親が『庶民の味方の党』の党員で、わたしが生まれる前から活動していました。
そんな彼らのモットーは
「貧困はあなたのせいじゃない」
というもの。
わたしは年収が社保なしで200万円以下の事がありましたが、この時に『自分のせいじゃない』と思っていたら、そこから這い出す事は不可能でした。
間近で見ていたからわかる、味方のように近づいてきて貧しくさせる人達の正体。
貧困は誰のせい?
『庶民の味方の党』の言う事を信じると、
貧困はあなたのせいじゃない=努力をしても報われない
という事になってしまいます。
じゃあ誰のせいかというと社会のせいになるので、
『党と一緒に社会を変えましょう!』
というルートに誘導されます。
努力をしてもムダだと思わされて、ずっと底辺から這い上がれないほうが、党に囲えるので都合がいいのです。
会社に搾取されている?
『会社に搾取されているから、党と一緒に活動しよう!』
こんな風にして運動員を確保していきます。
けど活動とか運動と言っていますが、実質労働です。
わたしの親は選挙シーズンになると、いつも活動という名の労働をしていました。
報酬はゼロどころか、いろいろな名目でカンパの徴収があります。
これだったら時給500円だったとしても、会社の方がマシじゃないですか?
運動で豊かになった人はいない
過去に運動をした人で、右肩上がりの人生になった人を知っていますか?
結構前の活動家だと刑務所に入ったり国外逃亡など、今の半グレの末路みたいな感じが多くないですか?
最近だと大学生が、とつぜん何かの運動を始めてしまいます。
その大風呂敷が畳めず卒業後、補助金頼りのNPOを起業して代表を名乗り、ボヤッとした活動をするパターンが見られます。
彼らからは薄っすらと、普通の労働を軽視してる感じを受けます。
卒業を意識する大学3年くらいになると、どうやら自分が思っていたほどいい会社に入れないのがわかってきます。
普通には働きたくなくて、一足飛びにリーダーになりたい。そんな心理です。
大きな身振り手振りや拡声器は、内心を隠すためなのではないでしょうか。
話は少しズレますが、バイト先に手癖が悪い人間がいましたが、会うといつも口数の多い人間でした。
やましい事があるから、口数が多かったのです。
社会に居場所がない人を誘導している
お金に困っている時は判断力が鈍る物です。
彼らはそういう人を取り込む術を心得ています。
どんなに苦難の時があっても臥薪嘗胆(苦を耐える)して,自分を応援して這い上がってください。
わたしは年収200万円からコネなしで、大企業以上の年収まで伸ばしました。
それで言えるのは、正しい方向性で努力をすれば報われるということです。
努力して報われなかったら傷つくからと、最初から諦めてしまうのはもったいない事です。
正しい努力をすれば貧困から抜け出せる
わたしは『庶民の味方の党』の言う事に耳を貸さず、ひたすら実践的な勉強をしていました。
実践的な勉強とは、仕事で必要にかられてインプットとアウトプットをほぼ同時に行うものです。
仕事の難題の解決策を探して、勉強してすぐに形にしていました。
仕事をしながら勉強もするので、当然デモやら運動をする時間などありませんでした。
それが仕事に対する努力ではないでしょうか。
おかげで賃上げ交渉など一度もしなくても、給料がガンガン上がっていきました。
正しい努力の方向性を見つける方法
わたしが貧しかった頃は、自分という人間がよくわかっていませんでした。
だから合わない仕事についてしまって、苦労が多い割に稼げないという、何もいい所がない働き方をしていました。
人間の特性は個々で違うので、まずは自分がどういう特性を持っているのかを知る必要があります。
その特性にあった仕事に就くために努力をします。
わたしは会社で多くの人を見て、採用の基準を考えたりもしていました。
その経験から、自分で適職を把握する方法を別ページに書いたので、よければ読んでみてください。
自分の選択ミスに目を向ける
まず社会に異論を唱える前に、自分の選択ミスに目を向けるべきです。
自分のことがままならないのに、他の人に干渉して何が上手くいくのでしょうか?
そんな事をしても大切な自分の時間を浪費するだけです。
わたしの場合はフリーター・無職を5~6年続けた時が、最も深い闇の期間でした。
ですがそれは自分が選択を間違い続けた結果で、社会のせいではありません。
自分の間違いを認める事で、次の選択では正解の確率が上がっていきます。
そうして徐々に精度を上げていけば、貧困から脱する事ができます。
家が金持ちじゃなかったら終わりなのか?
