、最終的に高額の年収や自社株利益を得る事が出来ました。

 

いくつか失敗をしたと思いますが、失敗は学びのキッカケになり、その度に地肩が鍛えられました。

一度鍛えた地肩のおかげで、今は投資や早期リタイア後の生活の組み立てが上手くできています。

 

知識を得る方法

 

スタートは年収が低いところからなので、知識を得るにも予算があまりなかったです。

 

わたしはコスト以上に気疲れするのが嫌なので、教室とかには一切通いませんでした。

なので自分のペースで好きな時に好きな場所でできる、読書によって知識を得ました。

 

古本屋通いで知識を高めた

 

フリーターの時に、古本屋に行って100円コーナーの本をまとめ買いするのが習慣でした。

 

100円なので、気軽に色々なジャンルの本を買う事ができました。

読んだ本の中でhow to本なんかは、あまり身になりませんでした。

 

知識は直接的なノウハウより、もっと原点に近い物を蓄積した方が、応用範囲が広いです。

自然や人体など、一見すると仕事にあまり関係の無いような知識でも溜め込む事で、思わぬアイデアに繋がります。

 

心理学は大学で専攻してもお金になりにくいと言われていますが、職場で仕事を作る時に役に立ちます。

 

経済学と心理学を合わせた行動経済学を理解するのにも、心理学の知識があった方が活用しやすくなります。

 

知識はアウトプットする事で知恵になる

 

専門の勉強をしている人がSNSで、その肩書でマウントを取って、他人の重箱の隅をつつく光景がままあります。

 

そういう人ほど自分ではあまりアウトプットをしないで、他人のスペルミスの指摘に終始していたりします。

 

勉強の専門家と違い、仕事の現場では必ずアウトプットが求められます。

知識はアウトプットする事で、初めて知恵になります。

 

実地の現場と知識を融合させるには慣れが必要で、失敗を恐れずに何度もやる事で、上手くアイデアを出せるようになります。

 

学習とアウトプットに慣れると、専門分野の仕事にもすぐに対応できるようになります。

 

実際にわたしは士業の先生の案に対し、関連する法を調べて組み立てて、コスト的にもより良い案を提示する事ができました。

 

 

知識のインプットに本を勧める理由

 

本はこちらから質問を投げかける事ができないもので、ひたすら受け身になって知識を吸収します。

 

この忍耐力が、仕事を観察するのにつながります。

仕事は専従の人に聞くよりも、観察眼を持って自分で見た方が正確です。

 

専従の人のフィルターを通すと、どうしてもその専従者の能力によって補正がかかり、歪んだ姿になってしまいます。

 

それに本は一度、自分の頭の中で文字から映像にするので、自分が追体験しやすく記憶に残ります。

youtubeって観るのは楽ですが、内容はすぐに消えてしまいませんか?

 

わたしはyoutubeを広範囲の知識を得るキッカケとして使っていますが、記憶の定着にはメモ書きや他の媒体での深掘りが必要です。

 

知識をつなげてアイデアを出す

 

まとめると

 

現状+知識=アイデア

というのがアイデア出しの方法です。

 

この繋ぎ合わせに慣れると、仕事と仕事をつなげて一つの流れを生み出すことが出来ます。

別々の業務をつなげて考える。この連携を考える視点というのは上級職で、わたしは目の前の仕事を繋ぎ合わせていただけで、気付いたら役員にまでなっていました。

 

最初は自分の手の内にある仕事だけでいいので、皆さんも繋ぎ合わせてみて下さい。

そうすると少しずつ範囲が広がってきて、部署の垣根を越えていき、自分が関与する部分が大きくなっていきます。

 

わたしの年収が上がっていった経緯や、仕事で反発を受けた経験などが別のページに書いてあるので、よければ色々と読んで見てください。