わたしはかなり内向的で、色々な局面で我慢をして損や悔しい思いをいっぱいしてきました。
思い切った行動ができず、いつもやらない後悔ばかりしてきました。
若い時に周りの人を見ると自分より一歩も二歩も先を行って、取り残された感がありました。
ですが40代になって早期リタイアできるほど経済的に余裕ができて、内向的な人の生存率の高さに気がつきました。
若い時にリードしていた人たちが大けがしてレースを棄権しているのに対し、内向的な人は徐々に賢くなっていきます。
初めての方へ。わたしのプロフィール等は、
に書いてあります。
内向的な人が賢くなっていく理由
わたしの最終学歴は専門学校です。
それも推薦だったので入試無しで入ったので偏差値は正確には覚えていませんが、とりあえず低かったです。
推薦の基準も物凄く低かったので、ほぼ無試験で入れるような学校でした。
その学校の卒業生は専門の学科と全く無関係な就職先ばかりだったので、間違いなく有名予備校の方が偏差値高いです。
そんな学校を卒業してわたしが初めて就いた仕事は、交通誘導か物流会社の仕分けのバイトです。
全く自信がなかったので、就活はしないでそのままフリーターになりました。
内向的な人って自己評価が低いから、特に序盤で自分が損をする選択をしがちです。
そんなスタートでしたが、勉強はマイペースにコツコツと独学で続けました。
学校で教わるのは苦手でしたが実務をしながらの勉強は頭に入りやすく、それが後の経済的な自由を得るの事につながりました。
先にこのページの結論をいうと、内向的な人の人生は後半になってから報われます。
いつでも内向き
内向的だと何かあったら
『自分が悪いんじゃないか?』
と思います。
例え自分に問題がなくても
『どこかしら自分が悪いんじゃ?』
と思ってしまいます。
基本的に自罰的ななのですが、程度の低い会社に居た時はこの性質で苦労をしました。
他罰的な人が多い環境では、その人たちの失敗もこちらに回され自信喪失させられていました。
だから一定期間勤めると無職・ひきこもりの期間が必要になり、半年くらい休養が必要でした。
内向的な人にひきこもりは付き物なので、それだけで人生が失敗だと思わないで下さい。
決して忘れないから賢くなる
内向的な性質で苦労するのが、嫌な記憶が頭から離れない事です。
記憶というのは頻繁に思い出す事で記憶の回路が強化され、ますます想起されやすくなります。
10年前にあった嫌な事でも、思い出すと当時の感情までリアルに蘇ったりします。
ですがこの忘れない性質が、内向的な人を賢くしていきます。
過去の経験をコツコツと積み上げていくといずれwikipediaのようになり、何でも答えが出てくるようになります。
これによって内向的な人は誰に相談することなく、正解のルートを見つけることができるようになります。
偏差値が低い状態で社会人デビューしたわたしは、社会人後半で頭を使う仕事をして稼ぎました。
その時に役に立ったのは、過去の経験の積み重ねです。
内向的な人のメリットは失敗をしないところ
投資詐欺事件のニュースを見ると、毎回
『そんなに儲かるわけはないのに』
と思いませんか?
内向的な人は分相応が染みついているので、騙される事は少ないです。
外部にあまり期待しない性格が、思いがけない失敗を未然に防ぎます。
わたしは効率よく儲けるチャンスをいくつも見逃したと思いますが、失敗を防ぐことで着々と資産を貯める事ができました。
世の中
『チャンスをモノにする!』
ばかりが推奨されますが、わたしは失敗をしない方が性に合っていました。
特にお金の失敗が少ない
自己評価が低いと他人からお金を借りる事って考えられなくないですか?
まず他人に頼みごとをするのが苦手なので、お金を借りる事は人生設計にありません。
だからお金に困っていた知り合いが会社からお金を借りて、FXをやった時には驚きました。
その人は元々いくつかの借金を抱えていた状態で、それらを返すためにFXで勝負をしていました。
こういう人は基本的に勝った時の事しか頭になくて、案の定負けて借金を増やしていました。
内向的だったらまず失敗した時の事を考えないですか?
だからこんな風に、借金に借金を積み上げるような失敗はしにくいです。
生活にお金がかからない
外向的な異性と付き合っていた頃、生活の多くを共にしました。
相手とわたしの一番の違いは遊び方でした。
相手は休日に外に出ないとおかしくなるそうで、部屋にこもって回復したいわたしとは真逆でした。
消費に関しても全く違って、相手は外部刺激を得るためにお金を使っていましたが、わたしは自己投資を好みました。
眺めのいいホテルに泊まって
『うわぁ~!』
と思う気持ちはわきますが、それは一瞬で過ぎてしまいます。
だからそういう遊びは別になくても構いません。
外部刺激があまり必要ない
わたしは大音量のクラブで踊るとか、一日中テーマパークで遊ぶとか、そういう外部から受ける刺激を必要としません。
都合1年くらい住み込みのバイトでホテル・寮暮らしをしたので、一生分の旅行は済ませた気分です。
リゾートホテルのバイトでは散歩代わりにスキーをしたり、バイキングの余りものの寿司をよく食べていました。
だからもう、旅行をしたい気持ちはあまりないです。
バイクで限界の速度を出した時はアドレナリンが出て興奮しましたが、登山で長距離を自分の足で踏破した方が満足度は高かったです。
外部刺激を得ようとするとコストがかかりますが、内部刺激はお金がかかりません。
内向的な性格のメリットは
『自分を高める』
という部分に喜びを感じるので、歳をとる毎に自分の価値が上がっていくことです。
実は成長している
自己評価が低いと感じにくいかもしれないですが、内向的な人はけっこう成長します。
わたしの例だと、ある会社の面接を受ける時に募集要項に
『履歴書は必要ありません』
と書いてあったので、本当に手ぶらで行って落された事があります。
そんな人間が後年、大きめの会社で採用の基準を作ったりしていました。
内向的な人は自身では感じていないかも知れないですが、経験を着実にモノにしていく能力が高いです。
過去の経験を忘れない分、嫌な事も忘れられないで苦しむわけですが、それも後に報われていきます。
内向的な人は人生後半で報われる
分相応でオイシイ思いをした事が無かったのですが、30代になってから人生が噛み合うようになってきました。
それまでに我慢をしていた事が、一つ一つ報われ始めて40代で早期リタイアできました。
確かに遊びはあまり知らないですが、それで損をしたとは思いません。
もしも分不相応に楽しみを先に得ていたら、今頃は苦労をしていた気がします。
若い頃に遊んだツケを人生後半で払うのって、最も過酷な生き方じゃないですか?
わたしは40代になってすごく楽に生きられるようになりました。
昔は我慢を強いられる事が多かったですが、今は自分が我慢する場面を避ける自由が得られました。
過去の嫌な事が忘れられないので、二度と味合わないよう人生の舵を切り続けた結果、生きやすい人生になりました。
苦労は買ってでもするものか?
若い頃はビルの窓ふきとか住み込みとか、自分の気質に合わないようなバイトをしていました。
『若い内の苦労は買ってでもしろ』
というらしいので、とりあえず一通り苦労をしてみました。
その度にダウンしてひきこもっていたので、果たして正解かどうかわかりません。
ですが自分の気質の幅は変化したように思います。
今現在、苦労をしている人には、それが後に報われる事を知ってほしいです。
今は苦労の貯金をしているようなものです。
途中で心が折れてしまうということは、せっかく貯まった貯金を捨てることになってしまいます。
嫌な経験は、着実にあなたを賢くしてくれます。