年収200万円~1000万円超まで変化する中で、収入による人の気質の違いを感じました。
外交的でガンガン前に出るのが稼げる人のイメージでしたが、実際はそんな事ありませんでした。
収入と密接に関係しているのは、プログラミング的な思考です。
ガンガン突き進む方ではない内向型の人にとっては、いい時代になってきました。
プログラミング的な思考とは、物事の発端から末端までを頭に入れて、最適解を出すという事です。
小難しい書き方になってしまいましたが、要は仕事で楽をする方法を探す事です。
手抜きではなく、組み立て方を変えるだけで楽に正確な仕事が出来るようになります。
稼げない会社は、苦労をするだけで成果の上がらない方法を必死でやっていました。
今、仕事をしていて
「無駄が多いなぁ」
と感じている人がいたら、それがプログラミング思考のはじまりです。
最適なルートで仕事をしないと、同業他社だけでなく他業種と比べても圧倒的に稼げなくなります。
別に稼ぎに興味がない人も、会社員寿命を延ばすためにもオススメします。
キビキビ動けない人の方が稼げるのがプログラミング
高校生でバイトを探す、身体を動かす系のものばかりです。
そこではキビキビ動ける人が活躍します。
感覚的に反射で行動を決められる人が有利です。
そういう仕事は自分一人の身体の範囲内でしか稼げないため、給料の頭打ちが早いです。
反射で動けない人の方が、考えてから行動のテンポがある人なので、プログラミングに向いています。
人の上に立つのが苦手でも、自然と管理職になれる
プログラミングの思考は従来の仕事をプログラム化したり、使う人の事を頭に入れて作ります。
これが上司に必要な管理能力に近く、機械を相手にしている内に自然と管理職の仕事を経験できます。
出世欲がなくても、安定して会社に所属するなら管理職にならないと厳しいです。
ただ作業をするだけの人なら、会社は若い方を選ぶからです。
これは建築作業の現場でも同じ事が言えます。
年齢を重ねていったら、自分が動くよりも人に動いてもらう仕事にシフトをしていかなければ厳しいです。
その管理職の経験を一足早く経験するのに、プログラミングは最適です。
わたしは内向的でしたが、最終的に役員になって報酬もそれに比例したものになりました。
人の質が変わってきている
いつの時代でも若い世代は批判的に語られますが、それは世代間のギャップに過ぎません。
就職氷河期前は、上司の言う事を聞かないから
『新人類』
と言われ、氷河期後半以降は
『ゆとり世代』
と言われました。
これは前世代の人が、若い世代の事を理解できないために起こります。
若い世代はその時の社会に適応しているだけで、能力が低いわけではありません。
物心ついた頃からスマホに触れていた世代と一緒に仕事をするなら、プログラミングで思考回路を変えないと合わせるのが大変です。
プログラミングはやってみると大して難しくない事に気が付くでしょう。
プログラミングとは
『物凄く不器用な人に指示を出す』
ようなものだと考えてください。
プログラミングで稼ぐ要点
プログラミングは打ち込めるだけでは稼げません。
設計に沿ってプログラムを書くだけの仕事は、単純作業に近いからです。
プログラミングでお金になるのは、設計とか問題解決の方法を思いつくことなどです。
コメディアンの話に置き換えると、文法に詳しい事よりも面白い事を思いつく方が成功の確率が高いのと一緒です。
文法は後で整えられますが、発想が出ないと何も生まれません。
こういう面から後からプログラミングの勉強をしても、元からやっていた人に追い付く事は可能です。
一般企業だったら
エンジニアでも偏屈な人はあまり稼げなかったです。
何でも否定で返したり、変な所でこだわりがあって気難しい人は難しい立場でした。
そういう人は衛星の軌道計算とかが向いている気がしますが、一般企業では機械と人間の仲介みたいな人の方が上手くいきます。
プログラムは使う人への気配りが必要なので、他人の立場に立てる共感力も必要です。
どんな人間性が向いている?
システムエンジニア中心の会社って、HPに電話番号が載っていなかったりします。
古い社会人の常識では考えられない事ですが、電話というツールが非効率な事に気が付けば当たり前の対応に思います。
電話は鳴った瞬間に、それまでの作業が中断されて時間を拘束されます。
そして、新たなタスクがそこから発生します。
一端タスクを置くなら、スケジュールに打ち込むかメモを残す必要があります。
メールであれば自分が好きなタイミングで開けて、メールによってタスクの管理が可能です。
すぐに電話しないと気が済まないような人は、プログラミングの場ではあまり見かけませんでした。
仕事を楽に正確に行うようにするだけ
仕事を楽に正確に行うようにするのが最適化という事ですが、これは昔からあった考えです。
優秀な大工の棟梁は段取りを組んで人を上手に使っていたと思いますが、これはプログラミングと同じ考え方です。
ただ、大工の棟梁の仕事は概念の部分が多く、他の人に引き継ぎにくいので一代限りだったりします。
プログラミングはお約束の部分が多いので、勉強で身につける事は可能です。
会社は管理職が欲しい
採用で常に不足していたのが、管理職でした。
プログラミングは不器用な人に指示を出して、仕事を円滑に回すような作業です。
実際の人間を扱う管理職の仕事の能力も上がります。
そして管理職の仕事というのは、どの職業でも本質は同じです。
感動的な言葉を発して鼓舞する必要はなく、人を有効に組み込んだ業務フローを設計すればいいだけです。
要所要所で自動的に仕事が進むプログラムを作れれば、全体の能力は数倍に上がります。
結果として上がった分が部下の生活を安定させたり、自分の収入につながります。
プログラミングで会社員寿命が延びる
大企業が45歳で実質定年とか、間接部門を切るという動きになっています。
「出世欲はないからマッタリ仕事したい」
と言っていた人が、出世どころか会社に居られない状況です。
わたしはプログラミングが出来たおかげで、30代以降の転職は仕事ぶりを知っている人たちに招かれて転職する事が出来ました。
勉強の努力は多少必要ですが、身体を酷使するような働き方よりもずっと楽な結果をもたらしてくれました。
特に内向的で仕事が辛いと感じている方には、プログラミングはすごくオススメです。