ネガティブな人と離れるべき理由

社会人

社会に出てから20年以上経つと、どんなタイプの人が成功したのか、長年観察した結果が出てきます。

 

その中で、例外なく落ちていったのがネガティブなコミュニケーションしか取れなかった人です。

言う事は批判・グチ・文句しかなくて、世の中を呪う妖怪みたいになっていきました。

 

不遇だから不平不満しか出て来ないのではなく、そういう人間性だから貧しくなっていくんですよね。

 

わたしも人生のレールを外れていた頃に、ネガティブに感染しそうになりましたが、早めに別の思考に切り替えて軌道修正ができました。

 

自分がネガティブでなくとも、周囲にいるだけで影響を受けます。

 

・ネガティブな人は巻き込む

・近くにいるとネガティブがうつる

・彼らは不幸に向かって生きている

 

ネガティブな人はめんどくさい

 

会社のある部署の人が、新しく入ってきた人に押し出されるような形で、退職する事になりました。

その人の仕事の仕方がわがままで、会社に支障が出たのでしょうがない流れでした。

 

辞める前にその人にランチに誘われて、むげに断るのも可愛そうなので一緒に店に行きました。

そうしたら案の定、会社の文句や新しく入ってきた人との軋轢みたいなネガティブな事を聞かされました。

 

我が強くないわたしは同調し、

『そうですねぇ』

的なことを60回くらい言いましたが、合わせすぎて心が壊れかけました。

永遠に終わらないグチから解放してもらえず、(めんどくさいなぁ・・・)と思いながら我慢しました。

 

退職するからわたしが奢りましたが、ご飯は美味しくないし気持ちは落ち込むし、マイナスしかありませんでした。

同調させられるのでネガティブな人の感情が自分にも流入してきて、その日はずっと重たい気持ちになりました。

 

 

言うことが変

その人が辞める事情を客観的に見ると、その人の方が悪かったです。

 

新しく来た人がキッチリしていて、今までの仕事のずさんさが問題になりました。

さらに早出・残業に関する疑惑も持ち上がり、ネガティブな人が問題視されました。

 

ですがネガティブな人は自分の問題を棚に上げて、新しく来た人や会社を批判するだけでした。

それに、会社に残る人に悪口を吹き込んで、なんのプラスがあるのでしょう?

 

自分の評判が落ちた仕返しで会社を落としたところで、自分の評判は上がらないのに。

ネガティブな人は、こういうマイナスにしかならない行動をするので、人生が先細っていきます。

 

本人は気付いていませんが、自分から災厄を起こしに行っています。

 

ネガティブ思考は中毒になる

 

わたし自身の経験で、無職の時や月給が15万円を切るとか、そういう時は何か慰めが欲しくなりました。

自分を守るためにお金がない事を、自分ではない何かのせいにしたかったです。

 

そういう時にネガティブ思考が出てきて、

『自分以外のあら探し』

を始めます。

 

ネガティブな人って、重箱の隅をつつくようなことばかり言っていませんか?

あれって自分以外の悪い部分を見つけて、相対的に自分はマシだと思おうとする心理です。

 

周りを下げる事が気持ちよくなって、ネガティブが中毒になってしまっています。

こういった考えをしている内は、豊かになれませんでした。

金運を上げる方法は、他人に嫌がらみをしない事
わたしは社会人生活の前半は迷っていたので、バイトを含めて十数社の職歴があります。 無駄に多い職場経験のおかげで、人を比較する事ができました。 そこで見えてきたのが、金運がない人は他人に嫌な絡み方しかできないということです...

 

ネガティブな人が問題解決する事はない

ネガティブな人とは5分ミーティングしただけで、うんざりさせられます。

『〇〇だからできない』

と言った、できない理由ばかり言うからです。

 

彼らが問題解決につながる事をいうのを、聞いたことがありません。

あら探しが思考の基本になって、例え青空を見ても

『まぶしくて目が痛い』

としか感想を言わないでしょう。

 

対案を出さずに否定だけするので、誰も話しかけないようになっていきます。

結果として仕事がふられないようになり、フェードアウトしていきます。

 

貧しいからネガティブになるのではなく、ネガティブ思考だから貧しくなるのです。

 

問題を解決するのはポジティブな人

ポジティブというと、ちょっと暑苦しい人のイメージかも知れないですが、そんな事はありません。

 

暑苦しいイメージの人は、ポジティブではなく、単に落ち着きがない人です。

わたしが社会人で出会って、参考になった人達はいずれも前向きに事を進める人たちでした。

 

人間は社会性のある生き物なので、近くにいる人から影響を受けます。

わたしは自分より一段上にいる人たちを参考にしましたが、いずれもポジティブな人でした。

 

脳を悲観に使うのではなく、どうやって突破するのかという事に使うのがポジティブな人です。

 

おかげで収入が低くなった時も、全く悲観することなく、

 

『バネが跳躍する前に縮むのと一緒』

と、準備期間のように捉えることができました。

 

その結果、実際に収入が大きく飛躍しました。

 

ネガティブな人は、不幸に向かって生きている

昔からある言葉

 

『笑う門には福来る』
『泣きっ面にハチ』

 

これらはいずれも真理でした。

昔の人の言う事が古くて当てはまらないと思われがちですが、人の性質に関する事は、かなり参考になります。

 

機械文明がない頃の方が、丁寧に人間を観察していたのではないでしょうか。

人というのは、感情を維持するような行動を取ります。

 