よく
『東大生の親の年収は○万円以上が多い』
というデータを持って来て、
「ほら、家が豊かじゃないと自分も豊かになれない。格差だ!」
と憤る人がいますが、そんな聞いた風なこと他人を妬まず、実社会で経験を積んでほしいと思います。
東大生の親の年収が高いのは、それは親も頭がいいからです。
都市部の仕事は論理性が高い人が有利な仕事が多いし、論理性も遺伝します。
そもそも東大出て一生安泰なんてない
東大を妬む人は、根本的に間違っています。
中国の科挙(昔の官僚試験)制度でもないので、東大に入れば一生安泰なんてありません。
仕事で能力を発揮するのに重要なのは、勉強のアウトプットです。
東大はインプットをする場所なので、それだけだとSNSで用語のマウントを取るくらいしかできません。
わたしは東大どころか大卒でもないので、社会に出てからも勉強を続けました。
普通の人よりだいぶ遅れましたが、30代で追いついた感があります。
ダメな人って勉強の代わりに、気晴らしと称してお金と時間を無駄にするような所が多くないですか?
東大生の鬼の努力
東大生を複数見てきましたが、仕事でも学習速度が速かったです。
集中力が一気に上がるというか、レーザーのように意識を集中できるように思います。
その能力の上で、受験で鬼のように努力をしてきた人達です。
決して親の金がどうのだけでは、説明がつきません。
わたしが彼らと肩をならべて仕事が出来たのは、コツコツと自分を高めたからです。
新卒では差がついたとしても、その後で追い付くことができます。
『東大生の親の年収は○万円以上が多い』
を信じると、親の年収が低い時点で自分の人生を諦める事になります。
親の年収で生涯が決まる説は、わたしの人生経験においては全く当てはまりませんでした。
自分の劣等感にフォーカスをあててしまい、自信を喪失する人にはガタカという映画をオススメします。
遺伝で進路が決まる近未来に、その不利を克服しようとする人の話です。
恨みで人は貧しくなる
わたしは20代の頃のフリーター感覚が残ったまま、最終的に役員まで経験しました。
役員というのは経営側に分類されます。
『庶民の味方の党』
は、やたらと会社や経営陣に対して批判的です。
完全に悪代官みたいなイメージを持っています。
ですがわたしの周りの役員は、通常業務を回しながら新規で仕事を作っていかなければなりませんでした。
どの役員も休日なく仕事をして、それでいて優秀な社員が辞めないよう配慮をする必要がありました。
役員は労働法の適用外で労働時間の規定がなく、雇用保険にも入れません。
『庶民の味方の党』に敵視される経営側ですが、なぜそんなに対立を煽るのでしょうか。
わたし自身の経験では、人は恨みで貧しくなります。
役員の正体
首都高湾岸線で4000万のポルシェで暴走して追突し、二人の犠牲を出した事件の犯人が会社役員でした。
ですが千葉の地主の親がやっている会社で、役職をあてがわれただけでした。
縁故でひいきするような会社は見た事ないし、見たらダサいので速攻で辞めています。
ポルシェで暴走したのも、自分で稼ぐ事ができないコンプレックスがあったのかなと思います。
役員と言っても普通に社会に出て、ゼロから積み上げていった人達です。
わたしの場合は目の前の仕事を回し続けて、気が付いたら役職がついていたというのが実感です。
休日もずっと仕事の事を考えていて、早期リタイアするまで気が休まる時は無かったです。
貧困から抜け出す
前述したとおり自分の特性を知って、それに合った努力をするのが貧困から抜け出す方法です。
わたし自身が低学歴のフリーターを経て、転職して年収を上げていく経験をしました。
社会のせいにして貧困が抜け出せるのか知りませんが、自分に注力をすれば抜け出せる事は経験上知っています。
一番簡単なのは読書です。
多くの人の行動の成否が追体験できるので、成功するまでの時間が短縮できます。
わたしはブックオフの100円コーナーで本を大量に購入していました。
勉強のインセンティブ
漠然と勉強してもつまらないものです。
わたしはプログラミングの他、投資の勉強もしました。
一番簡単なのは銘柄が少ないFXです。
これで儲けようとするのではなく、5万円くらい損をするつもりでトレードしてみてください。
なぜ損をするつもりでかと言うと、FXは儲けようとすると負けるゲームだからです。
世界情勢とか人の心理とか、様々なことを勉強するインセンティブになります。
まとめ
・「貧困はあなたのせいじゃない」を信じない
・運動員として取り込まれない
・社会のための前に、自分のために行動