新卒の年収が1,000万円の会社に後から転職する方法

新卒の王様 転職の決断
新卒でいい会社に入れなかったんですが…
新卒はオンジョブトレーニングみたいなものなので、転職からが本番です

新卒で年収1,000万円が可能な人というのは、人間の完成度が違います。

若くて高給取りだと、ドラマ等では嫌味な人物として描写がされる事が多いですが、実際は完成度が高い人が多いです。

 

ただ、人間の完成度は後からでも上げていけるので、普通の人は新卒で入れなくても転職で入る事は可能です。

 

実績のない新卒時に入って後からミスマッチが発覚するより、実績を積み上げて自分でも適職だと思う会社に入った方が、安定して勤める事ができます。

 

新卒の年収が1,000万円の会社に後から転職する方法

後からでも追いつく

日本は大学でも会社でも、入るまでが大変で後は楽になる文化が長らく続きました。

そこでは早期に人間の完成度を高めた人が有利でした。

 

そういう人が有利になるシステムとして、年功序列がありましたが、ようやく崩壊してきました。

これは成長のペースがゆっくりとした人にとっては、転職のチャンスが増える良い変化です。

 

成長の速さは人によって違いますが、途中で歩みを止めなければ、最高到達点はあまり差がないというのが社会人生活を経た実感です。

 

今までは早熟の人が先行逃げ切りの社会構造でしたが、これからは違います。

 

中途入社でランクを上げていく

新卒で入った会社がショボくても、それで人生が確定するわけではありません。

低レベルの会社でも、自分のために仕事をすれば実績を積み上げる事は可能です。

 

しかし、実績を見せるのは自社の上司に対してではありません。

取引先の会社や、同僚たちに対してです。

 

リファラル採用は大げさな事じゃない

普通に求人広告を出して、採用面接で人の選別をするのはコストの割に成功率が低いです。

一般的な採用では、迷惑youtuberみたいなレベルの、びっくりするような人に遭遇する事があります。

 

面接というのは企業にとっても負担なので、減らしたいところです。

今はリファラル(紹介)採用が普通になってきています。

 

リファラル採用は、信用が厚い社員に

 

「知り合いで良い人は居ないか」

 

と言って採用を進める事です。

中には紹介してくれた社員に報奨金を出している、積極的な会社もあります。

 

外部の取引先の人に自分の仕事ぶりを見せるのは、こういうチャンスがあるためです。

常日ごろから、外部の人を含めたスムーズな商取引をしていると、実利と共に信用も勝ち取れます。

 

同僚が転職に成功するかも

同僚に対しても実績を見せるのは、同僚が先にショボい会社から抜け出した時に、後で引っ張ってくれるかも知れないからです。

 

例えショボい会社だったとしても、ステップアップしていくための種は至る所に転がっています。

ショボい会社で不貞腐れてしまう人は上に行けず、いつの間にかその会社に相応しい人間になってしまいます。

 

次の転職に備えて実績を作る

何も営業だけが実績を作れるわけではありません。

仕事をどのように改善し、どれくらい生産性を上げたかも仕事の実績です。

 

100万の粗利を上げるより、100万のコストを減らす方が純利益は大きいです。

その実績を、守秘義務を破らないようプレゼン資料にまとめ、転職時に使えるようにします。

 

最近は口だけで実績を誇張する人が多いので、面接にノートパソコンを持ち込み、現物を見せてアピールをしないと効果が薄いです。

 

 

 

新卒でいい会社に入れなかったら

仕事?適当でいいよ

新卒でいい会社に入れなかったら、仕事も自分で向上させないといけません。

先輩たちは仕事力がないので、その会社に留まり続けている人たちです。

 

効率的な仕事など考えられず、他人に教えられるスキルもありません。

しょぼい会社には、継承できるノウハウなんてないので、教育を期待する事はできません。

 

じゃあどうすればいいのかと言えば、昔ながらの読書という方法があります。

セブンイレブンやトヨタ、新しくはAmazonの仕事の仕方を学び、自分の仕事に応用していきます。

 

読書だけでなく、実践をする事で仕事の力がついていきます。

それには自分の仕事もよく観察し、どういう流れになっているかも知らなければなりません。

 

改善を実践すれば、変化を好まない既存社員たちの抵抗を受けるでしょう。

しかし、その経験も次の会社で活きてきます。

 

初任給がちょっとだけ高い会社は要注意

新卒の初任給1,000万円の会社が無理だからと言って、未経験25~27万の会社を目指してはいけません。

 

これからの業種でもないのに、未経験25~27万の帯域の会社は要注意です。

太陽光パネルとか布団の営業とか、金で釣って人を取りこもうとする会社が多い賃金帯です。

 

少しばかり最初の給料が高いのは、後の伸びしろがないからです。

中途半端に高い初任給には注意しましょう。

 

新卒でいい会社に入れなかったらおしまいか?

経験者の談として

「新卒でいい会社に入れなかったら、日本社会は這い上がれない」

と言いますが、それは失敗の経験者の感想です。

 

いい大学・いい会社に入った人でも、その後に転落人生を歩む人がいるように、新卒で躓いても後からリカバリーする方法はあります。

 

人生はそこまでひどいゲームバランスではありません。