雨の日にはメランコリックな気分になり、活発な行動をしなくなるのも、そのためです。

だからネガティブでクサクサとした気持ちでいると、その気分を維持する行動を取ります。

 

だから人生が下降していくのです。

 

ネガティブな人の話が長い理由

無職の頃に窓の外を見ると、空が真っ青でした。

 

雲が流れるのをボンヤリと見ながら、ひとりで作り笑顔を浮かべました。

作り笑顔の効果としては、それだけで脳がドーパミンを分泌して幸せだと感じます。

 

ネガティブから抜け出すのに、実は理屈なんて必要ないのです。

バイトを辞めて、無職でふて寝していた経験があるわたしが言うので間違いないです。

 

ですが、

 

『どん底の時は、空を見て笑っていればいい』

と言っても、

 

「無職ばかにすんな!」

と怒る人が多いので、コメンテーターとかは長くて難しい話にしているのです。

 

ネガティブな人の話には感動が無い。

志村けんさんと弟子のエピソードで、弟子が辞めたいと言ったのに対し、志村さんが引き留めました。

 

『ダメだ。お前、この3年の間に何もやってないじゃないか。

環境を変えたら自分ができると思っているかもしれないけど、やる人はどの環境にいても絶対にやるからな。

与えられた環境で何もしていないお前は他へ行っても何もできない』

 

これは否定しているようで、志村さんが弟子の事をすごく気にかけていることが伺えます。

切ってしまった方が楽なのに、今の状態で放逐すると弟子が何もできない人になるのがわかっていたのです。

 

それに対してネガティブ発言をする人は、

 

『あなたが悪いんじゃない。〇〇が悪い』

と、あなたの負の感情を煽るだけです。

 

上辺だけで、誰の役にも立たない事を吹き込みます。

 

 

発信者をみる

ネガティブ情報を発信する人を観察して、一つの規則性を見つけました。

 

それは芸能・文化人系であれば、あまり名前が聞かれなくなった人が、ネガティブ化していることです。

この心理を推察するに、以前よりも人気が落ちた事を自分で消化しようとする時、自分以外に原因を求めているのでしょう。

 

無意識のうちに、『自分の人気が落ちたのは自身のせいではなく、日本人が劣化したのだ』とする事で、自分を納得させています。

 

いつまでも全盛期と同じ位置に居ようと、周囲を必死に下げ続けます。

こういう人達には、ユングの言葉を少し短くして紹介したいと思います。

 

『人生は山登りに似ている。

登っても下りてこないのなら、それは遭難だ』

 

山登りをした人はわかると思いますが、下山の景色や、徐々に麓が近づく安心感も良いものですよね。

 

マスメディアはネガティブが商売

人間は危機に大きな反応を示すので、注目を集める事を商売にしているマスメディアは、基本ネガティブです。

 

例えば雑誌の表紙が

 

『来年は意外と大丈夫』

『来年に迫る危機 12の災難』

 

だったら、危機の方を買ってしまいますよね。

 

それだけでなく、恐怖のストレスで人の消費行動が変わってくるので、危機のニュースばかり流します。

 

怖いニュースを流す理由

アメリカで禁煙を促すため、おどろおどろしい映像を流したそうです。

 

そうしたら、かえって消費量が増えるという結果になりました。

そこから、人間は生命に関する恐怖に大きなストレスを感じ、何かにすがりつきたくなるという結果が得られました。

 

だから悲観的なニュースの合間に、価値が認められている車や、保険などの広告が差し込まれます。

彼らはネガティブを商売としているので、半面の情報しか流しません。

 

わたしの経験では危機の裏に、必ず解決策があります。

 

 

ネガティブな番組を観なくなったら

わたしは就職氷河期の頃に、日曜日の情報番組を観ていました。

 

その番組は毎回、『救いようのない日本』という情報だけを流します。

その番組を観ていた頃は無職・フリーターでしたが、観るのをやめて氷河期に向きあいました。

 

そうしたら氷河期には終身雇用制の崩壊という側面もあり、中途採用でベンチャーに入り込むルートを見つけられました。

 

建設的な方向に目を向けたら、活路を見出すことが出来ました。

そこからは着実に人生を送れるようになりました。

 

ネガティブに浸ると気が楽になる事がありますが、実生活は絶対に良くなりません。

あなたの人生を変えるために初めにやるのは、ネガティブな話に接するのを減らす事です。

 

ネガティブな人が寄ってくる理由

ネガティブな人は悲惨な境遇を話した時、良い反応を示してくれた人に寄り付く習性があります。

他人の話にすぐに同情して、わがことのように痛みを感じる人がターゲットになります。

 

同情は人間的な美徳のように見えますが、ネガティブな人を増長させることになり、結局は誰のためにもなりません。

心理学者いわく、本人がネガティブを治したいと思わない限り、他人が何を言っても無駄だそうです。

 

シャットアウトできる人

ある起業家インフルエンサーが、SNSでアドバイスを求められました。

ネガティブな事を言った後で、全ての成否を委ねるような質問をインフルエンサーにしました。

 

それに対してインフルエンサーは「自分次第です」と返すと、具体性がない事に不満を述べました。

それに対してインフルエンサーは「甘えられる人の所にいってください。(こっちは)教える義理はないので」とシャットアウトしました。

 

わたしならオブラートに包んで、当たり障りのないやり取りをしてしまうシチュエーションです。

ですが「甘えたがっている」というのをズバリ指摘してあげた方が、本人のためです。

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