不安な事が多い人は、それだけストレスを抱える事になります。
他の人と同じ事をしているのに、自分だけがストレスに負けたと考えて、自己嫌悪に陥ります。
しかし、自己嫌悪に陥る必要はありません。
精神が強い・弱いではなく、感受性が豊か否かの違いです。
繊細な人は他人に迷惑をかける事が少ないのに、神経が図太い人の迷惑を受けやすいです。
それにストレス耐性は遺伝によるものが大きいので、気の持ちようでは変わりません。
不安になるまいと思うより、自分が繊細である事を認めた方が不安をコントロールしやすくなります。
自分が不安を多く感じるメカニズムを知って、ストレスになる事の傾向を掴みましょう。
事前に知っておけば、回避しやすくなります。
不安を感じやすい人は危機管理能力が高い
不安が多い人はストレスが多く、損な性格だと思っていないでしょうか。
実は長い目で見ると、不安感を感じやすい人の方がトラブルが少なく生きられます。
楽観的な人は『何とかなる』という考えで行動して、大きなトラブルを引き起こします。
ストレスは、行動を変えないと危険だと教えてくれるシグナルです。
ストレスを感じたら転職をする事で、危機を回避できます。
楽観的な人にはこういうアンテナがないため、本人が予期していないトラブルに巻き込まれます。
気が小さくてビクビクしている自分を情けないと思わず、危機察知能力があると肯定的に捉えると、特性が活かしやすくなります。
人間に不安感が生まれた背景
不安を感じやすいというのは性格ではなく、脳のタイプによるものです。
遺伝と育った環境の中で培われたものです。
遺伝に残っているということは、人類が生き残るのに必要な要素だったためです。
大昔、食べられるかわからないキノコがあって、楽観的な人はガブリと食べてしまいます。
その結果、多くが命を落とした事でしょう。
不安を感じやすい人は、その様子を見てから食べるかどうかを決めたので、生き残りました。
日本人は天変地異を多く経験して、特に繊細だと言われています。
不安を多く感じるのは、日本人としての特性に優れているという事です。
心配事で疲れる場合
不安が多い人は大失敗はしませんが、日々、悩みごとが尽きません。
先読みをして、事前に対策を練る性質がそうさせます。
しかし、心配している事の8割は起こりません。
考えないようにしても、気になってしまうのは仕方ないので、対策があります。
それは、もしトラブルが起こった場合、最悪どうなるのかを想像する事です。
例えば持っている金融資産がゼロになったらどうなるか?
⇒家賃が払えなくなるので、住み込みのバイトをするとしよう。
こうして、心配事の行き着く先まで考えてしまえば、ずっと心配し続ける苦労から解放されます。
面接以外にも使えます
もしかしたらHSPかも
最近の研究でわかったのですが、HSPという敏感過ぎる人は、生まれつき脳が敏感にできているのだそうです。
物音や光に敏感とか、そういう心当たりはないでしょうか?
僅かな刺激に敏感なので、他の人達が普通に働いている中で、自分だけが疲れ果てる経験をします。
周囲には『精神が弱い』と思われがちですが、そうではなくてセンサーが敏感過ぎるのです。
不安を感じやすい人は、HSPというのを疑ってみてください。
別ページにまとめたので、よければ読んでみてください。
心配性のおかげでお金が貯まった
現代社会で心配事の中で大きいのが、経済的な心配です。
お金の不安はずっとつきまといます。
わたしも将来が不安で仕方がなかったので、働く事に注力しました。
遊ぶことよりも仕事をしていた方が不安感が紛れるので、安心感を得るまで集中してやりました。
仕事が上手くいくとホッとした気持ちになり、その安らぎを求めて仕事をしました。
その結果、高い年収を得られるようになり、お金も貯まりました。
貯まったお金をそのままにしておくのはもったいないので、株の売買もやりました。
ここでも臆病なため、大きく勝てる所でも少しの利益しか得られませんでしたが、損はした事がありません。
心配事が多かったですが、経済的な余裕ができたおかげで、安心感のある日々を送れるようになりました。