嫌な人がいるから転職したい!その前に一つだけ知ってほしい事

転職の決断

 

わたしは嫌な人がいたら、すぐに転職をしていました。

 

正社員で入った会社で何か質問すると、大声でキレる北斗の拳のハート(太っていてすぐキレる)がいた会社は半年で退職。

 

バイト先の現場の一つで、1ヶ月に1回しか会わない嫌なおばさんがいたら、会いたくない気持ちが一因でバイトを辞める。

 

挙句は電車で嫌な人との遭遇回数が一定数溜まったら、仕事を辞めて無職で寝まくる。

 

だから

「仕事で嫌な人と会ったくらいで、転職してはいけない」

などと言うつもりはありません。

 

嫌な人というのは自分が歪んでいると思いたくないため、周囲を歪ませる性悪な生き物なのです。

 

 

自分がおかしくないと思いたいがために、必死で他人に不快感をまき散らすのです。

彼らを人間だと思うと傷つくので、公害だと思うことで心を守る事ができます。

 

他人にあなたの人生を歪められないでください。

 

嫌な人が生まれる原因

 

嫌な人が生まれる原因は、遺伝と幼少期の環境に原因があります。

 

彼らは人間の基礎が固まらなかったので、非常に不安定でルールを教えられただけでも怒ったりします。

つまり、彼らが怒る事に関してあなたには全く非がないのです。

 

 

人の性格は大よそ遺伝の影響が半分と、家庭環境が半分で決まります。

彼らが怒る原因は、あなたと出会うよりずっと昔にあります。

 

彼らの歪みは本人か、その親が解決すべき問題なのです。

誰しも完璧な性格なわけではないですが、嫌な人はその不完全さを他人に依存して解決しようとするので、かなり迷惑な存在です。

 

 

他人の感情が想像できない人

 

子供の頃から共感力が低く、人が嫌がる事をしてしまう人がいます。

 

至る所で不快な事をしてしまい、周囲に嫌がられても理由がわからず混乱します。

そこで彼らは解決策として自分が凹む前に、相手の嫌なところを指摘してバランスを保とうとします。

 

それが習慣になったまま大人になり、人を傷つけるのが上達した嫌な人としてあなたの前に現れます。

彼らはあなたが気にしているすり傷を目ざとく見つけ、塩を塗り込む技術に長けています。

 

転職をする前に、嫌な人の子供時代を聞いてみてください。

彼らが取り繕うとしても隠せない、周囲との不和のエピソードがあるはずです。

 

傷つくべきは周囲に無害なあなたではなく、他人を傷つける彼らの方なのです。

 

偉そうな人の正体

 

仕事では立ち位置というものがあります。

 

わたしはバイトから役員までを経験しましたが、出来た人ほど立場に関係なく丁寧に接してくれました。

その反対にこちらが弱い立場だと、変に興奮して嫌な接し方をする人がいました。

 

彼らの正体は、自分で思うほど大人物になれなかったので、立場の弱い人をコキ降ろす事で心の安定を得ようという人です。

 

彼らは無意識下では大人物になれなかったと思っていますが、意識下では大人物だと思っています。

このギャップを埋めるために、立場の弱い人に偉そうな態度をとるのです。

 

もしあなたが気に入った仕事をしていたとしたら、こんな精神が危うい人間のために転職するのは惜しいことです。

 

なぜなら彼らは、あなたが傷つかなければ自分の劣等感が埋まらず、バランスを崩して暴走して自滅をするからです。

 

 

なぜ彼らは不安定なのか

 

子供は乳幼児の頃に親に面倒を見てもらって、そこから一人立ちしていく過程を経ます。

 

 

しかし不安定な人はこの過程に問題があり、一人だと精神が不安定な状態になります。

そこで彼らは目についた人に依存をします。

 

目を付けられるのは、遠慮がちで他人の意志を尊重するような人です。

嫌な人は遠慮がちな人を見つける嗅覚が優れています。

 

転職したばかりの人の不安な空気を察するのも得意なので、そういう時に寄ってきたりします。

嫌な人の言葉を真に受けず、リアクションもしないくらい図太い人には寄ってきません。

 

中高年が嫌な人になりやすい理由

 

年功序列の時代では、歳とともに地位が上がって自尊心が満たされていました。

 

だから精神が未熟な人でも、より不安定になってキレることが抑えられていました。

しかし成果主義になると、年長の優位性がなくなりました。

 

さらに職場にパソコンが普及するようになると、中年が若い人に仕事を教えてもらう光景が増えて、彼らの自尊心が保てなくなりました。

 

 

そこで他人に威張り散らすことで、自分は大人物なのだと思いたい中高年が増えました。

わたしが会社で受態業務をやっていた時、こういう中高年からの電話が最も辛かったです。

 

彼らは一方的に言うだけで、それに対して何かを言おうとしても言葉を覆いかぶせるし、基本大声を出してきます。

 

以降の仕事では、いかに彼らを相手にしないで済むかという観点で仕事を探しました。

 

