武器になるような経歴がないんですが・・・
それなら仕事探しで、競争を避けてください
学歴が
『試験を受けずに入れる専門学校卒』
で、卒業後に6年くらいバイトと無職だったわたしが、初めての就職で成功したのは、競争を避ける仕事の探し方をしたからです。
この成功体験から、その後の転職でも競争が少ない方法を選びました。
日本って競争社会で、そのために学校の勉強を頑張るじゃないですか?
だから勉強の段階で順位を落とした人は、競争社会に真っ向から挑戦するのって無茶なことです。
株の格言で
『人の行く裏に道あり花の山』
というのがあります。
人が少ない方にいくと、手つかずの花が沢山あるという事です。
初就活での仕事の探し方
就活の難易度は、仕事の探し方の段階で決まります。
激戦を制して狭き門を突破するのが、競争社会のやり方です。
でもわたしが通ってきた道は、大勢が競争する本道の脇を見つけて、スーッと会社に入り込むようなやり方です。
競争に競り勝つスキルがなかったので、ルート選びで勝つしかありませんでした。
それでも勝ち方の一つである事には変わりないので、この方法でも30代で年収1000万円を超えました。
仕事探しは、少し先取りが正解
仕事探しのように、多くの人が人生の重大事と考えるイベントでは、昔ながらの方法を選択しがちです。
危険を感じたら無難な方法に殺到するので、競争率が上がります。
競争する力がない人は、少し新しい事に手を出す以外、勝算は上がりません。
美味しい話に乗ると騙されるのが常ですが、新しい仕事の探し方は、別に美味しいわけではありません。
ただ、誰もが様子見で手を出さないツールを使ってみるだけです。
このリスクに関しては、わたしの過去の経験が参考になるので、書いていきます。
媒体としては古いですが、構図としては現代に通じます。
雑誌主流の頃にネットで仕事を探す
かつて仕事を探す手段は、雑誌か職安(ハロワ)でした。
インターネットの家庭普及率は低く、ネットがまだマニアックな扱いでした。
料金も高くて、開通や固定費を払う事ができなかったので諦めました。
ですがバイトで必要だったためPHSは持っていて、そこにパソコンをつなげてネットにアクセスしました。
使った分だけ通信料がかかるので、求人サイトのページを保存して、オフラインで何度も見ました。
この時点で、競争相手がすごく少ない状態でした。
ネットの求人サイトを使った理由
わたしに先見の明があったわけではなく、本屋やコンビニで求人誌を買うのが恥ずかしかったからです。
今だったらネットで誰にも知られずに就活できますが、当時は雑誌でバレます。
しかも毎週か隔週だかの発行で、面接の電話申し込みを迷っている間に、次が発売されてしまいます。
それらの問題を全て解決したのがネットでした。
特に電話が不要なのが、ハードルを下げてくれました。
それに当時、求人サイトに出稿する会社は先進的な会社が多かったです。
手書きが主流の時代に、パソコンで作った履歴書を出しましたが、面接で注意された事はありませんでした。
30代の仕事の探し方
30代では、一般的な仕事の探し方はしませんでした。
全て付き合いのあった会社の人に、声をかけられる形でした。
これを、特別なことだと思わないで下さい。
元々のわたしのスペックは、低レベル専門学校卒で無職・フリーターでした。
仕事の仕方に少し気を使うと、何社からも声がかかるようになります。
競争が全くなくなるどころか、採用する側が競争するようになります。
わたしが声をかけられた要因としては、相手の利益を考えながら仕事をした事です。
会社に誘われやすい人
相手の事を考えるというのは、相手の視点に立つ事です。
社内でも言葉遣いを聞くと
『相手の視点に立っているな』
と判断できます。
例えば『入金』という言葉の使い方を見てください。
相手の視点に立たない人は、受け取るお金でも支払うお金でも、両方『入金』と言います。
(A社に支払いをお願いしますの意味)
(そのままの意味)
聞いた側は、『入金』の言葉だけでは判断できず、前後の文から自分で意味を汲む必要があります。
これって伝える側が『入金・支払い』を使い分ければ、聞き手の負担を減らせます。
包丁を渡す時に、ちゃんと柄の方を相手に向けるのが、相手の視点に立てる人です。
こういう人の方が、声がかかりやすいです。
30代で履歴書は書かなかった
30代の仕事探しで、履歴書を書いた事はありません。
取引をしている中で、仕事ぶりを評価してもらった会社に転職をしたので、他に何も必要ありませんでした。
仕事ぶりは、誰がどこで見ているかわからないものです。
例えつまらないと感じている仕事でも、不貞腐れてやらない事で、次の道が開けてきます。
それ以上に、自分自身が見ています。
腐らずにいる事で、
『自分に適した場所に這い上がれる』
という気持ちになり、良い選択を自然とするようになります。
運と呼ばれるものは、こういうところから発生します。
新しい仕事の探し方
わたしが採用する側になった時には、人材紹介サービスが一般的になってきました。
人材紹介もサイトになっていて、転職を考える人が自分の経歴を入力して、企業が見てスカウトをします。
あるいは個人で仲介している業者も居ますが、この中には投資マンションの営業風の、胡散臭い人物もいました。
なので人材紹介サービスは、サイトを使うのが無難でしょう。
採用する側からすると、経歴を盛って書く人が結構いたという印象なので、最大限良いように見える角度で書いてください。
リファラル採用って何?
