このページを読んでいる人は、ネガティブな傾向があります。
物事を解決しようとする時に安易に人に相談せず、自分で解決策を探そうとして、このページにたどり着いたからです。
場の空気に敏感で、我意を抑えて周囲を優先しようとします。
それで後から、クヨクヨと後悔してストレスを募らせることが多いはずです。
感じやすくて警戒心が強いので、事前に物事を調べて安全を確かめようとします。
転職においては、志望企業の情報を細かく調べます。
その時に否定的な意見に遭遇すると、実際以上にネガティブに捉えて、行動すべき時に消極的になってしまいます。
基本ネガティブな人に、否定的な意見は必要ない
世の中の否定的な意見や警告は、ポジティブで行動的な人を戒めるためにあります。
ポジティブな人は、先の事を恐れずに行動をして、大事故を引き起こす事があります。
原始時代だったら、食べられるかわからないキノコをパッと食べて、バタっと倒れてしまうタイプです。
ポジティブな人が居ないと、人間の生息域は広がらなかったですが、現代社会ではもう少し慎重に生きた方がいいです。
なので、ポジティブな人の行動を抑える為に、否定的なアドバイスが存在しています。
悲しいかな、そういう情報はネガティブな人ばかりが拾ってしまいます。
ポジティブな人に薬となるアドバイスも、基本ネガティブな人には毒になります。
常に不安を感じている人は、安心したくて情報を求めたはずなのに、余計に不安になる情報を集めてしまいます。
繰り返しますが、世の中の否定的な意見は、ポジティブな人向けに書かれているので、無視しましょう。
ネガティブ思考は安全
ネガティブな思考だと常に不安で損をしてばかりな気がしますが、長いスパンで見ているとポジティブ思考より安全です。
ポジティブ思考の人は、人生の前半から飛ばしている事が多いです。
若くて恐れを知らないので、営業とかで成果を上げていって出世や独立をします。
ネガティブな人はそれを見て、
『それに比べて自分は・・・』
と劣等感にさいなまれます。
しかし、ポジティブな人は一足飛びに進みすぎて、色々なものを置き去りにしています。
それが30代の半ばころに、体力が折り返し地点を迎えて衰え始めると、一気に表面化して転げ落ちていきます。
そういう人を何人も見ました。
ネガティブな人は、一歩進んでは足元を固める安全重視なので、歩みは遅いですが山から転落する事は少ないです。
人生は山あり谷ありより、一定の方が幸福
若い時に起業して、一山あてて高級車に乗ってキャバクラで豪遊し、後に破綻してカップラーメンをすする。
こういうジェットコースターのような人生の方が、豪胆で楽しいような演出で紹介される事があります。
しかし人間は本来、山も谷もないほうが幸福度が高いようになっています。
原始時代の人間の夢は、安定して食料を食べられる事でした。
ポジティブな人は恐れずに行動して、山を味わった分、深い谷に苦しむ事になります。
ネガティブな人は原始時代から、安全第一に生きてきたので、今でも人間にその傾向が残っています。
ネガティブで損だなぁと思わず、安全な人生で良かったと思う方が幸せです。
ネガティブ思考を治したい人
基本ネガティブな方が安全ですが、思考は傾きやすいです。
あまりにネガティブの度合いが強すぎて、治したいという場合の方法を書いていきます。
まず、ネガティブな思考・性格とは何かを考えます。
ネガティブな情報が通る回路が太い
ネガティブな人は、脳の回路がネガティブ仕様になっています。
脳は、繰り返し使用する回路が太くなっていきます。
例えば車の運転を繰り返すと、何も意識しなくても自然と操作ができるようになっていくのも、運転する情報が流れる回路が太くなるためです。
物事に対してネガティブな反応ばかりしていると、新しい出来事に対する反応が自然とネガティブになってしまいます。
習慣を変える
ネガティブになりすぎた思考は、脳に癖がついているのですぐには切り替えられません。
歯の矯正のように、時間をかけて少しずつ治していきます。
脳が不安な状態でいる時間を、少しでも減らします。
脳が緊張していると、ノルアドレナリンという物質が出ます。
ネガティブな人は、緊張しやすい人でもありますが、それはノルアドレナリンのせいです。
ウソでもいいので笑顔を浮かべるだけでも、セロトニンという物質が出て不安が和らぎます。
不安で何もしたくない状況でも、口角だけは上げられます。
これだけで脳を騙す事ができます。
ネガティブな情報から、即座に目をそらす
ネガティブな人は、不安な情報に過敏に反応して、更に取り込まれてしまいます。
普通の人が、すぐに目をそらすような情報でも、ネガティブな癖がついた人は凝視してしまいます。
ニュースが顕著で、不安な事ほど知っておきたいという心理から、不景気なニュースばかりを見てしまいます。
ネガティブな人には、これ以上不景気なニュースなど必要ないので、シャットアウトして不安になる時間を減らしましょう。
呼吸に意識を集中する
緊張状態の人は呼吸が浅く、脳に酸素がいきわたらない状態です。
脳が緊張すると、体の緊張に繋がります。
逆に体の緊張を解く事で、脳の緊張も解くことができます。
簡単なのは、呼吸に意識を集中して深く行う事です。
5秒鼻から息を吸う
10秒息を止める
10秒以上かけて口からゆっくり吐き出す
息を止めて、肺に空気をいきわたらせてから、ゆっくりと吐き出します。
呼吸に意識を集中する事で、悩みごとから離れてリラックスする事ができます。
これを5分くらいやるだけでも、脳はスッキリとします。
脳がリラックスした事を自覚する
身体から緊張を解いて、脳までフィードバックさせて、脳がリラックスした状態であることを自覚します。
今、抱えている問題も少しポジティブな状態で考えたら、『意外と大丈夫そうだ』と思う事ができます。
不安を多く感じる人は、起こっていない出来事に対して、ネガティブな予想が多すぎます。
だから普通の人より緊張状態が多くて、疲れやすいです。
世の中は意外と、緩衝材のようなものが敷き詰めてあって、決定的な事は起こりにくいです。
特に、普段ネガティブで慎重に生きている人には起こりません。
脳がリラックスした状態の時間を増やす事が、ネガティブな回路の縮小に役立ちます。