会社の悪口を言う社員が、貧しくなっていく理由

社会人

わたしはフリーターから社員、役員までを経験しました。

 

フリーター時代には仲間内で社員の悪口を言った事があるし、役員になってからは会社側として悪口を言われる立場になりました。

 

そういう経験を経て事実として浮かび上がったのは、会社の悪口を言う人が貧しくなっていったという事です。

 

わたし自身もバイト時代、仲間内で社員の悪口を言ったりしていましたが、そこで生活が向上した人は誰もいませんでした。

会社の不満を言ってしまうと現状を変える意欲が失われて、嫌な会社に留まってしまいます。

 

わたしが大したスキルもなく、転職や年収アップが上手くいったのは悪口を言わずに不満を溜めて、それを原動力にしたからです。

 

そこで得た年収から、

悪口一回で10万円の損という試算が出ました。

 

会社の悪口を言うと、貧しくなる理由

 

会社や上司の悪口を言うと、自分が向かうかも知れない世界を一つ潰す事になります。

 

例えばSNSとかで文句を言う人って、選択肢を狭めていっていると思いませんか?

わたしはこのブログで学歴や職歴に難があっても、仕事とお金が安定した経験を公開しています。

 

ですがたまに、SNSで

『金の事なんて書くな』

と批判してくる人がいます。

 

その人はこのブログの転職や、年収が上がった働き方などをシャットアウトしてしまい、知識を得る方法を狭めてしまいました。

 

別に知識を採用しなくても手札の一つとして持っていればいいのに、悪口を言う事で捨ててしまっています。

 

批判した人の考えを知ろうとアカウントを見たら、『リツイートしたら100万円』の企画に参加しまくっていました・・・

リツイートよりも、自分で稼ぐ方法を身に着けた方が確実です。

 

 

悪口を言うと感覚がおかしくなる

 

『頑張っても報われないから悪口を言う』

という人もいます。

 

ですが傍から見ると、真逆の方向に全力疾走していたりします。

まずは正しい方向性を選んでから頑張らないと、マイナス方向に大きく進んでしまいます。

 

この、『正しい方向性』を決める感性が、悪口を言う癖によって歪んでしまいます。

ネガティブなものの見方に偏るので、自分が豊かになる方向性がわからなくなってしまいます。

 

悪口を言う感性が、言う人を不遇にさせているのです。

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悪口は自己防衛手段

悪口を言う人に共通しているのは、自己防衛のために言っている点です。

 

自分の判断ミスをごまかすかのように、会社の文句を言います。

その内に自己防衛の反論が癖になって、何でも批判で返すようになります。

 

わたしが社員時代に見た人は、終いには休憩室のポットのお湯くらいの事で、猛烈に批判をするようになっていました。

 

こういう人には、誰も良い話を持ってこようとしなくなり、ますます貧しくなっていきます。

実際にこういう人と話していると、何を話しても否定で返ってきて、非常に疲れませんか?

 

何か言われて

『でも・だって』

で返してしまう人は、意識的に飲み込んだ方が良いです。

 

上司の悪口は、将来の自分を否定することになる

上司の悪口を言うという事は、自分がその会社で出世するのを否定する事になります。

 

役職にに対して嫌悪感を抱いてしまい、モチベーションが上がりません。

それに不満を明確化しても解決手段を取らないなら、前より不満点が目につきやすくなって、ストレスが溜まります。

 

悪口で一番ダメージを負うのは、言った本人です。

 

悪口は言わずに転職

 

社員でSNSとかに

 

「わかってないんだよ、うちの役員は」

と言う人の心理は自分が役員と同格か、それ以上の仕事ができる人物だと思いたいのです。

 

同族経営でない限り、役員になるのは競争の結果です。

その人物よりも自分が仕事ができると思ったら、成果を見せて追い落とせば良いのです。

 

 

わたしは部長レベルの人が仕事をしないので、勝手にデータベースを作って、立場をひっくり返しました。

 

追い落とさないまでも、役員を説得して仕事を進めるのさえ無理なら、黙って転職をするだけです。

それだけ高い能力があれば、どこからか必ず声がかかります。

 

一定のランク以上の人材は、常に各社で取り合いをするくらい少ないです。

 

 

上司の悪口で成長がとまる

 

悪口で行動をやめる人は、そこから先の成長がありません。

 

自分の地位の不満を周囲に転嫁して、ただコキおろして

『相対的に自分はデキる』

と思って満足をしています。

 

