読者のみなさんがバランスの良い人生を送る参考に、わたしが墓場まで持っていきたい恥の記録を公開するのが当ブログです。
今回は無職を偽って作家を自称するわたしの、1年間の印税収入を公開します。
昨年一年間の印税収入
Amazonの電子書籍の印税は本が1冊売れた時だけでなく、Kindle Unlimited(読み放題)で1ページ読まれるごとに発生する印税もあります。
それらを合わせた昨年一年間の印税は52万円でした。
わたしはフリーター時代に古本を読み漁って人生が開けたので、自分の本も手に取りやすい価格にしています。(☆の評価が励みです)
単純に印税だけで考えると労力に見合わないですが、本の執筆には副産物があります。
お金以外の価値
わたしの執筆作業の時給は100円くらいですが、書きたいことだけを書いている趣味だと思えば薄給も妥当です。
印税以外にもたらされるのは、執筆による思考力の向上です。
適切な単語を見つけて意味のある文章を書き続けることで、脳の回転数が上がって執筆以外でも頭が冴えます。
例えば思考力が必要な株式投資の含み益は4千万円超で、さらに高配当株が多いので配当収入もそれなりにあります。
わたしの社会人時代も寄り道で手に入れた付加価値が、後の年収につながりました。
コツコツとした作業で手に入れたスキルは一生モノなので、人生が楽になっていきます。
文章力の価値
AIにリクエストをしてピックアップした株を買ったところ、若干の含み益が出ました。
使用感としてAIにリクエストをする時には、必要な答えを引き出すための文章力が問われると感じました。
初期のネット検索は答えがヒットしやすい検索ワードのセンスが問われましたが、わたしはこれが得意だったので仕事で成果を上げられました。
AIも適切なリクエスト文を書けなければ、活用は難しいと思います。
こういった要点を抑える文章力は、読み手のことを想像しながら執筆する作業で養われます。
イラストエッセイを出してみた結果
わたしはネット広告会社にいた頃から、バナー広告などグラフィカルな分野が苦手でした。
そこで人生の未回収イベントを拾う感覚で、今年イラストエッセイを出版してみました。
文字ばかりの本よりもイラストの方が楽だと思ってましたが、脳の変なところに負荷がかかり、いつも通り執筆中に逃げだしたくなりました。
イラストエッセイを描いても画力は上がりませんでしたが、頭の中のイメージをアウトプットしやすくなりました。
イラストエッセイは消化が早い
活字の本とイラストエッセイでは、読まれる速度が大きく違います。
なので1ページ読まれるごとに発生するKindle Unlimitedの印税は、イラストエッセイの方が多いです。
ただ半年くらいかけたイラストエッセイが一瞬で読了されるとうれしい反面、凝った料理を5分で食べられたお母さんみたいな気持ちになります。
小説
書籍で高収入を得るには小説を書いて、映画化されるのが定番だと思います。
今だったら鉄道の乗り換えを巧みに利用する鉄道ミステリー(西村京太郎)などが、競争相手の少ない穴場のジャンルです。
もっともわたしは鉄道の知識が乏しいので、小説を書いたら峠の釜めし(駅弁)の容器を凶器に使うとか、浅い鉄道ミステリーになりそうです。
本を出版することのデメリット
本を出版すると公人と見なされるのか、筆者にはどんな言葉をぶつけてもいいと思う人が出てきます。
そういった人からひどい言葉や、怨嗟のこもったメールを送られることがあります。
採算度外視で本を出してもこのような仕打ちを受けるのかと、少し気持ちが削られます。
匿名の選択
商売をやっている人は知名度を上げるメリットがあると思いますが、わたしは静かにリタイア生活を送りたいだけなので匿名にしています。
匿名だと信用度は下がりますが、過去のできごとをありのままに書きやすいです。
Youtuberが家を特定されて強盗のターゲットにされる時代なので、個人の特定につながりそうな情報はボカすのが無難です。
本の執筆は内向性が生かせる分野
わたしが年収の少なかった頃に参考書籍を探しても、内向的な性格はダメだから矯正しよう、みたいな人格否定ばかりでした。
わたしはムリして外交的になろうとするほどに疲弊していき、ますます停滞していきました。
しかし開き直って内向性を特別な才能と捉えたら、その特性を生かす道が見つかるようになりました。
本の執筆も内向性が生かせる分野なので、心身が安定した状態でリタイア生活を送れています。
皆さんがいつかリタイアをした時の趣味として、執筆をオススメします。