人付き合いが苦手なんですが、社会に出たら何人くらいと付き合う必要がありますか?
一桁で大丈夫です
わたしは内向的で人付き合いが負担なので、できるだけ避けて生きてきました。
必要最低限の人付き合いで、平均より多くの収入を得て早期リタイアを達成した経験を基に、最低何人と付き合えば社会人生活が成り立つかをお話しします。
結論から言うと、人付き合いは一桁で大丈夫でした。
社会人は一桁の付き合いだけで回る
わたしはネット広告の会社で責任者になった時、
付き合う会社=担当者
の数について考えました。
人付き合いは、相手にチューニングを合わせる作業がしんどいです。
我が強い人なら、自分のルールを相手に押し付けるので、そんなに負荷はないでしょうが、内向的なタイプは自分が相手に合わせようとします。
だから、沢山の人との付き合いは負担になります。
直接やりとりする人を減らす
自社の立ち位置としてはクライアントに近い代理店で、仕入先の会社が多数あります。
広告メディアを運営している会社から、直に仕入れればマージンなしで買う事ができます。
しかし付き合う会社の分だけ、対人的なロスが発生します。
そこで、メディア直ではなく中間に問屋・代理店を挟む事にしました。
1社と付き合えば10社の広告メディアを買う事ができるので、直接やりとりする人が大幅に減らせました。
付き合う数を最小にした結果
メディア直で行う1案件あたりの利益率より、中間の会社を経由して案件数を増やした結果、利益を上げる事ができました。
付き合う1社あたりの金額ボリュームが多くできるという事は、その分だけこちらの影響力が強くなります。
担当者の営業目標を聞いて、それを達成させる事で出世をしてもらいます。
付き合う担当者がその会社で出世すれば、権限が増えるのでこちら側に便宜を図ってもらいやすくなります。
人付き合いが苦手な人でも、人嫌いなわけではないと思います。
信頼できる相手の利益を考える事で、相互扶助の良い関係が築けます。
付き合う数は少ない方が楽
広告を配信するまで、様々なやり取りが必要です。
特に滑り込みで決まった案件は、すぐに広告出稿のやり取りが必要になります。
1社と濃い付き合いをしていたので、相手の仕事のリズムに合わせて的確にやりとりができました。
付き合いが進むうちに、どんどん余計なロスは減っていき、お互いに楽な仕事になりました。
付き合う相手をたまに増やす
少し手が空いたら、新規に付き合う会社をトライアルで決めます。
ネット広告は効果がデータとして出てくるのが特徴なので、付き合う基準はそれ次第です。
データを中心にしていましたが、結果的に常識的な人だけが残りました。
嫌な人だと広告メディアに嫌われて、あまり便宜が図ってもらえないからでしょう。
そんな風にして付き合う会社を増やしましたが、結局は10社以内の方がパフォーマンスが良かったので、一桁に収まりました。
友達付き合いは3人くらいで十分
ある芸能人(?)が
『知り合い5000人 人脈・人脈!』
って言っていましたが、闇営業で旗色が悪くなると、殆ど助けてもらえませんでした。
色々な所に顔を出すけど、実はあまり好かれていない人は多いです。
人生において、友達付き合いは最大3人くらいで十分です。
0人ではない理由
これは人生の幅を広げる時に、自分が嫌だと思う領域に引っ張り出してくれたのが、友人だったためです。
自分の気質ではやらない事が経験できたのは、意見を受け入れてもいいと思う友人のおかげです。
自分で自分に試練を与えられる人は、0人でも大丈夫かも知れません。
人付き合いが苦手なのは、人間嫌いだからではない
人付き合いが苦手と言っている人は、不特定多数の人との付き合いが嫌なだけではないでしょうか?
自分が一歩引くことが多いので、一緒に居て一方的に負荷をかけてくる、ノイズのような人が混ざるのが嫌でした。
ノイズになるような人って、シャットアウトしようとする
『冷たい』
などと言ったりしますが、気にしなくて大丈夫です。
あなたが遠慮した分だけ、彼らが踏み込んできて、あなたの人生を貧しくします。
人付き合いが怖い理由
世の中、自分勝手な考え方の人が多くないですか?
人が怖いと思った経験で、休日にあるコンビニで見た光景があります。
店員に延々とつきまといながら、休日で閉まっている郵便局の私書箱に、自分宛ての郵便物が届いていると訴えている人がいました。
コンビニに郵便の箱があるので、コンビニ店員が郵便局の鍵を持っているとでも思ったのでしょうか?
内向的な人って、こういう人に絡まれる事が多くないですか?
自分が遠慮して生きている分、自分勝手な考え方の人に踏み込まれるというか。
だからなるべく、人付き合いを減らしたいと思ってしまいます。
人の思いがけない行動が苦手
人が苦手なのは、高校時代から自覚しました。
スーパーでバイトをしていた時、日用品売り場で品出しやレジの補助をしていました。
そこでお年寄りがケータイラジオを持ってきて、使い方を教えるように言われました。
家電売り場のフロアは別でしたが、聞かれたら答えなければならないと思って、初見で機能を探して教えました。
バイトで採用された時、商品の場所を聞かれたら答えられるよう、初出勤までに覚えようと店内を見学させてもらいました。
内向的な人は事前の準備を周到にしようとしますが、その準備を超える人が出てきます。
こういう人に遭遇するのが恐怖でした。
対人的な事が苦手なのって、内向的な人だけの問題ではなく、我が強い人との相性の問題だと思います。
社会人に多くの人付き合いは不要
『人付き合いは多ければ多いほどいい』
『フレンドリーはいいこと』
という間違った意見を鵜呑みにしていた時は、誰とでも仲良くしようとしていました。
しかしそれで、低レベルな会社で、一方的に使われるだけの関係を経験しました。
付き合いは打算ではないけど
打算で付き合うわけではないですが、まともな関係性の場合は自然と
『相互扶助』
の形になります。
自分ができる事を相手にやると、いつか自分ができない事を相手がやってくれることがあります。
これは、双方が
『ペイフォワード(無償奉仕)』
の精神を持っている場合に成り立ちます。
しかし程度が低い人は、ブラックホールのように他人の奉仕を飲み込むだけで、依存をしてきます。
誰にでも心を開く必要はない
誰にでも心を開くのは、家に鍵をかけないようなものです。
泥棒に家を明け渡すようなもので、放っておけば人生を支配されてしまいます。
フレンドリーを推奨するのは、泥棒側に近い精神性の人です。
他人に依存した方が楽に生きられるため、フレンドリーを推奨しています。
そうではなく距離感を保った付き合いをして、気が合う相手とだけフレンドリーな付き合いをした方が人生にプラスです。
人付き合いの幅は年齢と共に狭く
これはわたしの実感ですが、年齢と共に
『他人に合わせる』
という意欲はなくなってきます。
人の脳は年齢を重ねると、
『生き延びる事ができたのは、自分の選択が正しかったから』
だと思って、自分に信用の重きをおきます。
人付き合いを制限してトラブルを回避
内向的な人は自分で失敗を生み出す事は少ないですが、他人の失敗を背負わされやすいです。
わたしは人付き合いを制限した事で、致命的なトラブルを避けられました。
社会人の中には、自分の人生のツケを誰かに肩代わりさせようとする、卑劣な人間がいます。
そういう人と付き合うと、自分は何も悪い事をしていなくても、貧乏くじをひかされてしまいます。
人間関係は必ずしも肯定的な面だけではないので、制限して構わないです。
ネット社会の今なら、特化した才能があれば人間関係0でもイケそうな気がします。