周囲を落して相対で自分が上がったという考え方は、収入が少ない人の特徴です。

偏差値45くらいの人が35の学校を選んで、そこで最強になるみたいな考えです。

 

超ダメな場所で一番でも、社会では底の方です。

自分の絶対値を上げる思考をしないと、歳と共に没落をしてきます。

 

会社側から見た悪口

 

わたしは、共同出資で株式会社を起こしました。

 

自営業の感覚だったので、会社に泊まりこみや土日も当たり前でした。

役員にはもともと、労働法は適用されないし、雇用保険にも入れないので失業保険もありません。

 

そういう苦労話は圧力になりかねないので、一般の社員たちにはしないものです。

そういうスタートで従業員が増え、わたしは立場的に経営者側の人間になっていました。

 

つまり、悪口を言われる会社側の立場です。

 

会社のレビューに悪口

 

起業したメンバーは、自分たちが働いて理不尽に感じる所があったので独立をしました。

 

だから自分たちが作る会社は、なるべく良い環境にしたいと思っています。

無論、社員を搾取しようなんて気もなく、できれば社員の生活を引き上げたいと思っていました。

 

キレイ事ではなく人に必要とされる事は、幸福の一つです。

そういう会社でしたが従業員数が数十人になった頃に、会社のレビューに

 

『どこにでもあるクソベンチャー』

と書いてあるのを最初に見つけた時は、ヒザから崩れ落ちました。

 

会社はコンクリ製の箱じゃなくて、もっと人間的なものです。

 

パソコンだと意思決定の最終単位はゼロ・イチのデジタルですが、会社は感情です。

基本は損得の論理で動いていますが、勝率があいまいな事業の

 

やる・やらない

を決める場合、感情が作用します。

 

会社の悪口を言う人は、会社には人格がないと思っているかもしれませんが、わたしはもう少し有機的に捉えています。

 

会社は社員の悪口を言わない

 

社員がプライベートで問題を起こすと、会社が責任追及されます。

 

社員の悪口を言っても仕方がないので、問題が起こると採用体制を改善したりします。

社員が怠けるとしたら会社の管理能力のせいなので、これも改善します。

 

こうして会社は、日々改善を繰り返して生き残りを図っています。

ここでわたしが会社の立場を泣き言っぽく語れるのは、わたしがリタイアしたからです。

 

社員でも会社側でもないので、客観的な立場で語れます。

フリーターから役員までを経験して、総合的に悪口は堪えた方が人生が豊かになるという結論になりました。

 

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素直になった方が、受け取れるものが多い

 

お金や良い話は、人にくっついて回ってくるので、気持ちの良い人間になる事で、チャンスに恵まれるようになります。

 

運が良いという人を見ると、普段から人に好かれていることが多いです。

自己防衛の悪口を言ってしまうと、悪口相手だけでなく、周りの人にも人格を疑われて損をします。

 

『この人は自分にも悪口を言っているんじゃ・・・』

と、警戒をされます。

 

悪口に賛同してくれる人もいると思いますが、そういう人はつるんでも仕方がないレベルの人ばかりです。

 

自分が向上するには、少し上のランクの人とつるんで、彼らの習慣を真似るのが手っ取り早いです。

身の回りでそういう人を探すと、たぶん悪口とか少ない人だと思いますよ。

 

なんでも、自分に原因を求める

 

他人を変える事はできないので、会社の不満を悪口に込めても、状況は変わりません。

 

そういう会社を選んでしまった自分の間違いを認めて、次の転職で良い会社を引き当てるようにします。

自分に原因を求めると、悪口の言いようがなくなります。

 

判断ミスをしたポイントを探して、その穴を埋める事で、一つ賢くなれます。

 

悪口を言うと、どうしても臭いが出る

 

悪口は上司に聞かれなくても、自分自身が知っているので、上司と接する時に臭いが出てしまいます。

 

裏では悪口を言っているのに、表では従順さを演出するとか、ギャップに自分自身が耐えられなくなります。

 

無意識のうちに、裏の悪口と合わせるような態度が出てしまい、上司との関係が悪くなります。

 

 

普段から、ケチをつけないようにする

 

人間にネガティブな思考回路があるのは、危機回避のためです。

 

割と安全に生きられるようになってきて、このネガティブ回路を他人にケチをつける事に使う人が増えてきました。

 

わたしも人間なので、たまに悪感情が浮びますが、デメリットが多いのですぐに打ち消すようにしています。

 

悪口・ケチをつけることには、良い効果が一つもないです。