今現在、仕事に疲れている人はリタイアをして、ゆっくりと休む事を思い描いていると思います。
確かにリタイアをするとすべての時間が自由に使えるので、思い切り寝る事ができます。
では、それ以外の自由な時間をどう過ごせば飽きずにリタイア生活が送れるでしょうか?
何度も無職期間を過ごして、早期リタイアに入った無職のプロのわたしのオススメは、
『適度に仕事をする』
です。
せっかく早期リタイアをするのに、夢がないと思わないでください。
そんなに稼ぐ必要がないからこそ、絵や音楽や作家など自由にやりたい仕事ができるのです。
仕事にストレスを感じるのは、営業目標や人間関係によるものです。
自分で作る仕事は、リタイア生活を充実させる効果しかありません。
早期リタイア後の生活は仕事
わたしは早期リタイアに入る前に、ブログを書くことにしました。
自信が無くてフリーターを長くやっていた割に、会社人生の後半は年収や待遇でかなり恵まれたので、わたしの経験が誰かの役に立つのではないかと考えました。
高学歴で外資系とかそういうハイスペックなルートと違って、専門卒のフリーターでも大企業以上の年収を得ることができたわたしのルートは、割と多くの人に再現が可能だと思います。
勉強や仕事がスロースターターな人は後半の伸びが続くのに、その前に心が折れてしまう人が多くてもったいないです。
わたし自身がスロースターターで、暗中模索の中で生き方がわかってきて、最終的に資産を築いて安心して生きられる方法を伝えたいと思って書いています。
その代わり、わたしは答えに辿り着くまで多くの時間を費やしてしまいました。
自分の時間は戻せませんが、ブログを読んだ人が人生に迷う時間を減らせれば、わたしが人生で浪費した時間が取り戻せるような気になります。
あまりお金にならない仕事をする
現役時代は常に、費用対効果を考えなければなりませんでした。
目標とする額も設定されていたり、仕事でお金を追うことが求められました。
リタイア後の仕事は、完全に自己満足で大丈夫です。
自分がやりたい事というのは、大抵はお金になりにくいものです。
そんな不経済なことでもできるのが、リタイア生活です。
お金を使うよりも、お金にならない仕事をする方が贅沢な気分が味わえます。
わずかでもお金を稼ぐ事の重要性
わたしは100歳以上まで生活できる資産を作ってから、リタイア生活に入りました。
実際にリタイア生活に入ってみると、想定より全然お金がかからないので、生活費の不安はありません。
ですがお金を稼ぐのは、人の習性として必要なことです。
人間は長く狩猟や稲作をして生きてきたので、報酬が無ければ生きている実感がわきにくいものです。
ですが無理して稼ぐ必要はないので、わたしはブログにアドセンスだけ貼っています。
広告収入は時給換算したらどのバイトよりも低いですが、サーバー・パソコン・書籍などの経費が賄えていて、自分の作業の成果を実感することができます。
稼ぐ事を考えたらアフィリエイト案件を貼らないとですが、よくわからないものを他人に勧めようとは思わないので、広告代理店からの依頼は全て断っています。
投資はあまりやらない
早期リタイア生活で必須のように思われている投資ですが、わたしはあまりやっていません。
アメリカだと30代でリタイアして、資産の殆どを投資に回して運用益で暮らすみたいですが、わたしは今のところ配当金数十万円といったレベルです。
リタイア前はもっとやるつもりだったのですが、投資はどうしても仕事感がなくて進みません。
株の値動きは自分でコントロールできないし、銘柄選びでは働いている実感がわきません。
決算データをまとめるVBA(プログラム)を作ったりするのは仕事っぽくて楽しかったのですが。
株やFXは世界情勢とかも追うモチベーションになるので、ある程度は手をつける事をお勧めします。
ただし儲けようとは考えないで下さい。
リタイア生活は貯金残高を考えない方がいい
わたしは証券口座を3つ(内1つは未使用)と、銀行口座はそれより多く持っています。
残高については1年以上見ておらず、正確な残高は把握していません。
たまに証券口座を見るので、その時に残高が大丈夫っぽいと思うだけです。
これはリタイア生活に入る時に、貯金残高は無いものと思うと決めたからです。
貯金がたっぷりあると思うと、人をダメにするソファで永遠に横たわるだけの物体になりそうで怖くないですか?
わたしは無職時代があるので、横たわるだけの生活の怖さを知っています。
目標を持つ
リタイア生活に張りを出すため、目標というか夢を持つようにしています。
まだ機械が欲しいと思う事があるので、小さな車をリタイア後に稼いだお金だけで買おうと思っています。
三輪のモーガン3ホイラーというのがあって、ちょうど良いサイズ感なのでこれに決めました。
ですが小さいのに値段が800万円くらいするんですよね・・・
これを貯金で買ってしまったら、きっとつまらないものになるでしょう。
働いている頃にオープンカーを買った事がありますが、乗らな過ぎてバッテリーが上がってしまいました。
今度も乗るかどうかわかりませんが、目標は持っていたいです。
あるいは都心のマンションと、緑豊かな場所に別荘を持つのでもいいと思います。
無目的に生きることほど虚しい事はないので、何かしらの目標を持った方がいいです。
リタイアして農作業はしない
仕事をやって成果物を得るのは、農作業にも言えます。
リタイアして農業をやる人がいるのは理解できます。
わたしもちょっと考えて実際に田舎に家を買いましたが、住む前に売りました。
家を買う前に考えろと言われそうですが、これは実際に買って現実味を持たせなければ、後悔するような気がしたので買いました。
何度かメンテに通って住んだ気分に浸り、移住するのをやめる決断をして家を売りに出しました。
結局300万円の赤字になりましたが、損切りとしては悪くない判断だったと思います。
リタイアして農作業をなぜしないのか?
心理学者ユングは
「人間は、歳を取ったらアイデンティティーを変えてはいけない。」
と言っています。
農家で育った人がリタイア後に故郷に戻って、農業をやるのはいいと思います。
都会育ちの人でも、家庭菜園くらいはいいと思います。
ですが農地を買うには農家でなければならず、かつ農地は取引の最小単位でもかなりの広さです。
農地を借りる?
農地を借りる事も考えましたが、せっかくリタイアしたのに地主と店子みたいな関係を作りたいですか?
わたしはリタイア後に仕事は勧めますが、本当の仕事みたいにしがらみを作るのは反対します。
完全に自由になることにリタイアの意味があると思っているので、主従関係は一切つくらないようにしています。
それに農地を借りると、耕作放棄地を使えるように整備した頃に地主に返還を要求されたとか、たまに嫌な話も聞きます。
住宅地として土地を買って農地にする方法があると思いますが、それだと野菜を買った方が安くなるでしょう。
そうなると労働というより、趣味になってしまいます。
趣味だとどうしても続けるモチベーションが無くなってしまいます。
『こんなに苦労しているのに、買った方が安いのか・・・』
と思うと、辛い作業が続かなくなります。
リタイア後の仕事は、ほんの少しの黒字が正解です。
まとめ
・やりたい仕事をする
・面倒な事はしない
・貯金額を忘れる
・街育ちは農業をしない