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彼らが怒る時

 

あなたの態度が彼らを怒らせるのではありません。

 

だから気に病んで転職を考える必要はありません。

彼らが怒るのは自分で大人物だと幻想を抱いている所に、現実を突きつけられた時です。

 

何でも自分の思い通りになるという幻想が破れた時に、彼らは爆発します。

予約制のクリニックで予約しないで来て、断られて激怒するおじさんを目の前で見た事があります。

 

彼らが子供のように怒るのは、幼少期に親離れして一人立ちするイベントをクリアしていないからです。

 

あなたの対応が至らないのではなく、彼らの甘えが過ぎるだけです。

彼らが求めるのは、泣いたらミルクをくれる母親です。

 

気持ち悪いので、あなたが気にかける必要は全くありません。

 

特におじさんが多い

 

今やわたしもおじさんですが、やっかいな人はおじさんが多かったです。

 

おばさんにもヒステリックな人はいますが、積極的に人に絡むという点でおじさんの方が多かったです。

 

わたしは言いやすそうな雰囲気をしているのか嫌な人が寄ってきやすかったので、データとしては確かです。

路上で起こる事件を見ても、おじさんが誰かに何かをしたという方が多くないでしょうか?

 

これは男性の方が子孫を残すために、積極的に競争に打ち勝って女性にアピールする側だからです。

 

キレる高齢者

 

ケータイショップで店員を泣かせた高齢者を見たことがあります。

 

 

どこかの家で大切に育てられたお嬢さんに、喚き散らしていました。

歳をとって丸くなるどころか、より一層ガサガサ感が増して人を傷つけるような高齢者が増えてきました。

 

歳をとって丸くなるというのは間違いで、その人の子供の頃の性質に戻っていくのです。

戦後からしばらく、少年による粗暴な犯罪が多い時期がありました。

 

その頃の少年が今の老人になって、再び暴れています。

 

嫌な人を気に病んで、転職する必要がない理由

 

嫌な人は年齢と共に不安定さが増していき、いずれ破綻していきます。

 

ある事例で、大手新聞社に勤めていたおじさんが不安定になった経緯を紹介します。

奥さんによると、このおじさんは妻子には優しかったけど、店員など立場が低い人には横柄だったそうです。

 

しかし大手新聞社の業績が下がり、わがままなこのおじさんが整理対象になりました。

すると自尊心の源泉を失ったおじさんは妻子にも横柄になり、離婚をされます。

 

そしてますます不安定になって専門医の門戸を叩きますが、ここでも横柄な態度で医師や看護師を悩ませます。

 

本人はうつと言っていましたが、医者の見立てはそうではありませんでした。

性格の歪みなので本人の自覚が必要ですが、ただ医師らへの嫌がらせが続くだけでした。

 

どうも会社の人にも妻子にも絡めなくなったので、病院に入ったのではないかと思います。

 

ある時にこのおじさんが入院の規定を破ったのを理由に、強制退院させられました。

嫌な人に対しては、これくらいドライで構わないと思います。

 

専門医にさえ見放される人を、あなたがわざわざ気に掛ける必要はありません。

あなたが転職するより、彼らがあなたの前から姿を消すのが正しいのです。

 

嫌な人は周囲の人が見ている

 

あなたに嫌な事をする人がいたとしても、二者関係ではない事を知ってください。

 

嫌な人の行動は、周囲の人が見ています。

わたしが北斗の拳のハートみたいな人に絶叫されていた時、ハートを問題にしてくれた人もいます。

 

狂人はその評判を徐々に落としていくものです。

 

あなたは嫌な人に接した時

『わたしとは一切関係ない』

という事を自覚して、精神が傷つかないようにしてください。

 

そうやって持久戦に持ち込めば、自滅するのは嫌な人の方です。

 

我慢できなかったら転職

 

いくら嫌な人の正体を知っても、毎日のように接していたら嫌気がさすかも知れません。

 

それに、そんな人材をいつまでも置いておく会社もどうかと思います。

なので転職は当然の選択肢だと思いますが、一つだけ注意点があります。

 

嫌な人間に追い出されたとか、自分が負けたように思わない事です。

自分に敗北感を植え付けてしまうと、その後の人生にも影響がでます。

 

人と会わない仕事を探す心理
高校時代から色々とバイトをして、二十歳前には人と会わない仕事を求めるようになっていました。 夏休みに羽田空港のレストランで皿洗いのバイトをしていたら、社員の人にホールに出られないか言われた時は震えました。 ...

 

わたしは嫌な人間をモチベーションにして、嫌な人間がいない世界を目指しました。

嫌な人がその生涯を使って生み出す負のエネルギーはかなりのものです。

 

それを自分が向上するエネルギーに転換してください。

わたしが自分のスペック以上に収入が得られたのは、嫌な人の負のエネルギーを取り込んだからだと思います。

 

⇒ 経歴

 

皆さんが嫌な人を喰って、ご自身の人生を豊かにされる事を応援しています。