これは会社が従業員の内、仕事ができる人に
『誰かいい人いない?』
と聞いて、紹介してもらう事です。
昭和の縁故採用と違って、実力が必要です。
かつて一緒に仕事をした同僚がいい会社に入ったら、あなたにも声がかかるチャンスがあります。
そのためには、どこでも良い仕事ぶりをしておく必要があります。
縁は複雑なもので、どこで作用するかわかりません。
誰にでも感じを良くしておく事は、いつかあなたの身を助けます。
Facebookを使った仕事探し
Facebookのアカウントで使える、wantedlyというサービスがあります。
SNSで仕事を探している人と企業をつなげるもので、使っているのはベンチャーが多い印象です。
求職者もFacebookを使っている人に限られるので、競争相手は減ります。
Facebookのユーザー層の年齢が上がってきたので、今後はどうなっていくのかわかりませんが、他の求職者と差をつける意味では有効です。
似たようなもので、linkedinというサービスもあるので、チェックしてみてください。
会社のホームページから直接
会社が求人広告を出す時、結構な費用がかかるので欠員が1人程度では広告を出しません。
なので、募集広告が出ていない時でも、面接を受け入れている可能性があります。
会社のホームページの募集ページから直接申し込めば、競争相手が少ない状態で面接が受けられるかも知れません。
こういう時、わたしなら自己PR資料をどっさり持っていって、ノートパソコンでプレゼンします。
求人広告が出ている時は他の応募者も殺到しているので、競争状態になります。
数十人との比較で、他に優秀な人がいない事を祈る運の要素があります。
ホームページで募集している会社は割と多いので、応募の定型文でも用意しておいて、気になった会社に送ってみてはいかがでしょう。
フリーランスで仕事探し
派遣社員を3年雇ったら社員採用するルールができて、会社がフリーランスを選ぶ理由が増えました。
派遣の同一労働・同一賃金も、会社が派遣採用を考え直す要因です。
フリーランスは仕事探しが問題でしたが、フリーランスと起業のマッチングサービスが増えてきました。
かなり、フリーランスが会社に入る下地が出来てきたように思います。
採用する側としてマッチングサービスを使いましたが、フリーランスの人が会社に普通の出勤みたいに来たという印象です。
フリーランスというのは、それほど特別な事ではないと感じました。
フリーランスは顔を売るためにやる
わたしもフリーランスの経験がありますが、その期間でいざとなったら入れる会社ができました。
フリーランスをする人は、自由な働き方がしたくてやるのだと思いますが、保険は持っておくべきです。
もしかしたら自由度が高く、かつ会社のバックアップ体制が使えるような仕事が見つかるかも知れません。
わたしは最終的に、仕事で知り合った人と共同で起業をし、資産を積み上げる事ができました。
フリーランスの思考は会社員と異なり、自分で自分にタスクを課すことに慣れています。
状況に応じて
会社員⇔フリーランス
にスイッチできると、人生の波に対応しやすくなります。